月別アーカイブ: 2014年11月

ドライブの安全はまず足元から

 以前ここで紹介したことのあるホンダ・フィットに装着していた太目のタイヤは、今回の車検を機に元に戻すことにしました。ただ、その際に付いていたタイヤはかなり使い込まれていたので、そのままの状態で車検を通すことが難しいと指摘されたので、四本とも新品に交換することに。以前乗っていたワゴンRのタイヤと比べるとそれなりに費用がかかるので、先日買ったばかりのオリンパスのデジカメを買わなければと一瞬思いましたが、これはまあ仕方ありませんね(^^;)。

 タイヤを選ぶ場合に言われたのは、遠出をしないならいわゆるバーゲン品の海外メーカーの製品でも大丈夫なものの、遠出を高速道路を使って行なうことが多ければ、やはり国内メーカーの材質がしっかりしたものを購入するように言われました。物によっては安いものだと走っていなくても時間経過とともにヒビが入るものがあるとのことです。予定していた車検費用にプラスしてタイヤ代を出すのはしんどいのですが、車中泊で遠出をする予定がある以上、この出費をけちってもいいことはないでしょう。以前紹介しましたが、タイヤに関するトラブルのうち、タイヤ自体の破損やひび割れがなければ出先でも本格修理をしてもらえるように、自動車保険とJAFのサービスを二重に使うことによってもしもの場合の対処(現地修理が負担なくできる?)はできていますので、タイヤの性能にはこだわりたいところです。

 それでも、いいものだからと言って言われるままに高いものを注文することも大変なので、安心できる材質のタイヤでできるだけ安いものをということで国産にはこだわらずに(最近は国内メーカーでも製造コストの安い海外生産が多い)国内メーカーのスタンダードタイプをお願いすることにしました。低燃費タイプのものになるということで、車検後の燃費計測も楽しみです。正直、安いといっても思っていなかった出費は痛いですが、出掛けて高速に乗る場合は命を預けるものでもあります。今後年末年始に遠出をする予定のある方は、タイヤの点検も忘れずに行なってみてください。


リコールと故障との不運な関係

 新しく乗り換えたホンダフィットが車検を迎えたので、昨日いつも頼んでいる修理工場に出してきました。それなりに走行距離のある状況で買っていますが、さしあたって今回の車検を受けて2年は問題なく乗り続けられるようにしっかりとした整備をお願いしました。

 たまたまその時聞いた話で、もし問題なく車検を通したとしても、場合によってはとんでもないことに巻き込まれることもあるという事を聞きました。メーカーと具体的な車種は教えていただけませんでしたが、平成17年登録といいますから今年で9年という中古車を車検を通し、しばらくしたらミッションの故障が起きたのだそうです。当然ながら新車ではありませんし、中古車としての保証もないわけですから2年近く乗れるはずの車に継続して乗るためにはミッションをどうにかするしかありません。

 ただ、ミッションの修理といっても大変なので、中古の部品を探すか再生メーカーが動作を保証するリビルド品に交換するのがてっとり早いものの、リビルド品は価格が高く、中古品だと元の車の走行距離によってはすぐにまた同じ不具合になる可能性もあります。多少お金はかかってもリビルト品に交換したほうが無難だと説明したら、その車に乗っている方はご自身でディーラーに持っていって診てもらったそうです。そこで、修理をする場合にはリビルド品に換える以上の見積金額を出されたらしく、結局その車は廃棄に出し、別の中古車に乗り換えたのだそうです(つまり、ちょっとした中古車が買える以上の修理費を提示されたのでしょうということです)。

 それでこの話は終わりになればよかったのですが、その方が車を乗り換えた後で、メーカーからミッションの故障については製造過程での不備で、部品交換を無料で行なうことになったという話が同業者から入ってきたそうです。その時点で車は廃棄してしまっているので原状回復は当然不可能です。もし、もう少し早くメーカーが無料修理を行うことを発表してくれていたら、一切費用がかからずに車に乗り続けられていたわけですから、かなりその方は運が悪く可哀想だとおっしゃっていました。ただ私もいつこのような運の悪い故障に見舞われる可能性は0ではありません。恐らく、全国的に多くのミッション関連のトラブルがあったため、メーカーが動いたということなのでしょうが、もっと早く情報を出しメーカーの方から動いてくれないと、同じようなことは今後も頻発するのかも知れませんね。

