「サブスク」は本当にお特なのか?自分の中で何にどこまでお金を掛けるべきなのか冷静に考える

前回紹介した家電量販店「ヤマダ電機」の安心会員はこちらから解約を申し出ない限り、一年に一度4千円あまりが引き落とされる、いわば「サブスク」のサービスなのですが、現在はあらゆるサービスの中に「サブスク」という選択肢がある社会になってきています。

飲食店では一定額を払うことで定期的な物品の提供がされたり、ジムでは月額の支払いで施設を使い放題になったりしていますね。考えてみると、モバイル通信の世界では、改めてサブスクという言い方はしなくても一定額を毎月支払うことで安定したモバイル通信が提供されるので、これもサブスクの一種として考えても良いのかも知れません。

現在私が毎月支払ってサービスを受けているものとしては、アマゾンプライムを始めとしてヤマダ電機の安心会員の他に、JAFの年会費やラジコのプレミアムサービス、そして光通信を含めたネット関連費というのもその中に入るでしょう。現在払っているのは、それなりに毎月かかる費用について適正だと思っていますが、何でもかんでもサブスクにしてしまうのはちょっとどうかと思います。

基本的に、節約をする場合には必要とするものだけを買うようにすれば良いのですが、毎月何にいくらくらい使っているのかをデータ化した場合、必要最低限とした金額と、サブスクの月額がほとんど変わらないという方は積極的に使えば良いと思います。特にモバイル通信の費用というのはそんな感じで加入して使っていて、今よりさらに条件が良いものがあれば、後くされなく新しいサービスに移ることができる(止められる)ものが良いでしょう。

現在、ちょっと加入しようかどうしようか考えているのが、旧Office365の「Microsoft365」です。今まで紹介してきたのは主に月額のサブスクですが、こちらの方は個人向けであるMicrosoft 365 Personalの年間の利用権を購入することで、いつでも最新のオフィスアプリを同時に5台まで使え、インストールできる機器にはスマホ・タブレットを含め制限なし、さらにMicrosoftのクラウドサービスOne Driveが最大1TB利用できて年額14,900円(月額1,241円相当)となっています。

買い切りのオフィスアプリと比べてこれを高いと見る向きもあり、私自身もそういう感じで見ていたことは確かです。また、最新価格が値上げされたように今後もMicrosoftの考えによって値上げが行なわれ、利用コストが上がる事についても納得して使わなければなりません。ただ、モバイル用のPCとして常にネット接続をすることが前提のChromebookを使うようになって、改めてクラウドの存在価値というものを考えるようになりました。そこでキーポイントになるのがMicrosoftのクラウドサービス「One Drive」1TB利用可という事のメリットです。

実は、One DriveでOfficeで作ったファイルをオンラインで使うと、パソコンにMicrosoft Officeがインストールされていなくても、「Office for the Web」というオンラインで使えるOffice環境を利用することができます。どうあがいてもOfficeをインストールできないChromebookでも使えます。当然パッケージアプリと比べると機能制限は付きますが、Word文章をちょっと直したり、Excelで作ったデータに入力するといったことなら問題なくできます。さらに嬉しいのは、Office for the webで入力したデータは、One Drive上で使うとその都度こまめに保存しなくてもその内容が反映されるようになっています。

ちなみに、WindowsパソコンですでにOfficeアプリをインストールしている場合は、ファイルを開く時にFor the Webかアプリかを選択した上で開くことができるようになっています(ウェブブラウザから開く場合)。機能制限版のfor the webでは修正できないような変更をする場合にはパッケージ版も併用できるので、仕事やプライベートなどでOfficeを使っている場合はOne Driveとセットで使うのが便利だし当然使用頻度も多くなります。

このように便利なOne Driveではありますが、無料で使えるOne Driveの容量は5GBと心もとないので、すでにパッケージ版のOfficeを導入している方でも容量の増量は考えたくなるところです。

ちなみにOne Drive単体での利用については容量100GBのMicrosoft365 Basic(こちらはOfficeアプリは利用できません)だと年間2,440円(月額は203円相当)となっています。これだけあれば十分ということであれば、この金額はそれほど高くなく(私が現在契約しているラジコプレミアムの月385円より安い)、今持っている買い切り版のMicrosoft Officeのサポートが切れるまでは使うのも良いかなと思います。

もし、動画や写真など(スマホで撮影したものをアップロードする設定にしていればなおさら)を多く利用し100GBでは足りなくなってくるようであれば、現在使っているOfficeのサポート期限が切れるタイミングで、今後常にOfficeアプリが最新版になるMicrosoft365を購入して使うというのも、あながち悪い選択ではないようか気がします。

これをMicrosoftの囲い込みと言うのかも知れませんが、本来クラウドについてはGoogle Driveを使わせようとしているChromebookでもやはりOne Driveは便利なので、パソコン上でOfficeを使うという人であれば、導入を考えてもいいのではと思います。

ちなみに、Microsoft 365 Personalは直接Microsoftからでなく、ネット通販サイトでも販売されています。売価そのものが定価より安くなっている場合(セール時)もありますし、キャッシュバックキャンペーンも過去にはあったようです。ポイント還元の点からも1年分を購入してから安いと思った時には先に購入して、翌年はその安いもので更新するようなパターンにすれば、多少はサブスクに掛かる費用を安くできます。かなり期間が残っている場合でも、安くなった時に追加の権利を購入すれば、登録した時点からさらに一年間有効期限を伸ばすことができます。

ここでは定価より若干安い「オンラインコード版」へのリンクを貼らせていただきます。私もそうですが、通常価格ではできるだけ買わず、ここからセールでどのくらい安くなるのかという傾向をつかみ、その価格と同じかさらに下がった時が購入のチャンスとなります。一年ごとの更新はめんどくさいですが、細かなチェックを行なうことによってサブスク費用を安くできると思えばそれも良いのではないでしょうか。パソコンやタブレット、スマホを複数持って使い分けている方は、買い切りタイプの製品を使っていると、特にWindowsとMac、AndroidとiOSが混在している環境の方はソフトにかかるコストを考えると、年間ライセンスのみで複数端末で使う方が安く使えるようになりますので、そのような使い方をされている方は改めて導入を考えてみてはいかがでしょうか。

カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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