今後の旅の交通手段には深刻な影響も

今まで、当り前に行なわれてきたサービスが、これからは同じように行かないという見通しが大きくなってきました。それは、全国規模での移動をともなう旅行について、ウィルスのワクチンができ、発生が抑えられたとしてもいったん変わった活動自粛の状況を元に戻すのは並大抵の事ではないと思えるからです。

旅行のためには宿泊する宿と、現地まで行く交通手段が必要になりますが、今回の騒動で中小の旅館・ホテルの多くはかつてない経営危機に見舞われておりまして、私が過去に訪問したところも将来にわたって安泰ではないと考えられます。この問題は個人や当該施設自体の努力だけではどうにもならないところでもあるので、いかにこの国の政府が観光業を延命させるための方策を取ってくれるのかにかかっているでしょう。

次に、公共交通機関についてですが、路線バスの地方路線についても、小中の宿と同じ構造でバス会社の営業努力だけではどうにもならない路線消滅の危機はすぐそこにあります。今回の状況の怖さというのは、そうした中小規模の事業者だけでなく、大手の企業も相当の危機感を持っているでしょう。

具体的に言うと航空業界がそれに当たります。航空機はその路線がないと困るくらい世界を行き来していますが、一部の航空会社に倒産する所が出るなど、長く運休が続く航空業界も今後の見当しは決して明るくはありません。

そんな中でも日本航空や全日空といった我が国を代表する企業については政府からの助力もあると思いますが、昨年まで安く飛行機を利用する人々の味方だったLCCと呼ばれる格安航空会社は存続できるのかと考えると、これも安泰ではないでしょう。

元々格安航空会社は、通常料金では席が埋まらないことを料金を下げることで満席にし、さらに各種サービスを有料化することで黒字化を目指すビジネスモデルであるのですが、現在は運行が再開されたとしてもこれまでのように狭い席でギュウギュウのように人を詰め込むわけにはいかないでしようし、そもそも県外への移動が厳しく制限されるような状況の中では飛行機を飛ばすだけで赤字になってしまう可能性も考えられます。

過去には、今回の状況とはちょっと違うかも知れませんが、東日本大震災の前には全国の高速道路が一律1,000円という政策があり、ゆくゆくは高速道路の料金自体も無料化されるのではないかという時代もありました。しかし、震災復興にお金がかかる中で高速道路無料化というものは一切語られなくなり、過去に1,000円+大阪府内の高速道路料金で鹿児島まで通しで車で車中泊旅行に行ったなんてことも昔話として語るだけになってしまいました。

もしかしたら、今後格安航空会社自体が無くなってしまい、数千円で日本全国を移動するような旅の形というものも無くなってしまう可能性も考えておかなければならないかも知れません。今回の騒動前であれば、安く沖縄や北海道に行く手段としてLCCでの移動と鉄道や高速バスの移動を組未合わせて安上がりに出来上がる旅の計画を立てることも可能でしたが、今後はそうした旅の方法は難しくなってしまうかも知れません。

そうなると、改めて考えてしまうのは現在の状況が昔話として語られるようになった未来に、日本の観光業と航空業界はどうなっているのかということですね。個性的な一軒宿や使い勝手の良い格安航空会社が利用できたとしても利用単価が上がってしまって気軽に利用することができなくなると、ますます観光全体がしぼんでしまうと思うので、現状ではまず、今ある経営母体を無くさないように今どうするのがいいか考えて欲しいものです。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す