 そう考えると新車保証が切れてしまい、それでもまだ十分乗れる新車登録後5年~10年あたりの車を選ぶ場合は注意した方がいいのかも知れません。それまでのリコール情報がいつどれくらい出たものかということだけでなく、インターネット上での口コミ情報も将来リコールとして発表される可能性のある不具合が眠っている可能性が無きにしもあらずと思った方がいいのかも知れません。まさしく、今の私の車がそんな感じの車なので不安ではありますが、長く安定して使える車であってほしいものです。


オリンパス デジタルカメラ Stylus 1

 前日までは全くノーマークの買い物をしてしまいました(^^;)。最近の私の買い物の仕方は、事前に購入したいもののリストアップを行ないつつ、できるだけ下がったのを見はからって底値に近いところで購入するのを良しとします。どうしても必要に迫られて買わなければならないものは果たして値段が下がっていくかわからないものを下がるまで待っているわけにはいきませんが、安定した供給があり、時間の経過とともに下がっていく見込みがあるものなら、それほど急いで買いに行くというようなことはしなくなりました。こうした消費行動が日本の景気を停滞させているのだと言われれば返す言葉がありませんが(^^;)、実際に当初の目論見通りに下がってきたのがオリンパスのコンパクトデジカメStylus 1でした。

Dsc_0025

 購入したのは大型家電量販店のアウトレットコーナーで、値下価格は約35,000円でした。発売されてしばらくして5万円前後で価格が安定していましたので、後継機のStylus 1sの登場により一気に安くなったようです。新機種との違いはインターバル撮影のサポートや9段階のステップズームが主なところで、基本性能自体のアップグレードはそれほど行なわれなかったようです。それなら安い旧機種でもいいのではと思い購入に至りましたが、今回の購入で、レンズ交換式のカメラをこれ以上追求することはやめ、あくまで小さく持ち運びやすいコンパクトデジカメで旅の写真を撮影する方向に向かおうと思います。

 このカメラは小さくて重さも400gそこそこと持ち運びにはかさばりませんが、現在持ち歩いている同じオリンパスのXZ-10のようにフラットな形状ではないので、常に持ち歩くことはしないと思いますが、何よりもケーブルはXZ-10のものを使い回せますし、電池はPENシリーズのものを使い回せるので液晶画面の保護シートを買うくらいで追加投資がほとんど必要ないのもこれを狙っていた一因です。35mm換算の28-300mm F2.8通しというレンズ性能は評価が高く、さすがに大型センサーを付けたレンズ交換式カメラには画質の面では劣りますが、考えてみれば今私が乗っているホンダ・フィットのような小型でも使い回しのきく製品に仕上がっているような気がします。

 あと、スマートフォンとの連携がWi-Fiで可能なのが嬉しい所で、専用アプリを導入すれば単なる本体の画像をスマートフォンに取り込めるというだけではなく、スマートフォンの画面をファインダーのように使ったり、リモコンでシャッターを切ったりカメラの電源オフまでやってくれます。こういう機能は、スマートフォンの進化がなければとても実現できなかったと思いますし、今後は電池の持ちに影響が出ないようリモートコントロールをBluetoothでできるカメラが出てきてほしいですが、現状でここまでできればたいがい満足できるでしょう。

 先述の通り、以前から同じオリンパスのコンパクトデジカメやレンズ交換式カメラを持っていたので、Stylus 1でも使える周辺機器として私が持っているのはケーブルの他、外付フラッシュやワイヤードリモコンになります。交換レンズがいらないタイプのカメラのため、ミニ三脚やブロワー、クリーニングキットと一緒に持ち歩いてもそれほどかさばらないのは旅に持って行くカメラとしてはかなり大きなポイントであると思います。今回私が購入した値段が底値ではないかも知れませんが、気軽に撮影できる旅用カメラを探している方にとっては、ここにきて値段が下がってきたのは朗報でしょう。今後安く店頭で見掛けたら検討してみるのもいいかも知れません。



