月別アーカイブ: 2014年9月

車内荷物の結露対策

 先日、雨の日に人を乗せて買い物に行ったのですが、多く人が乗っている分、ガラスの曇り方が半端ではなく(^^;)、大変だったのですが、翌日何気なく荷室の方を見たら、何やらしっとりと濡れているような感じが。

 あわてて確認してみると、後方荷室に直に置いてあるものと、コンテナボックスの外周が全て濡れていました。最初は雨漏りかとも思ったのですが、上から水がたれている感じはなかったので、もしかしたら下から水が上がってきたのかと思い荷物を出してスペアタイヤ収納部を見てみました。

 するとそちらの方にも水で濡れている気配はなかったので、これは車内の結露で濡れたものだとわかりました。一通り濡れたものとコンテナボックスの外を乾拭きし、念のため荷物は車外に出して一日外で乾燥させましたが、コンテナボックスの中は濡れてはいませんでした。

 恐らく、私が車を購入してから同じような状態を繰り返していたことが予想され、コンテナボックスに貼ってあった商品名の書かれたシールが結構ボロボロになってしまっていました。これはしっかりと荷物の確認を徹底する必要がありそうです。

 私の車の場合は幸い水漏れはなく、結露は直置きのものとコンテナボックスのまわりだけなので荷物を載せたままでも気付いた時に水気がなくなるまで乾拭きすればいいとは思いますが、天気のいい日には荷室を空にして乾燥させることも必要だなと思いました。

 また、水分を吸収する家庭用の乾燥剤を車内に載せることも行なった方が確実でしょう。私のように車に荷物を満載している方は、これから日中と夜との気温差が出てくる場合には、車内の結露に注意した方がいいでしょう。せっかく用意したものがいざ使おうと思った時に使いものにならなくなるとこまりますので、まめに車内の確認および結露していた場合にはまめにふき取るなどの対策を行なうようにしたいですね。


ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン MR03LN USBおよびWiFiテザリングによる速度計測

 新しく契約したぷららモバイルLTE 定額無制限プランですが、外で使うことを考えた場合、モバイルルーターの中にSIMカードを入れて運用しているので、一番電池の持ちがいいBluetoothによるテザリングを主に使っています。ただ、スピードのロスがあるのは間違いないため、今回改めてUSBによるテザリングを試してみました。

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 Windows7の入った普通のノートパソコンにUSBケーブルを繋ぐことで、ルーターで受信したLTEのポテンシャルを余すことなく伝えられることが予想されます。実際に計測した値は以下の通りです。

—— BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ——
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.5001
測定日時: 2014/09/08 14:03:59
回線/ISP/地域:
————————————————–
1.NTTPC(WebARENA)1: 2.92Mbps (364.57KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA)2: 2.85Mbps (356KB/sec)
推定転送速度: 2.92Mbps (364.57KB/sec)

 ご覧のようにぷららが上限としている3Mbpsに近い値が出ました。同じくらいの時間でBluetoothによるテザリングで出た値は1.2Mbpsから1.7Mbpsくらいなので、やはりかなりのロスがありますね。こうした結果を踏まえると、Bluetoothでかなり速度が落ちた場合には一応USBによる接続を試してみることが大事だということでしょう。

 そして、Bluetoothテザリングほど電池は持ちませんが、多くの端末とワイヤレス接続できるWi-Fiによる接続も試しました。

—— BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ——
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.5001
測定日時: 2014/09/08 14:40:41
回線/ISP/地域:
————————————————–
1.NTTPC(WebARENA)1: 1.41Mbps (175.65KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA)2: 1.31Mbps (164.28KB/sec)
推定転送速度: 1.41Mbps (175.65KB/sec)

