伊東温泉にある「伊東園ホテルズ」の3店舗は温泉巡りが可能になっているので入ってきた

今回宿泊場所として選んだのは、全国にある伊東園ホテルズの中でも一番料金の安い静岡県伊東温泉にある「伊東園ホテル別館」でした。ただ、さすがに安いことの裏返しとして、夕食・朝食のバイキングの品揃えという点では過去に宿泊した同チェーンの宿よりもその差というものを感じてしまいました。それでもお腹いっぱい食べて飲んで(伊東園ホテルズは均一料金でアルコール類も飲み放題)、温泉に入ってゆっくりしたいというニーズには応えられます。

ただ今回は、他のチェーン店と比べて基本料金が安いということで、ちょっと部屋のグレードを上げるためにあえて安い宿にしたという点があります。伊東園ホテルズは均一料金ではありますが、特別料理を頼んだり、部屋のグレードアップをする場合には多少高くなります。ただ今回は、LINEからのクーポンを使うことで更に安くなり、たまたま休みの日に特別室が空いていたのでちょっとその分は奮発して露天風呂付き個室というのを取りました。

ただ、写真で見ればわかるように、中庭にバスタブを置き、カランとシャワー施設があるだけのものなのですが、部屋から出ずにお風呂に入ることができて、さらには足湯だけでも冬には楽しめるような形になっています。この旅館の特別室は2室あり、部屋も2つあってトイレも2つ、別に内風呂(非温泉?)とキッチンまであり、利用する場合は二世帯くらいまでなら余裕という感じですが、いつもは10畳一間であっても広いくらいの私たちにとっては部屋の広さをもてあましてしまうほどでした。

当然、二部屋には別々のエアコンがあり、広い部屋には空気清浄機まで備わっていて、実に快適でした。宿の温泉は夜と朝に男女が入れ替わり、それぞれに一応露天風呂もあるので、部屋のお風呂と合わせて5つの湯が楽しめます。しかし、この伊東温泉にある一連の伊東園ホテルズの宿では、歩いてもすぐに行ける「伊東園ホテル本館」および「伊東園ホテル松川館」にも外来湯のような事ができるようになっています。手形のようなものは必要なく、私の場合は「伊東園ホテル別館から来ました」と言えばそのままお風呂に入ることができます。

で、今回は夜に他の2館を回ったのですが、三つある伊東温泉のホテルの中では、源泉かけ流しで、浴槽がヒノキの木風呂である松川館のお風呂が一番良かったですね。本館の方は別館とよく似た作りでしたので余計そう感じたのかも知れませんが、やはり三館の中では松川館が一番の人気であるという話も後から調べたら出てきまして、それも十分に頷けるものがありました。

温泉に入る前に、宿から駅方面へとブラブラもしてきました。アーケードのある商店街があり、駅まで15分かからないのでちょっとした散策にももってこいです。昼から夕方に出掛けたので、飲み屋街は閉まっていましたが、おみやげとして伊東では有名なお菓子「ホール・イン」を買い、さらに地元ではなかなか売っていない、今の時期部屋着として使うには便利な綿入りの半纏を購入したりと、それなりに伊東の散策を満喫しました。

翌日はチェックアウトが11時だということもあり、朝ごはんを終えたら今は宿としては営業していないものの昔の旅館の姿を今に伝える「東海館」の見学に行きました(入場料200円)。朝9時の開館を待って入ったので、ほぼ自分たちだけで古き良き伊東の温泉旅館の風情を満喫することができ、今回実のところ伊東温泉自体にはそこまで期待はしていなかったものの、かなり満足して帰ってきました。

こうした「夕食・朝食オールバイキング」の安い宿というのは、今の海外旅行客には合わないのか、今回も宿泊客で海外から来たと思しき人たちとは会いませんでした。たまたま、海外から日本に来た人たちの志向について報道していたニュース特集を見ましたが、多くの海外から来た人は、あえて宿での夕食は希望せず、外に出て自分の好きなものを食べに行くスタイルを好むのだそうです。確かに、日本に食を求めて来た人からすると、今回の宿のバイキングの食事は満足できないだろうと思いました。

そう考えると、常に食べたいものがあれば日常生活の中でも美味しいものを食べに行ける環境に私たちは生活していますので、宿での滞在時間を長くし、食事は自分の好きなものだけ取って食べるというパターンでも一向に差しつかえないと思います。もっとも、宿泊日の昼は伊豆川奈の有名店「海女の小屋 海上亭」で出汁の出た味噌汁とともに海産物を十分にいただきましたし、その辺のメリハリを付けることでトータルでリーズナブルに旅ができるということになるでしょうか。

今回、露天風呂付きの個室の魅力を堪能しましたので、また部屋が空いていれば今度は別のパターンのお風呂が設置されている宿を使うのもありかなと思っています。

カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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