利用できるサービスを念頭に置きながらモバイル通信サービスを選ぶ方法もある

外出して楽しむ機会が増えてきたとは言え、まだまだ自宅から出ないで休日を過ごしている方もいるかと思います。春のスポーツシーズン到来の中、テレビだけでなくネット配信のコンテンツも、スポーツで活躍する選手が出ることで盛り上がっていくのではないかと思う今日このごろです。

昨年からMLB(アメリカの大リーグ)の中継を一部無料で行なうようになったインターネットテレビの「AbemaTV」では、日本からアメリカに渡った選手が出場する試合を中心に生で放送していまして、現地の4月15日のテキサス・レンジャーズ対ロサンゼルス・エンゼルスの試合は、テレビを通してであるものの大谷翔平選手の一試合2ホームランの活躍を生で見ることができました。

その日のMLBの試合は、全ての出場選手の背番号が「42」だったのですが、これはMLB史上初のアフリカ系アメリカ人であるジャッキー・ロビンソン選手の背番号に敬意を表わして行なわれる「ジャッキー・ロビンソン・デー」だったのですが、一緒に見ていた家族がその事に怪訝な顔をしていたので、試合終了後、契約しているAmazon primeビデオで見放題対象になっていたジャッキー・ロビンソンの伝記を映画化した「42 〜世界を変えた男〜」を引き続いて見て、なぜみんなが背番号42を付けているかを、実際に映画を見て納得してもらえました。こういうようなネット配信の使い方というのは、昔では考えられませんでしたが、それだけインターネットを使った配信などのサービスが普通に使えるようになっている証ではないかと思います。

と、日本時間の4月16日の話から入りましたが、翌17日は同じ野球でも日本のプロ野球が一部で盛り上がっていました。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手が、前回完全試合を成し遂げた直後の登板で、8回まで一人のランナーも出さない完全試合を匂わせる投球を続けていたのでした。

基本的に、現在の日本のプロ野球はテレビ中継が減少していて、私の住む静岡ではその時間には日本テレビ制作の阪神巨人戦が流れているのみで、パ・リーグの試合など全然放送してくれないのですが、実は様々な方法で試合を生で見る方法はあったのです。それは有料の配信を使うということなのですが、今回はそうしたサービスを目当てにモバイル通信を考えてみては? というお話です。

プロ野球の試合は、現在多くのスポーツを生配信しているDAZNで見ることができますので、今回のように、急に注目の試合が出てきた場合は、私が契約している中ではauのpovo2.0では7日間だけDAZNを見ることができるトッピングを販売しています。また、追加料金を必要としないでプロ野球のパ・リーグを見る方法もあります。

それは、ソフトバンクの行なっている「ヤフープレミアム会員」向けの特典のうちの一つ、「ベースボールLIVE」経由で、ソフトバンク自体が親会社になっているソフトバンク・ホークスが所属するパ・リーグの試合をプレミアム会員向けにサービスしているのです。通常、プレミアム会員になるには月額税込508円の支払いが発生しますが、ソフトバンクのスマホを契約していたりYmobileの回線を使っている人については、無料でヤフープレミアム会員の特典を利用することができます。

今のところロッテ球団は、佐々木朗希選手をかつての村田兆治選手のように、中6日の日曜日に登板させることを考えているらしいので、今回の佐々木朗希選手の活躍によって今までプレミアム会員の特典を使ってこなかった人からすると、かなり魅力的なコンテンツになっていく可能性があります。

逆に、DAZNに入ってまで日本のプロ野球を見たくはないものの、ソフトバンクやYmobileに入ればそのまま試合が見られるという風に考えるのも悪くはありません。すでにYmobileに加入している方であれば、ライブ配信で佐々木朗希選手をはじめ、パ・リーグの試合を楽しむことができるようになります。

そういう意味からすると、今後ソフトバンク系の格安通信の中でも、Ymobileで安く端末を購入してさらにヤフープレミアム会員特典で、見たいパ・リーグの試合を楽しむようなことを考えて、Ymobileを契約する人も増えてくるのではないか? という風にも思ってしまいます。

ちなみに、私が契約している同じソフトバンク回線を利用しているLINEMOでは特典としてのヤフープレミアム会員のサービスはありませんが、あえてYmobileに乗り換えて月額2,178円で月3GBのシンプルSプランを使うよりも、普通に有料でヤフープレミアム会員に入った方が安上り(990円+508円)なのですが、どちらかと言うと配信系のサービスと相性が良いのは、高速クーポンを使い切っても最大1Mbpsのスピードで使えるシンプルMプラン(月額3,278円)の方でしょう。

前回は海外利用におけるahamoの便利な点について紹介しましたが、国内中心に使っていて、パ・リーグの試合配信を利用できるヤフープレミアム会員の他の特典にも魅力を感じているなら、Ymobileへの変更という考え方も有りだという事も状況によっては言えてくると思います。と同時に、他のMVNOやキャリアが特定の動画コンテンツがその回線を契約することによって追加料金なしに利用できるような事を出してきたら、それを目的に私自身も回線を変える可能性も出てくるかも知れません。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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