前回に引き続き、車のキーホルダー関連の動向について紹介します。先日のブログで、東静岡駅のすぐ隣りにあるショッピングモール「マークイズ静岡」の駐車場からゲートがなくなり、入庫時に駐車券だけを受け取り、前面のナンバープレートの数字を精算機に入力することで料金計算ができるようになったことを紹介しました。こうした方式の駐車場は全国的にも増えているようです。
なぜかと言うと、ショッピングモールの場合にはゲートがあると入出場の時に時間がかかるので、その分混雑度合いが増えるということと、ゲートのあるなしで入場する車の数にも影響が出るという話もあります。よくある青空駐車場の場合、土地の有効活用という観点で駐車場にしている場合が多く、土地の用途が決まったらさっさと駐車場を止めて建物を建てるというような事もよくあります。ずっと駐車場として土地を提供していくのではない場合、土地を駐車場にする設備投資としてのゲートや一台一台の駐車スペースに付いているロック板を付けることでコストアップになるので、ナンバープレートを撮影するカメラと精算機だけで済むというのは、土地を駐車場として活用する側としては経費を抑える方法として有りではないかと思うところです。
ただ、最近までそうした形の駐車場を使ってこなかった自分からすると、戸惑うところもあります。先日利用したマークイズ静岡の駐車場には、入場のところに「ナンバープレートの下4ケタの入力が精算の際に必要です」という掲示があるので、普段自分のナンバープレートの番号をそれほど気にしていない自分としては、買い物に出掛ける前にメモ用紙にその都度4ケタのナンバープレートの数字を書いて持っていくというあまりスマートではない方法で駐車してしまいました。
今後のこともあり、来年には全国の大規模な駐車場を利用する際に自分のナンバープレートを利用する機会が多くなることを考えて、スマートにこうした駐車場を利用するためにちょっとした商品を購入することにしました。
といっても、昔自分もやっていたことのある、自分の車のナンバープレートが書かれたキーホルダーを新たに手に入れようと思ったのです。昔は、汎用の台座のあるキーホルダーにシールを貼って自分でナンバープレートの通りに作ったものがありましたが、今回は事前にナンバープレートの番号を業者に伝えて、それらしくスマートなキーホルダーを作って収めてもらうというものでも1~2千円くらいでできるようなので、そうした形で作ってもらうことにしました。
これには、先日車検を通したばかりということだけでなく、今後大きな事故や故障がなければまだまだ長く今の車に乗り続けようと思ったことも関係しています。そうでなくても、今後同じようなカメラ撮影でゲートなしの駐車場が増えてくれば、その都度ナンバープレートの番号をメモして出ていくようにするのはおっくうですし、そうした事を忘れてしまった場合、いったん車に戻ってナンバープレートを確認しなければならなくなります。
そうした手間を掛けたくない場合には、自分の車の写真をナンバープレートが写っている状態で撮影し、それをスマホの壁紙にするなどしてスマホを開けばすぐに自分のナンバープレートの番号がわかるようにするというような方法もあるかも知れませんが、こうした事は車に乗って駐車する時にしか使わないため、自分の車のナンバープレートをキーホルダーにして車のキーといっしょにしておくのが私にとっては一番良いのではないかと思って早々に業者さんに依頼しました。
で、出来上がってきたのが透明なアクリルに自分のナンバープレートの番号を表示したものでした。透明だけに遠くから見るとそれとは分かりませんが、見にくい場合には紙の上に置いて見ればちゃんとわかりますし、何より車まで行ってわざわざナンバープレートを確認しなくてもその場で番号を伝えられるメリットは日常だけでなく、旅先でも役に立ちます。
というのも、ホテルの駐車場を利用する際に、車を所定の位置に停めてからフロントに行ったらいきなり自分の車のナンバープレートの番号を聞かれました。ホテル側としては、チェックイン後に車で出掛けたりしたような場合、チェックするために必要なところもあるようです。きちんと番号を記憶していれば良いのですが、なかなかそこまで覚えている人もいないと思うので、こうして自分のナンバープレートの番号をキーホルダーにして持つことの意義というのはあると思います。
あと、もし不幸にして車で事故を起こしてしまい、保険会社に電話連絡している中で、契約内容の確認にナンバープレートの番号を聞かれる可能性もあります。普段はそれほど意識しなくても、いざという時のための用意および、今後増えてくるであろうカメラ撮影の上でのバーなし駐車場利用のためにも、こういう用意はあっても良いのではないかと思うのですが。