 個人的にはもう少し早いかと思っていたのですが、この値ならBluetoothで接続できるならあえてWi-Fiを使わない方がいいかなと思えますね。

 こうしてみると、使う端末にもよると思いますが、USBケーブルでモバイルルーターを使いながら端末の充電もできるハードがあれば必要に応じてケーブル接続することでよりこのSIMカードが持っているポテンシャルを最大限に生かした使い方ができると思います。具体的に言うと、タブレット端末にある端子でmicroUSBしかない端末であっても専用のクレードルと接続すれば電源は別に取れるとか、最初から電源端子とmicroUSB端子が別だとかいうものがあれば理想です。残念ながら私の使っているハードはことごとくmicoUSB端子のみというものが多いですが、今後10インチのWindows8.1搭載タブレットあたりも安くなってくれば手に入れたいと思っているので、選ぶ場合には複数のUSB端子があるものを選んだ方が後々で後悔しないのではないかと思いますね。


有料放送が独占中継するコンテンツについて

 2014年9月に入り、日本中で盛り上がっているのはスポーツのニュースで、テニスのグランドスラムと言われる4大大会の一つ、全米オープンで日本人選手が活躍していることでしょう。しかし、スポーツニュースでは何回も試合の様子が放送されるものの、肝心の試合の様子を通しで見ることができる人たちは限られます。それは、テニスではウィンブルドンを除く大きな大会を、日本選手が活躍する前から放送してきたBSの有料放送WOWOWが放映権を購入しているからです。

 現状では試合の様子を全て見るためには衛星放送の見られるテレビとアンテナをセットし、新規加入の手続きを取る必要があります。WOWOW自体、さまざまなチャンネルがある中で生き残りをかけて必死だと思いますので、今回の日本人選手の快進撃を多いに喜んでいることでしょう。経営の厳しい衛星放送の立場からすると、こうした商売をしていかないと業績が伸びていかないので、試合を見たかったら加入してほしいというスタンスを崩すことはないでしょう。しかし、一視聴者である自分からすると、たった数試合のために月額の加入料を払わなければならないのかとつい思ってしまいます。

 先日加入したインターネットブロバイダー「ぷらら」では、さまざまな動画を見ることのできる「ひかりTV」のサービスの一部を追加料金無料で楽しむことができるようになっていますが、実のところ自分で見たい番組については番組ごとに有料になっていて、うまく考えているなとしみじみ感じています(^^;)。しかし考えようによっては番組ごとに数百円のお金を払って見ることのできるシステムというのは、特に私の地域で見られない地上波チャンネルのオンデマンド放送については場合によっては購入してまで見たいものもあったりします。基本的には本放送と同時ではなく、生中継でもありませんが、インターネットがない時代には見るには放送されている地域まで行くか、友人に録画を頼むしかなかったことを考えると、便利になったものだと思います。

 スポーツ中継はできれば生で臨場感を楽しみたいものですが、現状では全米オープンテニスの試合は、NHKや無料の放送の中でも試合の中継録画すら放送される気配はありません。どうしても見たい方は直前に契約して1月分の加入料を払い、すぐに解約するという手段しかありませんが、こうしたトーナメントの試合は応援する選手が活躍できないですぐに負けてしまう可能性もあるので、人によってはたった一試合で一月分の視聴料を払う気でいないと駄目だということになります(WOWOWでは加入月には料金がかからず、一か月+αの期間番組を見ることができます)。

 個人的には生中継は無理でも、録画を翌日くらいからネット上で有料購入して見られるような仕組みを作ってくれないかなと思いますね。今後、頻繁に日本人選手がテニスのグランドスラム大会で活躍するようになったとして、ウィンブルドン以外の大会の放映権をNHKがいいところだけ買い取るようなことになれば、それまでのWOWOWの経営努力を根こそぎ持っていくような感じになるのでそれはそれであまりいい気持ちはしません。純粋に試合を見たい人に対してこれまでの月々契約以外の視聴方法によって収益を上げるモデルを作れば、私たちはもっと多くの楽しみを得ることができるのではないかと思うのですが。本当は有料放送でも一週間とか1日とか、Wimaxのような料金体系を新設してもらい、オンデマンドと二本立てでやってくれればいいのになと思いますね。

(2014.9.9追記)

