パソコンのメイン環境を簡略化する試みの先にあるもの

先日から何回も状況を紹介してきた、中古パソコン販売のリングローから代替機がやってきました。中古PC用の汎用らしい紙でできたケースを緩衝材を入れて大きなダンボールでさらに梱包するというかなり念入りな発送の仕方に好感が持てました。業者によってはパソコンの外箱自体に伝票を貼り、そのまま送ってくることも普通です。ノートパソコンの場合、液晶の部分が弱く変な積み込み方をされると(例えば縦でなく横に置いた上にみかん箱を置かれて運ばれたら最悪の場合液晶が壊れてしまう可能性もあるので)届いてすぐクレーム発生ということにもなりかねません。

中古のパソコンを商品として扱うということを十分考えた上で、普通に箱を立てて置くことができるような形で送ってくれることにまずは感謝し、中を開けたら元々購入したノートパソコンと全く同じサイズの製品が送られてきました。ただし製造年は1年新しいという話で、載っているCPUは世代が一つ新しいもののパフォーマンスはほとんど変わらないという話で、やはり損をしないように同じようなマシンをよく探してくるものだと思いました。

とりあえず行なったのは現行機の内容を確認した上で環境を揃え、その上で現行機の内容を初期化して返送するということになります。過去にはパソコンの環境を乗り換えるというのは、わかっていても様々なデータが色んなところに散らばっていたので、大切なファイルを移動しないまま消してしまうような失敗も多くあったのですが、最近は極力そのような事にならないように普段使いのデータをクラウドに逃しています。

どちらにしても、自宅内で使うパソコンと外出先で使うモバイルパソコンで同じファイルを扱えないと日常のモバイル運用がスムースに行きませんので、パソコンの中にインストールするソフトは極力少なくすることを心掛けています。具体的には、ワープロ・表計算か使える統合ソフトや画像を閲覧および簡易編集できるソフト、ウェブサイトのブックマークをパソコンだけでなくスマホとも共有するためのchromeブラウザと文字書きのために必須なテキストエディタ、そして私独自の日本語入力をサポートしてくれるGoogle日本語入力とその設定ファイルをインストールすれば、ほとんど前のパソコンと変わらない環境を再構築することができました。

実際、大変だったのはリングローに返すパソコンの初期化の作業の方でした。ブログを書くだけだったら日本語環境とテキストエディタだけをインストールすればいいですし、あとは自動的に写真がアップロードされているGoogleフォトを使えるようにしたり、各種クラウドの同期ソフトをインストールして、日々使っているデータに新しいパソコンからもアクセスできるようにしつつ、後日ファイルを開けないものがあったら、改めてそのファイルを開くためのソフトをネットから探してインストールすればいいわけで、新しいパソコンを使えるようにするためには数時間もあれば十分でした。

これは私のパソコンの使い方が大したことに使っていないからとも言えるのですが、このように特別な事をしなくても環境が復帰できるようにしていることで、心の余裕が生まれます。急に重い話になりますが、今この瞬間に大きな地震が起こり、津波から逃げるためにすぐ家を出なくてはいけなくなったとします。もしあらゆるデータをパソコンのハードディスクやフラッシュメモリに収めていて代わるバックアップがない場合、何よりもそのデータを保護するために大きくて重いパソコンを持ち出して逃げようと思うこともあるのではないでしょうか。

私の場合は今回の移行で改めて思ったのですが、もし全く何も持てないで逃げたとしても新しいWindows10が入っているパソコンとインターネットがあれば、今回新しくしたパソコンと同じ環境を短時間で再構築することができる自信が付きました。そうした心の余裕が何も持たずに逃げた場合の後悔をなくし、それが命を守ることにつながるのではないかと思うので、今後もこうした形でパソコンを家でも外でも使っていきたいと思っています。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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