私の住む静岡でも、具体的に生活するための費用が目に見える形で上がってくることになりました。現在、静岡市で走っている静鉄バスが値上げを発表したからです。
私自身は、バス自体はそんなに使ってはいないのですが、通勤通学で毎日バスを利用している人には結構な負担になるのではないかと思います。具体的には、現在は市内190円で行ける区間があったのがその料金大系が廃止され、初乗り料金が200円になるそうです。あと、具体的な料金は走行距離に応じた料金に変わるのだそうです。また、観光客向け? という感じで静岡駅などを中心とした短距離区間は一律100円という、旅行者に利用しやすそうな料金もあったのですが、それも値上げになり150円と5割増になるとのこと。
実のところ、現在の自宅は駅から100円で行ける区間内にあったのですが、それが値上りするというのは飲み会の後の足代が上がるのでちょっとショックだったりします。ただ、そうしたケースの場合は、時刻表をよく調べないで停留所に行くと、バスが出たばかりというケースが少なくなく、そうなるとバスを待つより歩いた方が早く自宅に着くので、そこまで利用しない人がとやかく言うこともないのかも知れません。ただ、観光で静岡市内を訪れる場合、過去に100円区間のバスに乗って便利だったと思っていると、いきなり料金が上がっているということが起こるので、注意は必要でしょう。
個人的な感想として、これは運転手さんの賃金を上げて人手不足を解消するためにはどうしても必要な事だと思います。値上がりがあったとしても自家用車を維持する費用や、タクシーを使う費用と比べても安いことには変わりはないので、値上がりしたから利用を止めるという事ではなく、自分の生活パターンを変えるなどして、生活のための固定費を考え直すような事も必要になってくるだろうと思います。
代替のパターンとしては、現在でもなかなか使いたい時に使えない状況にはあるのですが、市内各所にある時間貸し(シェアサイクル)の自転車を利用するというパターンがあるでしょう。基本15分70円という低料金なので、近場で空いている自転車があればバスの代わりに使ってみるというのも手ではあります。私だけでなく静岡市に住む多くの人たちは、市内各所は平坦なので、一人に一台自転車を持っているという土地柄でもありますし、雨が降らなければバスではなく体のために自転車を使う選択肢も十分にあります。
静岡市中心部には多くの駐輪場が整備されていて、数時間の利用なら料金がかからずに利用も可能なので、今後自転車を使って用事を済ませたり観光に使ったりというような機会も増えていくのではないかと思います。ただ、市民としてはバスを使わないという選択をすると、さらにバス会社の経営は大変になってしまいますので、用途に応じて使っていくことも大事です。目の前の状況に一喜一憂しないで冷静に対応することも大切であろうと思います。
消費税による改訂以外では1997年以来と言う事ですね。25年以上よく維持してきたと思います。通学定期の割引率は40%から45%と負担軽減を図っているようですが、それでも負担増にはなります。
東京は物価が高いと言われますが、家賃以外は意外に安い。交通費は日本で一番安いのではないかと思います。それは地下鉄が充実しているのに運賃は安い事があります。
どこでもバス運転手の確保には苦しんでいるようです。給与だけでなく、カスハラが問題のようです。お客様は神様ですという、確か三波春夫が言っていたような気がしますがそれで誤解している人が多い。
運賃は硬貨が主なので運賃箱自体も重たく入庫後の事務所への持ち込みも負担らしいです。軽減するにはキャッシュレス化ですが、現金個室主義者の多い日本では進みません。
サービスの低下を最小限に抑えてコストの削減を図らなければならない。試験的にキャッシュレスバス路線も開始されるようです。将来的には全国に普及すると思います。ただ地方のローカル線にまでクレカ対応は難しいとは思います。ただそういう路線は来日外国人はまず利用する事はないと思います。1日乗車券を購入してもらう。国内の利用者はQRコード決済を導入して利用してもらう。
スマホ所持が必要になりますが、少子高齢化人口減少社会ではコスト削減の為に甘受してもらわないといけない。
それくらいの意識でないと地方バス路線はますます維持が難しくなると思います。
ケータイオタクさん コメントありがとうございました。
現在、地元のバス会社ではSuicaも使えるようにはなっていますが、別に地方会社専用の電子マネー「LuLuca」が普及しています。静岡市内ではバスだけではなく新静岡~新清水間の電車にも使えるので、それはそれで便利なのです。ただ、将来的に交通系電子マネーがQRコード決済に変わっていけば、他の交通機関でもQRコードが主流になっていくと思います。個人的にはそちらの方が嬉しいですね。
路線バスというのは基本的には地元の足として整備されてきたものであり、長い目で見れば無人運転化が進むでしょうが、それまでは何とか路線の縮小があるにしても、地方でのローカル交通が生き残れるようにユーザー側も考えていくことは大事だと思います。今回の値上げは高くなったとは言っても自分的には十分リーズナブルにバスを利用できるので、今後も良きユーザーとして利用は続けていきたいと思っています。