 上の文章を書いている時には、さすがにNHKが録画中継を含めての放映権を買うことはないだろうと思っていたのですが、当日の午後から中継放送がNHK総合で放送されています。その金額がいったいいくらになるかは知りませんが、べらぼうに安いものではないでしょう。もしこの試合を見たいがためにWOWOWに加入し、生中継が見られなかった人からしてみれば、自分が払った受信料の一部で放映権を買っていることは明らかですから、今の受信料の金額について納得がいかないということにもなるでしょう。このような事をしてしまうと、もしまたNHKが放映権を持っていないスポーツで注目の試合が行なわれた場合、どうせまたNHKが緊急中継をしてくれるだろうと思う人が増えたら、それこそ有料放送自体の存在意義を考えなければならない問題になりそうで心配です。


キングジム マメモ TM2 電子メモを何に使うか

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 2011年の6月に発売になったキングジムの電子メモ「マメモ TM2」が、某家電量販店でネット上の実売価格の半額で投げ売られていたので、試しに買ってみました。実は発売当時に購入しないままこのブログに書いた記事が残っていますので、お暇な方はその記事も探してみてください(^^)。スマートフォンのように画面を指でなぞるような方式ではなくて、ペン先が固いスタイラスペンで入力する方式になっています。使用感が違うということだけではなく、スマートフォンを使っても同じことができてしまうため売れ残ったのだろうと推測されますが、それでも何かに使えるだろうと見切り発車のように購入してしまいました。

 使い方を考える前に、まずはスペックの確認をしてみると、液晶は昔の電子手帳で使われていたような古いタイプのもので、電子ペーパーのような認識性には劣ります。さらに、単四電池1本で動かしていることもあり、バックライトがないので暗いところでは細かい設定用の文字を認識することは難しいです。あえて暗闇で使うなら、登山用などで出ているヘッドランプと併用する必要がありますが(^^;)、わざわざそんなにしてまで使うことはないでしょう。メモは本体に99枚まで保存可能ですが一覧や検索機能はありません。そのかわり、microSDカードスロットに入れたメモリカードにメモの内容をエクスポートすることができます。ファイルはビットマップ形式(.bmp)で保存され、メモ1枚のサイズは10kb程度の小さいものです。本体メモリがいっぱいになった場合は、一気に全削除することができますが、その前にバックアップしておくといいでしょう。バックアップのためエクスポートしたファイルは日付ごとに区切られたフォルダに入るようになっているので、1日に複数回エクスポートすると同じ日付けで複数のファイルができてしまう場合がありますので、バックアップはあまり頻繁にやらないほうがあとでまとめて見る時に見やすくなるでしょう。そうしてできたフォルダとファイルはmicroSDカードに保存されます。文字の太さは3段階で変えられ、消しゴムで間違ったところを消すことができます。お絵かき用には作られていないので、あくまでメモとして使ったり、もう一つの機能として日ごとのToDoを記録しておくことができますが、スケジュール管理はスマートフォンのアプリでやったほうが便利だと思いますので、個人的にはこの端末はあくまでフリーのメモとして使った方がいいように思います。

 さて、わざわざこんなものを何に使うのかということですが、電子メモの一番の存在価値というのは、紙を使わなくてもいいということです。紙のメモ帳や手帳を常用している方なら問題ないですが、レシートの裏にいろいろ書くようなことをしていると、書いたものをなくしてしまうようなトラブルに見舞われる恐れがあります。電子機器の特質として落下や水濡れのようなことでも簡単に中が見られなくなってしまう問題はあるものの、データを取り込み、ディスクやネット上のクラウドにアップロードまでできれば、特にクラウドの場合は災害で全てのハードが失われたとしても、クラウドが生き残っている限りはいつでもどこでも、複数の機材を使って内容を閲覧することができるようになります。というわけで、私がこの電子メモを使うシチュエーションは、まさにこういったブログを書くためのネタ帖的なものになるのではないかと思います。

