イヤホンジャックに繋いで音声のワイヤレス化を実現させるトランスミッターの勧め

宿泊をともなう旅や出張で様々なホテルを利用していて、一つあった方が良いなと思っていたものをようやく購入できました。「トランスミッター」と書いてもピンとこない人もいるかも知れませんが、現在主流になりつつあるBluetoothの電波を利用したワイヤレスイヤホンを、Bluetoothの付いていない機器でも使用できるように、音を出したい機器のイヤホンジャックに接続してその音を飛ばせるというものです。

普段スマホなどから出る音をワイヤレスで聞くために、イヤホンを使っている方からすると、あえて別のハードから使うのもどうなのか? と思うかも知れませんが、私がこのトランスミッターを持った方がいいと思ったのは、以前安い宿に泊まった際、個室ではなくキャビン型の部屋を利用していて、隣との壁が薄いことを実感した際です。カプセルホテルも同じような事が言えると思うのですが、左右上下の部屋との壁が薄い中、テレビを見るにはそのまま大きな音をテレビから出すと上下左右の同宿者の迷惑になります。

普通は、スピーカーから小さめの音を出すか、テレビに付いているイヤホンジャックを使って有線のヘッドフォンを使うかということになるのですが、常に手元に置きながら移動も自分と一緒にできるスマホと違って、部屋の中でちょっと動くだけでもイヤホンが耳から外れたり、もっと最悪なのはテレビに接続していたイヤホン自体が外れていきなり大きな音を出して周りの迷惑になると、個人的には結構なストレスになります。部屋に備え付けのテレビやラジオからの音を手持ちのワイヤレスイヤホンで聴ければ、音の大きさを気にすることなく部屋の中を移動しつつ色々なことをしながら聴き続けることができるようになります。

今回購入したのは、充電端子に一つ前の標準プラグであるUSBのmicro-B端子を装備したAUKEYの製品です。ポケットラジオと比べてもかなりの小ささで、きちんと管理していないと失くしてしまう恐れのあるくらい小さなものです。この製品の特徴は、イヤホン端子に接続するケーブルが最初から本体に付いており、別にケーブルを用意する必要がないということです。つまり、これ一つあればあとはワイヤレスイヤホンとペアリングするだけですぐに使えるようになります。

ただし、端子が上下で違うmicro-Bであるということと、本体を利用しながらの充電はできないようになっているのがこの製品のウィークポイントではないかと思われます。満充電までに要する時間は1.5時間だということですので、ワイヤレスイヤホンと直接接続できない機器を使う前にモバイルバッテリーから充電するなどの対応が必要になります。それでも、あるとないとでは大きな違いが出てくると思います。

トランスミッターとペアリングするのは、イヤホンだけに限りません。寝ながらテレビやラジオを聞きたい場合、Bluetooth接続のスピーカーとペアリングすれば、枕元で小さめに音を鳴らし、周りに迷惑を掛けることもなく、イヤホンのように外れる心配なく利用することができますし、アンプ付きのステレオスピーカーを小さなラジオとペアリングすれば、出力が小さくて聞き取りづらい音を大きくして多くの人と共有することも可能です。

今回の買い物はたまたま価格が安くなった時に購入したのですが、今後AUKEYの方で充電端子を今のスマホの標準であって差す方向(上下の区別)を問わないUSB Type-C対応のものが出るなら、そちらの方を手に入れた方がスマホのケーブルを流用できるのでおすすめです。また、ハードの仕様的に、充電しながら使えるかということもポイントになると思います。


カテゴリー: その他のハード | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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