グローバルキャビン横浜中華街ルポ その4 2つある個人用のお風呂

グローバルキャビン横浜中華街を運営するドーミーインチェーンというのは普通のホテル事業も行なっていて、そこで評判が高いのが自分の部屋のユニットバス以外にも大浴場が完備されているということがあります。

人によってはシャワーだけでも問題ないと思う方もいるかと思いますが、私の場合はできればゆっくり手足を伸ばして湯船に浸かりたいですし、そうした設備があることも宿を決める動機になり得ます。今回の宿泊場所を決めるにあたっても、大浴場ではないものの、宿泊客なら誰でも利用できる貸切風呂が2つ(ファミリーキャビン利用者にはさらにもう一つあります)用意されていることが大きかったと言えるでしょう。

当日はチェックイン開始時間の17時くらいにまずは大きな荷物を預けるために入館したものの、すぐに外出して仲間内で軽く打ち上げの夕食をとり、戻ってきたのが午後8時過ぎでした。そのくらいの時間だとお風呂は利用されているだろうと思って地下にあるお風呂に行ってみました。

貸切風呂を利用する場合、フロントでの受付などは必要ありません。リストバンドキーでエレベーターに乗って移動するためにはチェックインした宿泊客である必要がありますし、エレベーターを出たところにあるパネルで、現在お風呂が利用中なのか空いているかが簡単にわかるようになっています。

個人利用客用のお風呂は「りらく」と「ゆらぎ」で、中に入り内鍵を掛けると「利用中」の電気が点灯するようになっています。上の写真では両方の浴槽が利用中になっていますが、私が行った時には2つの中ではより広い浴槽になっている「ゆらぎ」が空いていましたので、そのまま入ってみました。

中に入ると脱衣所があり、写真のようにドライヤーも付いた洗面所も完備しています。またこの反対側にはサーキュレーターと体重計があります。マナーとしてはこのフロアを濡らさないように洗い場できちんと体を拭くことが大切です。タオルについては、キャビンの中にバスタオル1枚と小タオル2枚が用意されていますので、そのまま持って行き、汚れた分についてはそのままこの場所に置く場所も分けられています。もし余分なタオルが必要なら、その時にはフロントで出してもらうことになります。

この「ゆらぎ」ですが、個人的に驚いたのが洗い場が畳敷きだということでした。そういった設備のあるホテルは知っていますが、畳の感触が直に足に伝わり、とても気持ちが良く、これだけでもこの宿に泊まった価値があるのではないかと思います。洗い場は2つあり、3名くらいまではどちらのお風呂も同時に利用が可能です。私の場合は一人での利用だったのですが、ホテルの方からは一回の入浴に付き30分程度でお願いしますという掲示がありました。

「ゆらぎ」の浴槽ですが、大きくて立派です。一人で利用するので仕方がないとは言え、この浴槽を一人で占領してしまって申しわけないという感じがしました。そこで、急いで体と頭を洗い、早目に出たのですが、その時にはもはやお風呂に入る人が集まってきていて、すぐに入れ替えという形になりました。

ちなみに、そうしてお風呂が空くまでの時間を潰すため、漫画本が同じフロアに用意されています。ちなみに、キャビンへの漫画本の持ち込みも5冊までは可能になっているので、時間つぶしのつもりがつい続きが気になってしまった場合、そのまま持っていくこともできます。

そして翌日、早朝5時から貸切風呂を利用できるということで、5時になったのを確認してからエレベーターで地階に降りたところ、すでに昨日利用した「ゆらぎ」は利用中になってしまっていました。ただ、どうせ入るなら違うタイプのお風呂に入りたかったので「りらく」の方に待ち時間がなく入ることができてラッキーでした。

「りらく」の方は「ゆらぎ」と比べると洗い場も浴槽も小さいですが、2人くらいまでなら十分利用可能な大きさになっています。湯温はきちんと41℃前後に管理されていて、熱くなく温くもなく、朝のぼんやりとした気分を覚ますには十分でした。

ちなみに、この温度管理の仕組みの一つとしてお湯はどんな時に出てくるのか? という事を気にしている方がいるかも知れませんが、入浴時は常にお湯がいっぱい入っています。当然、浴槽に入るとお湯が溢れるのですが、改めて浴槽から上がった時に自分の体積分のお湯が何らかのセンサーで感知するのかその分のお湯が出てくるようになっています。上の写真は浴槽から上がった直後に撮ったものですが、お湯の減少が出た場合にすぐに補充されるようになっています。温泉とは違うものの、人が入った都度にお湯が足されるということは、表面に汚れが浮いたらすぐに流れていくということで、それなりに安心して利用できるのではないでしょうか。大浴場ではないものの、多少の待ち時間があっても他の人と一緒にならない安心感を求めるなら、このような仕組みのお風呂もいいものでしょう。

ただ、多くの人がお風呂に殺到してしまった場合には入浴を諦めてシャワーだけになってしまう可能性もあるので、その点については事前に理解しておきましょう。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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