 スマートフォンで同じことをやる場合、いわゆる手書きメモ系のアプリをすぐに起動できるところに配置し、起動しても、手書きメモができるように切り替える必要がある場合があります。また、スマートフォン用のスタイラスペンは紙に書くようにスムーズな入力ができないように私には感じられます。マメモの方はいちいちmicroSDカードからデータを読み取らせる手間がありますが、逆にインターネットに接続していない分、そこから情報が自動的に流れてしまうことはありません。この辺は全てのことを一つの端末で済ませるか、用途によっては別のハードを使うようにするかという個人の好みともなってくるかも知れません。キングジムには別のアプローチとして、紙に書いたメモをスマートフォンのカメラで撮影して取り込む、SHOT NOTEという紙のメモ用紙があります。これはこれで面白いものではありますが、さすがに手書きしたものをカメラで撮影して保管するというのは結構な手間がかかり、私の場合はなかなか継続して使用できませんでした。もちろんこのマメモも同じ運命をたどってしまうのかも知れませんが、物理的に壊れない限りは電池の入れ替えで使い続けることはできるので、メモができそうな旅に出る時だけ持っていってもいいかなと思います。

 最後にこの製品と、紙の手帳やメモ用紙との決定的な違いおよびメリットについて指摘しておきます。メモ帳や手帳に書くことというのは、どうしても人様に向けて見せるものではなく、逆に見られたら恥ずかしいものであると私は思っています。日本で発表された有名な手帳として、かの宮沢賢治氏が書かれた「雨ニモマケズ手帳」がありますが、実際あの手帳に書かれている有名な詩「雨ニモマケズ」がこれだけ多くの人に読まれていることに対し、当の宮沢賢治さんはどう思っているのかとふと考えたことがありました。あくまで個人的なメモとして書きなぐったもの(手帳は没後に発見された)がそのままの形で発表され、さらには詩の中にある「ヒドリ」という文字は「ヒデリ」の誤りではないのかなどという論争については、もう勘弁してくれと思っていないとも限りません。紙の手帳はこのようにだれにでも簡単にアクセスされ、その中味を覗き見られてしまいますが、マメモの場合は書きためたメモをその都度micoSDカードにバックアップした後で全削除すれば、少なくとも専門知識を持たない人なら、マメモにアクセスした人にメモの内容を見られる恐れはありません。詳しく知っている人ならmicroSDカードスロットがあることに気付き、中を見てみようと思うかも知れませんが、その場合も別の端末およびカードリーダーがいるので、そう簡単ではありません。まめにデータをmicroSDカードから消去の上、別の場所やクラウド上に移動させてしまえば完璧でしょう。つまり、人にはおいそれと見せたくない秘密のメモを書き、残しておきたいものについては自分で改めて管理したい人にとっては最良の選択になる可能性を秘めた端末ということになるでしょうか。今回私が手に入れた経緯からすると、すでに店頭在庫限りという可能性もありますが、そんな観点から再評価されてもいい端末ではないかと思います。


GPSとBluetooth 異なるアプローチの腕時計は電波時計からの進化を示す

 カシオが先日発表した新しい腕時計二種は、どちらもかなり物欲をそそられる機能を有しています。

 まず、OCEANUSブランドから出た「OCW-G1000-1A」は、21万から24万台と簡単に買えない値段ですが、それまでのソーラー発電の電波時計から一歩進んで、GPSのセンサーを搭載したアナログタイプの時計です。電池交換の必要がないのは当り前ですが、今までは日本国内で定期的に標準電波を受信することで時刻を自動修正する機能のみ搭載していました。もしかしたら忘れている人が多いかも知れませんが、東日本大震災の時に福島県にあった標準電波の送信所が被害を受けたため、電波が受信できない状況が出現しました。この種の時計は手動で時刻を修正することがほとんどないため、説明書を見ながら時刻を修正するのにかなり手間がかかったのを私も電波時計を持っていたので記憶しています。そういう意味では手動で簡単に時刻修正ができる時計の方が何かあった場合には便利とも思えますが、今回出たものは標準電波が受信できない時にはGPSの信号を拾って時刻修正ができるようになっているのです。

 これだと、世界どこへ行ってもGPS信号から現在地の時刻を表示するようになり、さらにはサマータイムのある国でもその有無を判断して表示するということで、ある意味究極のメンテナンスフリーの腕時計と言えるでしょう。この機能がそこそこの機械式腕時計を買うくらいの金額で手に入ると思えば、それほど高くはないと言えます。

