先日のエントリーでちょっと書いたポータブル電源について、色々見ていたら小容量としての200Whよりさらに小容量の99Whで120Wまで利用可能なミニポータブル電源がELECAENTAから発売されたばかりだったので興味を覚えつつAmazonの商品ページを見ていたら、クーポンを適用すると9千円くらいで買えることがわかったので、前々からこのクラスのポータブル電源に興味があったこともあり、ついポチッとしてしまいました。
同じようなタイプの製品としてJackery Explorer 100 Plusがありますが、価格がセール時でも1万2千円弱で、ACコンセントが無いということで購入するには躊躇していたのですが、SG120の内蔵電池は同じ耐久性のあるリン酸鉄で、一応ACコンセントも付いています。USBは3口(Type-C1口、Type-A2口)です。
充電機能がAC・DC・USB(PD)・ソーラーでできるものの、全てで最大30Wと多少残念なところもあるのですが、専用のACアダプターを持っていなくてもUSB-Cのケーブル経由でも充電でき、比較的小さなソーラーパネルでの充電を想定している感じもあるので、旅行に持ち出す場合にはソーラーパネルともどもコンパクトになり、物理的に壊れなければリチウムイオンで大容量のモバイルバッテリーと比較して長く使えるというのが購入のポイントになりました。
購入の際の比較対象になったJackery Explorer 100 Plusは、USB-C端子から最大100Wでの充電に対応しているので、SG120より早く充電が完了しますが、内蔵電池の性能はJackery Explorer 100 Plusの充電サイクル約2,000回と比べて、カタログ値ではありますが約3,000回と多いというのがポイントになりました。今後、もしかしたら充電入力の能力を上げた改善モデルが出るかも知れませんが、私のポータブル電源の充電はソーラーパネルによるほったらかし充電を利用することがほとんどなので、晴天時半日くらいで充電ができればまず問題はないと思われます。

Jackery Explorer 100 Plusは、発売当初ソーラーパネルと直接接続させることができるDC8020→USB-Cアダプタが本体に付属していたのですが、現在はUSB-Cケーブルのみが付属するだけで別売になってしまっていることがちょっと不満ではありました。こちらの方は、直接ソーラーパネルとつなが端子が用意されていて(ケーブルは付いていません)、本体といっしょにACアダプターおよびシガーソケットから入出力できるアダプターが付いていて、充電の多様さとこれを買うだけで他のものは必要ないという点も嬉しいところです。

ただ、シガーソケットで動く家電については別にメスのソケットの付いたアダプターを購入する必要があります。私は以前、別のポータブル電源を購入した時に600円くらいで買いましたが、写真の「シガーソケット メス DCジャック 5.5-2.1mm オスコネクタ付き」というもの別途購入すれば、このアダプターを介して家電が動きます。

手持ちの家電でコンセントでもシガーソケットでも動く9Lの冷蔵冷凍庫があったので繋いでみましたが、問題なく動きました。消費電力は本体にパーセント表示の数字と交互に表示されます。ACコンセンを差しても使えるのですが、AC出力の場合には変換効率の問題があるので、直接シガーソケットを使ったり、USB出力を使った方が消費電力を抑えられ、長く使えます。
想像していたものよりも大きくて重いのはちょっと旅行に持って行くのは大変だなと思いましたが、リチウムイオンではなくリン酸鉄を使っていて満充電3000回利用可能という大きなメリットもありますので、セール価格で私が購入した9千円からさらに安くなるなら、日常的にスマホやタブレット、パソコンなどの利用に使いながら、いざという時にはソーラーパネルとセットにして使えるので、60Wクラスの小さめのソーラーパネルとセットで用意しておくのがおすすめかと思います(晴れの環境で60Wのパネルならこのポータブル電源が最大限充電できる30Wの出力は十分可能だと思うので)。今後は自宅で使いながら、モバイルモニターにFire TV Sticを合わせて外で使うために使おうかなと考えています。