Jetboil MiniMo ストープへの期待

 車中泊で勝手気ままに旅をしたいと思っておられる方にとって、就寝スペースを確保した後に何とかしたいと思うことのトップに来るであろうと思われるのが旅行中にお湯を確保したり調理するためにどうするかということでしょう。車中泊にはオートキャンプ的なものから道の駅や高速道路のサービスエリアで仮眠を取りながら移動するようなものまでさまざまですが、単に車中泊のためというよりも、災害時に簡単に使え役に立つようなキャンプ用の調理用具をそろえておけば便利です。私自身もここで紹介しているものだけでもかなり多くの散財をしたのですが(^^;)、とりあえずこれ一つあればいいと断言できるようなものというのはなかなか見付かりませんでした。しかし、まだ日本では発売されてはいませんが、新しいジェットボイルがすごいらしいという話を聞き、確かにこれは車中泊用兼防災用品として秀逸なものではないかと思いました。

11111

 ジェットボイルというと、お湯を沸かすことを主目的に作られたようなバーナーとクッカーのセットで、カップラーメンやコーヒーを飲む程度の湯沸しならあっという間にできてしまうポテンシャルを持っているものとして認知されていますが、極端な話、単なる湯沸しに1万円以上かけるのかと思うと、どうしても早く湯を沸かしたいという人でないとなかなか購入に思い切れないような気がしていて、私もまだ購入にはいたっていません。しかし、上の写真にある「ジェットボイル MINIMO」は、広口のアルミハンドルが付いたクッカーに、とろ火調理も可能な火力調節機能が付いているとのこと。つまり、これを使うと単なる湯沸しだけでなくご飯を炊いたり煮込み料理もできるようになるわけです。ガスカートリッジを含めた装備一式もコンパクトにまとまりますので、とりあえずこれ一台を車の中に入れておけば現地調達した具材を使って簡単な調理にも使えるようになりそうです。

 現在、この製品はアメリカでは130ドルくらいで売られていますが、日本ではまだ発売されていません。日本の販売代理店であるモンベルがどうするかというのが今の関心事なのですが、先日モンベルショップで店員の方に聞いてみたところ、現在は日本で販売できるかどうか調査中といったところなのだそうです。ただ、モンベルのホームページにはすでに発売間近であるような記載もあるので、興味のある方は以下のリンクにある一番下の紹介文をご覧下さい。

http://about.montbell.jp/release/disp.php?infomation_id=266

 日本での販売価格は税抜き17,000円を予定しているようです。キャンプ用具を使ったことがない方からすると、カセットコンロと比べると相当高いという印象はぬぐえないかも知れません。しかし製品の内容を見ていくと、かなり多くの方が注目する製品ではないかと思います。この冬に間に合うかはちょっとわかりませんが、限られたスペースの中に入れて持ち運ぶものとして、新しいジェットボイルの販売が本当に楽しみです。


丸富製紙 ペンギン ワンタッチコアレス 6R(シングル)

 今まで自宅でのトイレットペーパーは、ずっと二枚重ねのダブルタイプを使ってきたのですが、今回は災害の時に使えるのではないかと思い、シングルタイプで長尺のロールを試してみたいと思い、近所のドラッグストアを物色してきました。

Dsc_0017

 本当はシングルで180メートルというものがあれば良かったのですが、時代はシングルタイプよりもダブルやトリプルという柔らかく使い心地の良いものが売れ筋になっているようで、今回探した中で一番条件に合ったシングルタイプが、今回紹介するペンギン ワンタッチコアレスという芯のない再生パルプで作られた130メートルのものでした。