 そしてもう一種類、GPSとは違う手段の時刻合わせのできる機能を有しているのはEDIFICEブランドの「EQB-500」です。こちらは4万から5万台と、ちょっと頑張ればすぐに買えてしまうくらいの設定になっています。こちらの時計はBluetoothが搭載されているソーラ発電の腕時計で、常にネットに接続され正しい時刻を刻んでいるスマートフォンと通信を行なうことによって時刻を修正する機能が付いています。さらに、ワールドタイムやアラーム設定など、複雑な時計自体の設定をスマートフォンアプリで行なえる機能も有しています。

 時計はアナログなので、文字表示はできませんがEメール到着通知機能と、携帯電話探索機能は付いているので、手元でメール着信を確認してからスマートフォンを取り出して使うようなこともできます。何といってもBluetoothによる連携を、ソーラ発電の電池のみでできるようにしたのはすごいですね(今までのBluetooth機能付腕時計は電池交換が必要だった)。GPS搭載のOCW-G1000-1Aと比べるとスマートフォンアプリを起動して操作する手間はかかりますが、アラーム設定をいじったりする場合にはむしろこちらの方が簡単に多くの機能を使いこなせるでしょう。

 残念ながら私が今メインで使っているスマートフォン、auのSHL23はOSのバージョンの関係で連携機能がサポートされないのが残念ですが、後継機のSHL25は対応しています。またiPhoneはOS7以上であればアプリからのコントロールができるようですので、特にiPhone持ちの方は発売後の価格変化を見ながら狙ってみるのもいいでしょう。個人的にはこのシステムが気圧・高度・温度を表示できるプロトレックのシリーズにのってくれれば言うことはないのですが(^^;)。


ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン ファーストインプレッション

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 昨日になって今月1日夜に申し込んだぷららの新しいSIMカードパッケージが届きました。

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 中のSIMカードはピンクでした。一緒に入っていた書類には私の持っているモバイルルーターMR03LN用のものはありませんでしたが、別のモバイルルーター用の設定方法の資料はあったので、スムーズに設定を完了出来ました。

 とりあえず昨日の午後2時前くらいにdtabに入れた「Speedtest」というアプリを使って最初のスピードテストを行なってみたところ、上り下りとも1.2Mbpsといったところです。pingの値もだいたい2ケタで、今まで使っていたハイスピードのocn モバイル oneよりも反応速度は早いくらいで、パソコン上からのYouTube視聴(とりあえず普通画質で試しました)も問題ありません。速さも嬉しいですが、今後データ容量を気にせず複数のデバイスを使いまくることができるのは嬉しいですね。ただ、2台同時にデータ通信を行なっている場合はスピードは約半分に落ちます。大きなファイルをダウンロード中には別の端末で動画の閲覧を控えるようなことは気にしなければなりませんが、一台での接続スピードが低下している場合には注意が必要かも知れません。ちなみにその後、数時間後に同じように速度を計ったらスピードが上がり、1.7Mbpsくらいになりました。

 このように、時間によって速度が変わってくるため、一日の中で通信が集中すると思われる午後11時ごろまでにかけて、改めて計測してみました。私の住んでいる場所が地方都市なので余り参考にならないかも知れませんが、速度が一番下がったのは午後11時前の下り700kbpsくらいでした。しかし、ちょっと時間を置いてから再計測すると1Mbps程度に回復したりして、それなりに使えるかなといった感じです。ただ、昨日は午後に届いたため、お昼休みの時間の計測はできませんでした(お昼休みの数値はこの記事にぶらさげて紹介する予定にしています)。

 最大3Mbpsとは言っても、私が使っているのはルーターからBluetoothで接続しているため、直接使うのと違って多少のロスが出ているのかも知れません。まあそうした中で、何とか1Mbps前後くらい出てくれれば遅いADSLくらいでいいなと思っていたので、この結果には結構満足しています。インターネットの利用の仕方によっては不満に思われる場合もあり、それなりの速度が必要な場合はWimax2の方がいいケースもあるでしょう。しかし、これ1枚で、日本全国くまなくそれなりの高速でインターネットができれば私には十分です。これでLTEエリア外の、FOMAプラスエリアの場所でどうかということはあるものの、また山の中にでも出掛けた時には、改めて試してみたいと思っています。

(2014.9.5追記)

