ガラケー・ガラホを今後使い続けることの難しさ

現在、私が大手三大キャリアで契約しているのはドコモのみで、2回線あるのですがそのどちらもガラホ(ガラケーの一種で基本ソフトにAndroidが入っているもののGoogle Playは利用できない)での契約です。

まだ自分の中で確実に決めているわけではないのですが、メイン回線(通話用)の番号をRakuten UN-LIMITにMNPし、電話番号はドコモMVNOのOCNモバイルONEを入れたスマホで運用(Rakuten UN-LIMITの場合は、電話番号が入ったSIMを入れなくても専用アプリの楽天LINKが入っている端末に電話番号を紐付けて通話が可能です)するつもりです。この方法だとそのまま楽天SIMを入れてデータと電話を利用するよりも、通話の安定感はドコモのエリアで利用できるのでちゃんとあり、楽天本体のシステムトラブルがない限りは移行しても大丈夫ではないかと思っています。

しかし、このやり方を利用するためには、現状ではiPhoneは対応しておらず(楽天linkアプリがないためで、データ通信利用なら可)、Google Playが使えない私の持っているガラホでも、そもそもアプリをガラホで利用できるのかすらわからず、使えたとしても将来的に起こるアプリのアップデートに手動で対応しなければならないので、Rakuten UN-LIMITの通話用としてガラホを使うのはほぼ不可能だと思います。

ただ、普通のガラケーは通話・SMS用にしか使えないものの、手持ちのSH-01Jはドコモ系のデータSIMを使えば、アクセスポイントを設定して本体でのネット利用やテザリング(USB・Wi-Fi・Bluetoothとも)でのネット利用が可能なので、今回ちょっと試してみたいことがあり、それを実行してみました。

実はスマホだけでなくガラホでもドコモ以外のSIMカードが使える可能性があるSIMロック解除ができるのです。現在はドコモショップは時間を短縮して営業していますが、dポイント用のIDでログインすることで、ネット上からSIMロック解除の手続きができるのです。

具体的なイメージがわかないかも知れませんが、自局番号のSMSに届くセキュリティコードをパソコン上で入力しつつドコモのホームページ上から手続きを行なうと、「SIMロック解除コード」なる数字が送られてきます。ガラホに入っているSIMカードをドコモ系以外のものに入れ替えて改めて電源を入れると「SIMロック解除コード」の入力画面になるので、そこでコードを入力すると無事にSIMロックは解除され、他社のSIMカードが入った状態でガラホの様々なメニュー操作ができるようになります。

そこで試したのが、果たしてガラホにRakuten UN-LIMITのSIMを入れて楽天のエリアで使えるようになるのかということです。Rakuten UN-LIMITのSIMを入れてデータ通信だけでも利用可能になるのはバンド3と18(または26)に対応していることが必要だと言われているのですが、実際に試してみたところアクセスポイントの設定をしてもアンテナは立たず「×」印になり、改めて仕様書を見たところSH-01Jはバンド1と19に対応しているだけなので、SIMロックを解除してもRakuten UN-LIMITでの利用は無理なようです。

こうなると、将来的には通話のみの用途や、モバイルルーターやスマホからのテザリングをして単体でのネット利用を3Gの電波が停波するまで使うという感じになってきてしまいます(SH-01Jは3GのFOMAプラスエリアは利用できます)。

ちなみに、最初に書いた私の持っているドコモの2回線というのは主回線は4Gですが、サブ回線はまだ3G回線をわざわざnanoSIMに変えて持っているので、こちらの方をドコモで維持しつつ(SMSも利用できる無料通話が最大3,000円分付いて月額千円ほど)、Rakuten UN-LIMITのシステムがダウンした時に備えてのサブとしてしばらく維持しながら、ドコモが3G回線利用者にどのような移行プランを持ってくるのかを期待して待つのもいいかなと思っています。

ただ、そこで出てきた移行プランはガラケーやガラホでは使えないと思うので、そうなると新たな「ガラケーっぽいスマホ」のような新端末を待つか、完全にガラホを無くして完全にスマホの世の中になってしまうのか、3G終了時の日本はどうなっているのかが気になります。個人的には電話を掛ける際に物理的なボタンを押して通話できるというのは、けっこう有難く、文字の片手入力も「ベル打ち」ができるので小型のスマホにキーボードを付けて折りたたみ端末の形式でどこかが新しい小型スマホを出してくれないかなと思っているのですが。


カテゴリー: ガラケーガラホ | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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ガラケー・ガラホを今後使い続けることの難しさ」への4件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    ドコモ3G停波は2026年3月ですからあと6年を切りましたね。1回線ドコモ3GFOMAプランで維持しています。停波後にどのようなプランを提供するのか。
    ガラホのシステムがよくわからないのですが、SH-01Jの場合音声は3G、3G+Volet、Voletが選択出来ると思いました。バッテリーの持ちは3Gのみが良いので設定していましたが。
    現状3Gが有効な場合は3GとVoletが自動的に使いわけられているのでは。RakutenLinkと言うアプリを使わないと3G回線につながる事があるので従量制となっていてRakutenLinkを使う事によってVoletにのみつながるようになっているのでは。
    2G停波の場合は端末自体が全く異なり、2G3G両方使える端末は無かったと思います。その為2G停波と同時に2G端末は使用不能になったけど3GとVoletは併載されている端末が多い。
    3G停波と言ってもVoletの電波状況を確認しながら停波していくのではないでしょうか。しかしサービスとしては穴が当然出来るので3G単独サービスは停止と言う事になる。
    Voletのみのシステムとなれば現在の従量制の料金体系は意味が無くなってくる。どの程度の料金になるかはわかりませんが、通話のみの契約プランも考えられるのでは。
    楽天モバイルの場合は音声のローミング契約は無いようですね。その為海外では通常の通話方式では接続出来ない。Wi-Fiが使えればRakutenLinkで通話がどこでも可能と言うのではないでしょうか。
    着信で料金が発生しないと言うのは安心です。海外旅行が好きなので行けるようになれば楽しみです。昨年はインドネシアでLineを使って現地から日本に通話を楽しみましたが、それが一般電話にも出来ると言う事で期待しています。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    Rakuten UN-LIMITは、楽天SIMをそのまま海外で利用できて月間2GBまで追加料金なしで利用できるので、旅行中のネットの使い方にもよりますが、そのまま楽天SIMが使える地域に行く場合は、空港でSIMを買ったりする必要がなく、さらにWi-Fiをスマホがつかめば、海外から日本の電話に無料で電話やSMSができるというのが、人によってはかなりのメリットになると思います。

    と書いている中で、UQモバイルが新たな「スマホプランR」を出してきて6月1日からサービス開始なので、今回SIMロックを外したガラホでUQモバイルの利用が可能なら、ガラホを通話用とモバイルルーター代わり(SH-01Jはテザリング可能なので)にできるので、状況によっては流用するのもいいとは思いますか、やはりau回線用のガラホの方が安心ですね。つくづく、最初からSIMフリーの形でガラホも売られるようになって欲しいと思います。

  3. ケータイオタク

    UQモバイルのスマホプランRですが、通話は別ですね。頑張っているとは思いますが、難しいですね。新規参入の楽天モバイルのようにダメ元とはいかないですね。

  4. てら 投稿作成者

    言ってもUQはauのサブブランドなので、ドコモやソフトバンクユーザーを6月からのCM攻勢で引き込めればいいと思っているのではないでしょうか。

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