Dsc_0018

 こちらの勝手な思い込みとして、芯なしのトイレットペーパーは普通のトイレットペーパーホルダーには付けられないものとの認識がありましたが、今の芯なしというのはちゃんとホルダーにセットできるようになっているのが、今さらながらびっくりしました。この稿での目的は、車内に持ち込んで使うためトイレットペーパーの芯を取り出して中から紙を出して使うタイプのトイレットペーパーケースで使うということだったのですが、これなら何とかなりそうです。隣に置いてあるのは今までケースの中に入れていたダブルのトイレットペーパーですが、かなりサイズが大きいことがわかります。

Dsc_0019

 何とか力技でケースの中に押し込んでジッパーまで閉める事ができました。芯の代わりになる部分のみこのタイプの芯なしペーパーでは硬くなっているので、中を引っ張って出すことも簡単です。硬くなっているのでトイレットペーパーとしての使い方こそできませんが、水には同じように溶けるので、ゴミを残さないという点ではエコな製品だと言えるでしょう。

 実際の使い心地についてですが、シャワートイレとセットで使う分にはそれほどストレスは溜まりません。ただ、そうでないと何回も重ねて使わないと気持ちが悪いと感じる方もいるかも知れません(^^;)。ポータブルトイレを持っている方は、できれば携帯用のおしりシャワーとセットで使われる方がいいと思います。

 ただ、車内で使う場合はトイレ用としてだけではなく、キッチンペーパーや汚れ拭きなどの用途で使う場面も出てくるかと思います。そんな時にはこの長尺で長持ちするロールを使っているメリットが出てくるというものです。自宅でのこのペーパーの評判はダブルに慣れすぎているせいか芳しくないのですが(^^;)、それなら災害時の備蓄として残りを置いておくのも無駄ではないように思います。今後はさらに長尺のものも物色してみたいとは思いますが、この製品の114mm×130Mというサイズ以上になるとケースに入らなくなってしまうので、私と同じようなケースを使われている方はまずサイズの確認からされるのがいいだろうと思います。


待ち望んでいた三菱鉛筆のシャープペンシル「クルトガ0.7mm」

 三菱鉛筆のシャープペン「クルトガ」と言えば、今さら説明の必要がないくらい多くの人に支持されています。書き続けていくと普通のシャープペンシルなら芯の太さが偏るように削れていってしまいます。そうした不具合をなくすため、考えられたのが芯が回って常に尖るようになる構造を持つこの製品でした。

 実は私もこの製品が出てすぐ購入し、現在も使ってはいるのですが、芯の太さ0.3mmと0.5mmのものしかないのが不満でした。限られたスペースの中にできるだけ多くの文字を書くなら細いものがよく、学生が好むのもわかるのですが、それほど筆圧をかけずに楽に書くのだったら太いものの方が私には書きやすいのです。

 私のシャープペンシルの好みとして、パソコンのない時に長い文章を書くという目的ですと、あえて0.9mmを使っていた時もあったのですが、マークシートに使ったりオールマイティーに使えて書きやすい0.9mmと0.5mmの間の0.7mmのシャープペンシルを好んで使うようになっていたので、なぜクルトガに0.7mmが出ないんだと以前から思っていました。

Dsc_0023

 そんな中、ようやく0.7mmのクルトガが発売されたというニュースを知り、速攻で入手してきました。0.7mm発売に合わせて、赤色の芯の入ったものも出ていましたので替え芯と合わせて購入しました。使ってみての書き味は本当になめらかで、安定した文字の大きさで書き続けられるのが気に入りました。また、赤の芯については消しゴムできれいに消えるのが売りになっているので、ノートを取る場合に組み合わせて使うと重宝するでしょう。芯の太さが偏ると、太い芯であればあるほど尖った部分とそうでない部分との差が大きくなるので、個人的にはさらに太い、0.9mmのクルトガが出てきたらそれはそれで楽しみなのですが。

 私自身、このブログの文章もそうですが、ほとんどパソコンのキーボードから入力していて、筆記具で字を書く機会は減っています。しかし、パソコンおよびスマートフォン、タブレットは電気がなければ動きませんし、ある意味災害用としても頼りになるのは手になじみストレスを感じにくい筆記具であるとも言えます。人によってはこの太さは合わない方もいると思いますが、興味のある方はぜひ店頭で試し書きしてみて、その書き心地を味わってみていただきたいと思います。


少し飲んで残りは持ち出す 冬のコンビニコーヒーはラージサイズ?

