ワクチン接種の是非について

新型コロナウイルスに対するワクチンの開発競争が進む中、臨床試験を受けていた被験者のうち、重い副作用になったケースが出たということがニュースになっています。現在認可を受けている薬でも副作用が出るケースは当たり前にあるので、たとえ新型コロナウイルスに対するワクチンが日本で承認され、希望する人すべてに接種可能になったとしても、強制的に国民全員に接種させることはできないところに難しさがあります。

私自身、もし新型コロナウイルスのワクチン接種が可能になった場合、受けるか見送るのかの判断は難しくなるだろうと思います。当然副作用の問題はありますし、ウィルスが変化して流行した場合、ワクチンを打っても打たなくても感染してしまう可能性もあります。この辺は、ワクチンを打つこと自体が賭けでもありますので、安全に人との接触を最低限にしたまま生活を続けられるような状態であればあえて受けないと思います。

ちなみに、今年もそろそろインフルエンザの予防接種の予定が回ってきまして、打つなら早めの申込をしなければなりません。インフルエンザについても予防接種を受ける受けないは個人の自由で、任意での申し込みになるのですが、ここ数年は個人的理由というよりも社会的な理由で打ちに行っています。

なぜかというと、現在はステイホームしているとはいえ職場関連の人とは連日顔を合わせるので、自分でいくら気をつけていてもウィルスをもらってしまう可能性はあります。自分が原因でインフルエンザの感染者を増やし、非難されることはできる限り避けたいので、その対策としてできることの中に「予防接種」があるのです。副作用の問題については、インフルエンザの予防接種には歴史があり、私自身もここ数年打ち続けている中で、打った当日には多少体調が悪くなることはありますが、寝込んでしまうようなひどい事はありません。予防接種で用意された型とは違うインフルエンザが流行して、予防接種の意味がなくなるというリスクもありますが、その時には仕方がないと思うしかないですね。

新型コロナウイルスのワクチンについて、インフルエンザと同じように考えられない部分もありますが、きちんとした臨床試験がなされ、職場や学校で斡旋されるような状況になれば、個人としては同じワクチンを自費で打ちに行く可能性は高いです。しかし、本当に全国の学校で新型コロナウイルスのワクチン接種がすぐに行われるのか? という問題もあります。この点については、なかなかすんなりと行くようには思えないので、下手をすると来年どころの話ではなく、もっと長い期間にかけて今のような社会的な状況が続くような未来も想定しておいたほうがいいのかもしれません。

個人的には以前のようにふらっと車中泊旅に出掛けたくてウズウズしているのですが、新型コロナウイルスのワクチンができるだけでなく、多くの人が安全に利用できる確証がないまま先んじて打つのは避けようかと思っています。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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