 改めて翌日のお昼(12時から1時)に同じdtabのアプリから速度を計測してみました。時間帯によっては遅くなりましたが、一番遅い場合でも500kbpsは超えていて、直後に再測定した際には1Mbpsをオーバーしたりして逆にアプリの誤差を疑ったりしました。今後のユーザーの動向によってや、計測する地域によって変わってくるかとは思いますが、この状態がキープできるようなら安心して使えるのではないかと思います。


古河電池 マグネシウム空気電池「マグボックス」は災害時にどこまで使えるか

 今回紹介する水を注入することによって発電する「マグボックス」ですが、2014年12月に1万円程度で発売というニュースが出ただけで、古河電池の株がストップ高になったとか、久々に景気のいいニュースになっているようです。

 まだ、発表されている情報のみではありますが、この電池は必要な時に水や海水を注入することによって発電し、最大電気量は300w/hということです。大体の目安としては車のシガーソケットから出るのはだいたい150wということなのでその倍くらいで、あくまで携帯電話やスマートフォンを充電する程度の発電量という風に考えればいいと思います。

 発電時間は最大5日間とされていますが、スマートフォン充電を最大30回くらいということなので、多くの人がこの電池を使ってスマートフォンの充電に殺到すれば、たちどころに使えなくなってしまうことが予想されます。直接明かりをつなげて照明用の電源にしたり、スマートフォン内臓のテレビを使いながら最大5日間持つものと考えると家庭で用意するのもありかと思いますが、一回使ったらそれまでというのが、いつ終わるともわからない避難生活の中では不安に思うところかも知れません。

 私がこのブログで紹介してきたのは、主に太陽電池モジュールを使い、大きなパネルなら自動車から外したバッテリーを充電し、必要に応じてインバーターを繋いで家電製品を動かすか、小さなパネルなら単三のニッケル水素電池を充電し、直接ラジオやライトの電源として使ったり、バッテリーボックスから携帯電話、スマートフォンを充電する方法でした。しかし、罹災してからずっと太陽が出ない天気が続く場合は使いものになりませんので、こうした水が使える電池も用意しておけば、太陽が出ない場合のブランBとして機能するという点で心強いものです。ただ、自宅で鉛バッテリーやニッケル水素電池を充電したものをストックしておける場合は、充電したものを先に使って晴れるのを待つというプランCという考え方もあります。

 ニュース記事によると「マグボックス」は主に避難所への配備を想定しているということですので、あえて家庭で用意することもないかも知れませんが、持っていれば何かの際に役に立つかもしれないと思えば、購入意欲を掻き立てられる方もいるかもしれません。しかし、これだけ盛り上がっているので、すぐに入手する前に実際に使ってみた方の感想をじっくりと見た上で考えた方がいいように私には思えます(^^;)。


全国の自治体が行なっている防災メールのサービス

 先日のニュースで、現状では地震に関する緊急警報が携帯電話・スマートフォンに直接送られるようになっていたのが、気象通報でも警報より危険度が上の特別警報が出た際にもリアルタイムで配信されることになるようです。人々の防災意識が上がっていることの現れと言えるかも知れませんが、私の住んでいる静岡市でも、緊急警報メールではありませんが、入ってくる情報が増えることになりそうです。ちなみに、私のところは今年はそれほど雨の被害はないものの、海側から南アルプスまで同じ市内ということもあり、さまざまな危険がある地域があると思えます。そうした特殊な地理環境にあることが考慮されたのかどうかはわかりませんが、他の地方でもあると思うのですが、携帯電話やスマートフォンに対して緊急時に発信される防災メール(緊急警報メールと違ってメール配信の登録が必要)のサービスが拡充されました。

 今までは地震関連情報や気象関連情報がほとんどでしたが、いわゆる「その他の情報」として、大雨や災害による「道路通行規制情報」の配信が追加されることになったようです。この情報については、別のプロジェクトでインターネット上で静岡の道路通行規制情報を見ることのできる「しずみちinfo」と連動し、メールでも配信するということになったようです。