 2014年も11月に入り、日本全国はかなり冷えてきたという印象があります。そんな中、冷え切った体を暖めるため、温かい飲み物が欲しくなる季節です。車で移動中に手っ取り早く温かい飲み物にありつくためには自動販売機の缶飲料というのが一番てっとり早いですが、ブラックコーヒーなら、コンビニで抽出するコーヒーをステンレス真空マグボトルに入れるというパターンを個人的にはおすすめしたいところです。

 そういうところで、前回紹介したのがレギュラーサイズのコンビニコーヒーを全部マグボトルに移してしまうことでしたが、今回はあえてラージサイズのホットコーヒーを頼んでみました。

Dsc_0022

 前回も今回も利用させていただいたセブンイレブンのコーヒーですが、レギュラーサイズで150ml、ラージサイズで235mlと言われています。写真のマグボトル、タイガー魔法瓶のMMP-G020は容量が200mlなので、限界いっぱいまでマグボトルに入れても、多少残っています。コーヒーの保温という観点から言うと、できる限り中を満たすことでカタログの保温性能に近くなります。それでいてこれだけ余しているので、残りを飲んで多少体を暖めてから出発し、ボトルに入れてあるものは後でゆっくりと楽しむといったことができます。

 今回利用したセブンイレブンのラージカップは、入れてそのまま持ち運ぼうとするとレギュラーサイズと比べて若干ふにゃふにゃになって安定が悪くなるので、相当ノドが渇いている時でないとホットのラージサイズは頼まないと思います。しかし、その大部分をきちんとフタが閉まって保温可能なマグカップで持ち運べるなら、ボトルに入れた残りをまずいただき、後でゆっくりといただくことができるラージサイズコーヒーをあえて頼むパターンもこれからの季節では有りですね。


災害時 マルチに使えるトイレットペーパーを選ぶ

 旅先に持っていくため、車内にキープしているトイレットペーパーは、最初に芯を取り出して中から引き出すタイプのトイレットペーパーホルダーに入れて用意しています。ティッシュの方が柔らかくていいだろうという方も多いと思いますが、まずトイレットペーパーの方が値段的に安いですし、さまざまな用途に使えるので、私の場合はティッシュはポケットティッシュでまかなうようにしています。

 今回、たまたまテレビを見ていて、「丸富製紙 アミティソフト180」という製品があり、6ロールでシングルタイプなのになぜか他の製品より単価が高い(700円前後)のが気になりました。

 この商品名に付いている180というのは1ロールあたりの長さで、この製品は180メートルと一般的なトイレットペーパーと比べるとかなりの長さです。それでいてサイズがそう変わらないというのはシングルタイプであることと、かなり薄いものであることがうかがえます。さらに多くのトイレットペーパーに付いているミシン目も付いていないのだそうで、この種のものは旅行用および災害用のトイレットペーパーとしていいのでははないかと思いました。

 災害時やキャンプで水が使えないと、汚れたものを何かで拭く必要が出てきます。食器を拭くのには使った後で燃やして処理できるトイレットペーパーはかなり使い勝手がいいと思います。1ロールで使える量が多いので備蓄するにもかさばらなくて済み、使い出してもしばらくは使っていられる安心感も出てきます。

 ただ、規格内の大きさでより長いということは、従来のものと比べて薄くもなるということで、シングルで薄いというのは、よく公衆トイレで見掛ける業務用のものに近い使い勝手に近づいていくことにも繋がるでしょう。いざという時のものであっても、どのくらいの長さとクオリティーで妥協するのかというのも選ぶ際のポイントになるだろうと思います。

