モバイル利用のためにAmazon HD8タブレットの旧機種を一台増やしてしまった理由

2022年10月末のAmazonのセールを見ていて、モバイル用途に使うタブレットについて色々と考えていました。ネットを見ていると、少し前に明らかに企業用のお下りと思われる格安でもそれなりに状態の良いLTE対応タブレットが1万円以下で出てきた時にはつい買ってしまいそうになりましたが我慢して、今回タブレットを買ってしまいました。何を買ったかというと現在使っているAmazonの8インチタブレットの現行品ではない旧機種の追加です。

AmazonのタブレットはAndroidタブレットの一種ではあるのですが、Amazonのアプリストアしか使えないので(ネットで出ている「Google Play」を使えるようにする裏技は今後使えなくなる可能性がありますので、Android化を前提にAmazonタブレットを購入することはリスクがあります)、使えるアプリに制限があります。

さらにLTE対応ではなくWi-Fiでの接続だけしかできないので、安く買えたとしても要らないという方もいるのではないかと思います。普通に考えると、LTE対応でGPSも搭載されている安いAndroidタブレットの方が色々な面で利用する状況は多いと思いますし、万人にはネットニュースでそうした企業物のお下がりを買う方が少ない費用でもそれなりに満足することができると思います。

ただ、私の場合はそれなりに満足してAmazonの8インチタブレットを使っていることもありますが、同じものが2台あった方が都合が良いことが多かったので、旧機種が残っていて、さらに3割引の7千円弱で買えるうちにということで思い切って増やしてしまいました。もちろん、今後現行の8インチタブレットの価格が下がってくれば同じ事が言えると思いますので、私が2台目を追加した理由についてここで紹介させていただきたいと思います。

現在、8インチタブレットはほぼ自宅に設置して使っているのですが、Amazonのタブレットは最少の7インチの製品を除いて、スマートスピーカーのAlexaとして使える事の他に(7インチタブレットでもスマートスピーカーのように使うことはできます)、「Showモード」という機能が付いていて、これもスマートスピーカーの製品としてある「EchoShow」と同じように使うことができます。基本的には全画面表示になり、日付・時間・登録地点の天気が表示され、スマートスピーカーでは色が変わった照明の点灯でしかないAmazonからの通知が来たような場合もメッセージがリアルタイムに表示されます。時おりニュースが表示されるので、詳しく見るために声を掛けると内容を読み上げたり動画を流したりしてくれるので、よりスマートスピーカーを使いやすくなります。

こうなってくると、当初は持ち出して色々と使いたいと思っていたタブレットを持ち出すよりも、備え付けの時計およびパーソナルアシスタント(現在は声によって各種赤外線リモコンが動くようになっているので、電灯やテレビ・エアコンなどの制御も可能になっています)として使っていると、いちいち持ち出すのがおっくうになってしまうのです。

ただ、このタブレットは外に持ち出すことによってさらに使えると実感することのできるタブレットでもあります。現在持っているタブレットの通信設定は、自宅ではWi-Fiに接続していますが、外に持ち出した場合には手持ちのスマホをホットスポット化させると自動的に接続するようになっているので、その切り替えだけを済ませておけば、常にタブレットをネット接続させることができ、さらにスマートスピーカーとして利用することができるのです。

この一番のポイントは車内のタブレットスタンドに固定して利用する時です。通常、Amazonのスマートスピーカーはそれ自体に電池は入っていないので、電源供給がなければ車内どころか外では使えないのですが、タブレットには電池が内蔵されているので、電源のないところでも普通に使えますし、もし電池が減っていても、100円ショップでも買えるUSB TypeCのケーブルがあれば、モバイルバッテリーで簡単に給電できます。車内でならシガーソケットから電源を取り、さらにテザリング用のスマホにも給電させれば、走行中にセットして、声だけでの操作も可能です。プレミアムの有料利用をしているradikoと連携すれば、ラジオの電波の状態の悪い山の中であっても、安定して全国のラジオ放送を楽しめます。また、テザリングするモバイル通信の状況によっては、動画やインターネット放送(AbemaTVやNHK+
はアプリストアからダウンロードできます)を見ながらの移動も可能です。