 少なくとも必ず雨が降ることがわかっている場合には特別な用事がない限り外に出ることはないですが、外出先で急な大雨や災害に遭う可能性はあるわけで、こうしたサービスは心強いものです。なお、県外の方がこのサービスを利用するためには先述の「しずみちinfo」のサイトにアクセスすれば情報を取得することができます。旅行で静岡市周辺を訪れて足止めされるようなことになった場合は以下のサイトにアクセスされることをおすすめします(パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末からも利用可能)。

http://shizuokashi-road.appspot.com/

 まあ、こうした情報サービスはインターネットブラウザから地図や文字情報にアクセスするという形で提供されているところは多いと思いますが、気象警報に続いて通行止情報が流れてくるようなことになると、早めの避難をするための判断の一つにもなるでしょう。せっかくなので、他の地域で行なわれている防災メールについても調べてみました。気象情報に関する防災メールを行なっている自治体については、以下のページに都道府県別のリンク集がありますので、お住まいの自治体で行なっているサービスに入っていない方は確認の上でサービスの利用を検討されてみてもいいでしょう。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/jichitai.html

 お住まいの地域でなくても、両親や親戚、友人が在住している地域の防災メールを登録しておけば、何かあった時にこちらが先に情報を仕入れることができるかも知れません。防災メールが入ってもそれほど大した被害を受けていない場合もあるでしょうが、避難勧告が出ていても本人が気付かない場合もあります。メールの着信でただならぬ状況が予想された時には、直接電話するなどして離れた場所にいても気遣うことは可能なように思います。


NEC モバイルルーター MR03LN Bluetooth運用にベストマッチ ぷらら「定額無制限プラン」

 私の知り合いの方で格安のMVNOによるデータ通信カードを使うようになった方がいて、愚痴をこぼされることがありました。その方はOCN モバイル ONEの1日50MBコースを使っていたのですが、お子さんにタブレット端末を使われるとすぐに高速通信分を使い切ってしまい、途中から動画が見られなくなったとお子さんからクレームが入るのだそうです(^^;)。確かに自宅でネットを使っていると、たとえそれがADSL回線であっても高速クーポンを使い切った後の200kbps程度の速さだと、普通のウェブページでも写真が多いページを表示するのにも結構時間がかかり、動画の閲覧はまず無理でしょう。

 以前私はWimaxのモバイルルーターを使っていたのですが、その時にはまだWimaxはデータ通信量の制限については言われていませんでしたので、動画を見たりウィンドウズのアップデートを外出先でも行なったり、家と外での通信についての区別はほとんど考えなくても大丈夫でした。しかし、料金に比較して利用エリアが限られているということもあり、MVNOのSIMカードで何とかやりくりするような形に変えたのですが、やはり自分で使っていてもちょっとしたスピードについてのストレスはどうしてもついて回ってしまいます。

 9月1日からインターネットブロバイダのぷららでサービスが開始されたプランの中の一つである「定額無制限プラン」は月額2,980円で、1日および1ヶ月での速度規制が全くないというのが特徴です。ただし速様の最大は3Mbpsに抑えられています。さすがに光インターネットの速さからするとストレスは出るでしょうが、ちょっとした動画なら十分再生できるポテンシャルがあるのがいいですね。ちなみに、このプランを契約すると、「ひかりTV」のサービスも一部利用可能だそうです。さらに、この3Mbpsというスピードは実は私の持っているモバイルルーターMR03LNが、Bluetoothでテザリングする場合の最大スピードと同じということが大きなポイントです。

 私が外出先でタブレット端末およびノートパソコンで使っているのはMR03LNをBluetoothテザリングで接続する方法で、LTEで3Mbps以上のスピードが出ていても、実際に接続するスピードは3Mbps以下になってしまいます。ですから、BluetoothテザリングでMR03LNを使っているうちは、3Mbps以上のハイスピード通信は私にとって意味がないわけです。最近はMVNOだけではなく、Y!モバイルあたりでも高速通信の月間容量に応じた安いプランが出てきています。しかし、月間および3日間連続で多くのデータを使う場合に制限がかかるプランが多いので、今まではあえて低速通信ならそれ以上の制限がかからないOCN モバイル ONEの格安プランを契約してきました。