 ちなみに、私の回りではシングル180メートルのものは見付けることはできず、同じ会社で出しているものでは、シングルの芯なしタイプで130メートルのものは6ロールで500円以下という価格で見付けることができました。もしかしたら使用感とのバランスを考えると、このくらいが日常使いにはいいのかも知れませんね。この件については、それほど高いものではないので、厚さごとの製品の使い勝手などを調べた上で常備すべき製品というものを選んでみたいと思っています。


コクヨ 防災用救助笛(ツインウェーブ)DRK-WS1

災害用品の中には、非常用持ち出し袋に入れて日常持ち歩くことを考えないものがある一方、常に身に付けておいて緊急の時に備えるためのグッズもあります。今回紹介する災害用のホイッスルは後者の性質を有するもので、外出時には身に付けておきたいものです。

なぜホイッスルを携帯するかというと、自分の居場所を知らせるためだったり、周辺の人間の注意を引き付けるためだったりしますが、自分の声だけでは通らなかったり、そもそも大声を連続して出すことができない場合には息を吹くだけで大きな音の出るホイッスルは重要な役目をすることになるわけです。具体的には倒れた家屋の中に挟まれて身動きができない場合、自分の居場所を見付けてもらうのが生きのびるための確実な方法です。災害時には救援ヘリの音で声がよく通らないという事例もありますが、高音で鳴るホイッスルはいざという時の命をつなぐ物として、常に持っておいた方がいいと私は思います。

今回購入したコクヨのホイッスルは、人の耳に最も聞こえやすいと言われる3,000Hzから5,000Hzの音のうち、上と下の音域に近い2種類の音を同時に出すよう作られているので、高音が聞きずらい人にも聞こえるよう調整されているのだそうです。さらに常時携帯のために様々な工夫がされています。形は平べったくなっていて、黒い部分は口で吹くところのキャップになっていて衛生的です。ホイッスル本体とキャップは繋がっていて、外しても分かれることはないようになっています。

また、裏返すとキャップの裏の部分が出っぱっているのですが、これはネックストラップに通して密着するようになっていて、ホイッスル自体に付いているストラップの紐でネックストラップに固定することでさらに落ちにくくなり、名札や携帯電話と一緒にしておけます。

私の場合は携帯電話とスマートフォンにネックストラップを付けていますが、その時の状況によって付け替えることができるようにしています。この元の部分にホイッスルを付けることにより、電話を持って移動する場合には常にホイッスルも携帯できるようにしています。ネックストラップに電話を付けると重くなったりぶらぶらしていやだと思う方もいるかと思いますが、個人情報を流出させないという観点で考えると、ストラップが切れない限り無くすことは考えられないので、つい置き忘れて拾われて使われてしまう危険性を回避できます。もし私と同じようにネックストラップを使って携帯電話やスマートフォンを活用されている場合、このホイッスルも一緒に付けておくと、バッグ類などの小物を持っていなくてもいざという時の備えになります。

ちなみに、以前私が使っていた100円ショップで購入したホイッスルは、自分の身元を示すメモが中に入るよう工夫されてものだったのですが、中からその用紙を取り出すためにスクリューキャップになっていて、これがストラップが揺れることでキャップが緩み、肝心なホイッスルの部分が落下してしまう事が数回起こりました。ふと気が付いたらホイッスルがないのでは話になりませんので、今回改めてストラップが切れない限り外れる心配のないものを購入しました。一個定価500円(税抜)とそれほど高いものではないので、家族の人数分を確保しておくと安心な一品ではないかと思います。


低額・低速SIMカードで使うカーナビアプリを選ぶ

 新しく車を買う場合、カーナビの搭載有無については以前ほど深刻に考えなくてもいいようになってきたように思います。というのも、各種スマートフォンで使えるカーナビアプリがかなり充実していることを多くの人が知っているので、車の中でスマートフォンを固定することができれば、手持ちのスマートフォンをカーナビにできてしまうということがあります。