さらに言うと、現在のタブレットを購入した際、とある木工作家の方にお願いして旧機種のサイズに合うような木製のタブレットスタンド兼スピーカーユニットを作ってもらいました。恐らく新しい世代のものでも合うとは思うのですが、写真の製品はこちらから旧機種のスピーカーの位置をお知らせした上で作ってもらったので、これがあるだけで別に電源を必要としなくてもそれなりのステレオ感のある音を出すことができるようになっています(8インチタブレットは左右2つのステレオスピーカー付)。これに乗せるだけで音楽配信サービスや動画の音を十分なものにしてくれるので、私にとっては多機能なテレビの付いたラジカセという感じの存在になっています。

今回、自宅に置いて主にスマートスピーカーとして活用する一台と、常にスピーカーユニットとともに持ち出して外出先でのネット閲覧やエンタメ系サイトを見たり聞いたりするために持ち出すという、二通りの使い方ができるようになりました。旧機種であることに加え、Androidタブレットで使えている一部のアプリが使えないということはありますし、GPSが付かないのでカーナビとして使えないということはあるのですが、それについてはスマホと兼用しながら使えば、ある意味最強のモバイルエンターテイメント端末として活躍できるのではないかと思っています。

この文章はあえてアマゾンのセールが終わった後に書いています。もし私のように家でも外でもアマゾンのタブレットを利用したいと思う方がいたら、旧機種ではなく現行機種が年末にかけてのセールで安くなった時を狙うのが良いのではないかと思います。現在の円安の状態で以前と同じような金額まで安くなるかはわかりませんが、年末はボーナスシーズンなので、もし2台セットで安く売られるようになった場合なども、使い方によっては十分に有りではないかと思いますので、私の使い方が参考になればと思います。


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てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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モバイル利用のためにAmazon HD8タブレットの旧機種を一台増やしてしまった理由」への2件のフィードバック

  1. 車中泊初心者

    GPSがないこと、Androidアプリが使えないこと、Wi-Fi専用モデルであることを補って余るFireタブレットの便利な使い方の紹介ですね。
    車中泊のおともとしてもいいですね。

    私はAlexaが登場する以前にFireの7インチHDモデルを使っていたことがあります。
    当時Radiko録音アプリがあってそれで番組録音に使っていました。
    またお風呂でも重宝していました。

    しかしあるとき風呂でうたた寝をしてしまい、手に持っていたFireタブレットを沈めてお陀仏となりました。
    お風呂では気をつけてください。

    さて、スマートスピーカーの音声認識・コマンド機能ですが私はどうも好きではありません。
    常時聞き耳を立てていてクラウド側でロジックがまわっているその筒抜けの仕組みが信用ならないのです。
    プラットフォーマーをどれだけ信任しているかということなのですが、将来的に便利さの誘惑に負けて変節するかもしれませんが今のところ使用することを拒絶しています。

  2. てら 投稿作成者

    Fireタブレットを外で使うことのメリットは、実は車内に固定して使うことだと思っています。シガーソケットから給電していると正確な時刻を常時表示してくれ、普通タブレットを車載すると手による操作が必要になりますが、こちらの場合はタブレットに呼び掛けるだけで必要な操作が可能です。意外と事故の原因になるのが、運転中にスマホを注視することだと思うのですが、呼びかける方法をきちんとやれば、かなりの事を声だけで行なえるようになります。

    複数人で出掛けるなら操作を助手席の方に任せても良いのですが、一人で出掛ける際には良いアシスタントになります(^^)。アマゾンではスマートスピーカーにつなぐ車載用の専用品も出ているようですが、安いタブレットホルダーを追加購入すれば、タブレットで持っていた方がつぶしが効いていろいろ良い事があるように思います。

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