 しかし、今回のぷららのプランができてきたことで、私の環境ではBluetoothテザリングの最大のスピードで無制限に外からインターネットが使え、エリアも問題ありません。9月1日からとりあえずは600名限定で募集を掛けるということだったので、早速申し込んでしまいました。これで、OCNモバイルのプランは解約する方向になると思います。今後に向けてはNexus5に入っている旧イーモバイルの契約も解約可能な11月になったら止めることにし、しばらくはau回線のmineoと併用する予定です。

 それにしても、MVNOによるデータ通信サービスの進歩にはつくづく感心します。ある意味、ADSLレベルの高速通信をエリア内なら保証するわけですから、あえてWi-Fiを使わなくてもよくなり、固定回線の代替にも十分なりえるプランですから、さすがにこのプランを他社が簡単に真似することは難しいと思います。ちなみに、このプランは契約期間に関する解約制限はないようなので、これに対抗するプランが他社から出てくればそれはそれで嬉しいですが。もし興味のある方はぜひお早めに情報を入手することをおすすめします。


面でカバーする「らじる★らじる」、点の「radiko」

 昨日は、軟式の高校野球の全国大会ですごい試合がありました。中京と崇徳の全国大会の準決勝が延長の連続でサスペンデッドゲームの連続となり、何と4日間を掛けた大熱戦になりました。日程的に最終日になったことで、最高で延長54回までで打ち切りになる寸前の延長50回で決着が付き、勝った中京はその後にすぐ行なわれた決勝を戦いぬき、見事優勝しました。惜しくも決勝で敗れた三浦学苑ですが、コンディションの調整は相当大変だったはずで、少々気の毒な感じもしました。

 この試合にまつわることについては連日ニュースで報道されていたので、何とかして直接は見に行けなくても実況中継されているところはないかと思っていたのですが、NHKのラジオでは特別編成で放送し、名古屋と大阪のFMで準決勝、AM第一放送で決勝を中継することがわかりました。あと、新聞のテレビ欄にはテレビ朝日系列のニュース番組の中で取り上げられるということで期待していたのですが、テレビの方は事前に用意されたVTRが流れたのみでした。

 実は私の住んでいるエリアでは名古屋や大阪向けの放送を聞くことはできないのですが、インターネット経由で自分の地域外のNHKラジオを聞くことができるようになっています。パソコンでは専用のソフトがなくてもウェブ上から聞くことができますが、スマートフォンでは専用アプリの「らじる★らじる」をインストールしておく必要があります。そして、聞きたい地方局を「仙台」「東京」「名古屋」「大阪」から選ぶことによって、地方における別編成の番組を聴取可能になるわけです。今回の野球の試合は「名古屋」でも「大阪」でもどちらも聞くことができましたが、その際、東海地方にいる場合には名古屋放送局しか聞けないというようなことはないので、静岡にいる私でしたがあえて大阪放送局の編成で野球中継を聞くことができました。

 昨日は車で出掛ける用があったので、スマートフォンを車内に設置し、野球中継を聞きながら移動しました。通常のラジオ放送では電波状況の悪い所だと音が途切れ途切れになったり、トンネル内では聞こえなくなったりしますが、今回利用した国道沿線では音の途切れはなく、トンネル内でも携帯電話の電波が中継されていたのか、全くトンネル外の聞こえ方と変わりませんでした。こんな感じで使えるなら、これからはカーラジオよりスマートフォンアプリを使ったインターネットラジオを使う場面が出てくるかもといった感じです。

 日本の放送局が聞けるインターネットラジオには民放中心の「radiko」がありますが、有料会員にならないと現在地のラジオ放送エリア外の局を聞くことはできなくなっています。エリア内のみの移動なら車で移動中にradikoを使っても不便はないでしょうが、ラジオ放送エリアをまたぐような形で使おうと思うと、目的の局に合わせてしまいさえすれば通話圏外にならない限りは聞き続けることのできる「らじる★らじる」の方が使い勝手がいいのは明らかです。もちろん、エリアごとにより細かい情報が入手できるローカル民放からの情報も旅をしていて役立つ点があったりするので、どちらがいいというのは簡単には推し量れませんが、積極的にインターネット経由でのラジオを使いたい場合は、旅の移動状況によって使い分ける知恵も必要かも知れません。