 ただ、一口にカーナビアプリといっても色々な種類があります。以前にも紹介したことがありますが、今回は以前紹介してこなかったタイプのものも含めて紹介したいと思います。

 分類的には有料・無料の区別がありますが、無料のアプリであるからといって全て無料で使えるわけではありません。例えば、「カーナビタイム」というアプリは無料でインストールできるものの、使うためには月払か年払を選んで運営会社に支払うことが必要です。カーナビタイムの場合、クレジットカード決済での月額は500円と、今私が使っているワイヤレスゲートの低速SIMカードの通信料金480円より高いのです。

 同じ有料でも、Google Playのような公式サイトからダウンロードする際に課金されるものもあります。私がインストールしていたNavieliteは年額3,800円ですが、これも計算すると月額317円と結構な負担になることがわかるでしょう。これらのアプリに共通することは、料金を払い続けているうちは圏外でも使えますが、たとえ圏内であっても料金の更新を忘れたら起動もできなくなります。地図データはダウンロードしていてもそのデータを流用することもできません。このようにカーナビアプリを使う場合は、金の切れ目が縁の切れ目であることを理解の上、いざ使おうと思った時に更新切れにならないように気を付けることが必要になってきます。ただ、Navieliteについては、以前から車載用として使われてきたカーナビと同じような使い勝手があり、スマートフォンでも以前のカーナビと同じように使いたいと思われる方には、使いやすいのは事実です。

 次に、市販のカーナビ製品のように、いったん購入してしまえば地図は古くなるものの数年後だって問題なく起動して使える買い切りタイプのアプリです。パソコン用の地図ソフトの時代から製品が出ていたMapFanにカーナビ機能が付いた「MapFan2014」(これを書いている現在の最新版)です。このシリーズはiOSでは定番だったものを昨年からAndroid用に移植されたものが販売になりました。価格はNavieliteと同じ四千円弱ではあるのですが、新製品発表の際に100円から売り出され、どんどん価格が上がっていき定価に戻るようなことが2年連続で行なわれました。来年度の2015年版がいつ売り出されるかわかりませんが、もし定価より安く購入できるなら、すぐに使う予定がなくてもとりあえず買っておけば、電波が届かない場所を通るようなルートを案内してもらう必要に迫られた場合でもカーナビが使えることになります。なお、同社が発売しているカーナビアプリには年号の付かない「MapFan」というアプリもありますが、こちらのシリーズは月額および年額で地図更新サービスができるものの買い切りではないNavieliteと同じタイプのものです。このブログで紹介しているのは「MapFan2014」のように最後に年号の付く買い切りタイプの製品ですのでお間違いにならないようにしてください。

 そして最後になりますが、今私がメインで使っているカーナビアプリが全てが無料で使える「Yahoo!カーナビ」です。ただこれにも注意点があって、オンラインでネットに繋がっていないと地図データを含む情報を入手することができなくなります。そのかわり、3Dでの表示や渋滞・通行止情報のリアルタイム更新などもカバーされ、かなり使いやすいアプリになっていると思います。山の中で人家のない所だと人口カバー率で100%に近いドコモMVNOのSIMカードを使っていても表示が途切れる場合があるかも知れませんので注意が必要ですが、全く行ったことのない町の中を目的の施設に行くような場合はこのアプリでも十分実用になるでしょう。

 私の契約しているSIMカードにはSMSサービスを付けてあるので月額630円になっていますが、月480円の通信費でもFOMAプラスエリア対応の端末で使っていれば普段はYahoo!カーナビを使い、オンラインでの継続使用が厳しい場合にMapFan2014をという感じで使い分けるのが一番合理的ではないかと思っています。あとは、いざという時に悩まないで使えるように2つのアプリの操作の違いに慣れておくということができれば完璧です。これからカーナビアプリを使おうと思っている方は、以下のサイトでMapFan2014の後継アプリが発表されるのを待って購入した方が安くアプリを導入できますので、とにかく安くカーナビアプリを使いたいと思っている方はチェックしてみることをおすすめします。

http://www.mapfan.com/