月別アーカイブ: 2012年3月

春は布団か寝袋か?

 東北や北海道地方はまだ冬のような寒さが続いているようですが、こちら静岡では季節が次第に春めいてきて、もうしばらくすると車中泊のやりやすい時期に入ってきます。冬の車中泊というのは、どうしても就寝時の寒さ対策が必要になってきます。暖房の装備の整った車でなければ、氷点下でも耐えられる寝袋などの装備をしっかり準備しないととても寝られません。それが、今後季節がよくなってくればそこまでの準備も必要なくなりますし、気軽に出掛けられます。

 私が出掛ける際には小さくまとまる寝袋は常に持って行くようにはしているのですが、ゴールデンウィーク前後の季節には収納袋の付いた掛け布団を持っていくことにしています。まだユニクロが寝具を売っていたころ、ジャケットなどで採用していたエアテックという化学繊維を使った掛け布団がディスカウントされたところを狙って購入しました。汚したくないので布団カバーを付け、それほど寒くなければ直接かけ、ちょっと寒いかなと不安がある場合は寝袋の上からかけることもあります。さすがに仕舞寸法は寝袋よりも大きくなりますが、とにかく気軽に使えるのが便利です。残念ながら今、同じものを買うことはできないのですが、今シーズンになって興味深い掛け布団が出てきています。

 それはニトリの「軽量羽毛ふとん」のシリーズで、収納袋付きのものがシングルだけでなくセミダブルやダブルも揃ったサイズ別に発売されています。また、夏用に最適な取り外し可能な2枚合わせタイプのものもラインナップされています。こうした商品を出したのには、やはりあの東日本大震災があったからと言えるかも知れませんが、この商品を見た時、これはまさに車中泊のために作られたのではないかと思ったほどです。羽毛布団のため羽毛の飛び出しや結露が心配な方はカバーを一緒に買った方がいいでしょう。

 ただ、シングルで4,990円という値段とホワイトダック50%という数値から推察するに羽毛布団といっても性能は値段なりということかも知れません。それでも私の持っている化学繊維の布団はシングルサイズのみなので、少々うらやましくもあります。夜や早朝の冷え込みが和らぐ季節ならこれでも十分だと思いますが、この布団を災害用として使うについては、地面に直接寝るというのは違和感があるのと地面の温度が直接体に伝わってくるため別にキャンプ用などのマットとセットでないとおすすめできません。それでも車中泊でならこれだけでも何とかなりそうな気もします(とは言っても車中の凸凹を平らにするためにはちゃんとしたマットを用意するに越したことはありません)。

 車中泊の寝具として布団を使うか寝袋にするかというのはその人その人によって好みもあるかも知れませんが、荷台などを利用してかなり広い寝場所を確保できるなら、布団でゆったり寝るというのが翌日に疲れを残さないという意味でも私的にはおすすめです。一緒に乗せて荷物にならない大きさだと思えば、こうした災害用と銘打たれた製品を積極的に導入してみるのもいいでしょう。興味のある方はぜひ実物を確認してみるのをおすすめします。


こまめな車内清掃が車の価値を上げる?

 車の中を見るとその人なりの考えがわかるかどうかはわかりませんが、人が車とどう付き合っていくかで車内の様子は変わっていくのではないかと思います。

 古い車を乗りつぶすまで乗りつくすような方の場合は、外装だけでなく内部でも汚し放題でも乗りつぶしたら解体になるだけという気で乗っていれば自然と車内は雑然としてきて、最終的にはどうにもならなくなったりします(^^;)。

 幸いというか、今私が乗っている車は新しめの車なので、車内が散らかることについてはどちらかと言うと気をつかっている方だと思います。それでも、車中泊の旅に出るということになると、車内で食事をしたりすることもなくはありません。そうしたものをこぼしてしまった場合に備え、できるだけ汚した際にすぐにきれいにするということを目指しているのですが、長い期間使っていると毎日の生活の中では気付かない汚れもあります。そうしたものについては極力致命的にならない程度にお掃除できればいいなと思っています。

 今のところ、私が車内で用意しているのは小型の箒とちりとりのセットの他はウェットティッシュぐらいのものなのですが、人によってはそれだけでは足りない点も出てくるでしょう。床下の清掃には掃除機を使いますが、犬や猫を車に乗せるような場合は抜け毛対策も重要になります。抜け毛の類は長く放っておいてしまうと掃除機やカーペットのコロコロを使ってもなかなかうまく取れなくなってしまうかも知れませんので、気持ち良くドライブするためにもこまめにきれいにしておくことをお勧めします。

 こまめに車をきれいにしておくメリットは他にもあります。今乗っている車の下取りや買い取りに出す場合、業者にきっちりと査定されることになると思いますが、外装はともかく、車内の点検によって査定価格が上下したりすることは結構あるようです。車内が汚れまくっているのは論外でしょうが(^^;)、自分で何とかきれいにできる余地があるなら、しっかりと車内をきれいにしてから査定に出せばその労力が査定金額として報われるかも知れません。汚れた車内を大掃除するのは大変ですが、日々車を使っている中で、気が付いた際にさっと片付けるようにきれいにしておけばそんなに大変ではないでしょう。何しろ、車中泊の旅では一日の大部分を車内で過ごすわけですから、きれいにしておきたいものですね。


ダイソー お買い物らくらくグリップ

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 車での旅の場合、ある程度は荷物を車に放り込めることからその土地のスーパーで食材や弁当などの買い出しだけではなく、お土産まで置ってしまう事は私の場合は多いです。人に渡すことを考えると、どうしても食料品が中心になり、いろんな所に持って行こうとすると結構嵩張ることも多かったりします。

 最近のスーパーでは全国どこでもレジ袋が有料になる事が多いので、エコバッグの類は数個車に入れていますが、更に便利に使えるものとしてエコバッグにくっつけているのが今回紹介するシリコン製のグリップです。レジ袋やエコバッグの取っ手の所に付ける事で持ちやすくなるというアイテムですが、テレビなどで100円ショップの紹介をする場合、この商品が売れ筋という事で出てくる事も多く、使ってみての感想はやはり便利なのです(^^)。

 車で長距離を移動しながらスーパーに入るというのは多少の休憩を兼ねているという事もあり、物を買い過ぎて膨れ上がったエコバッグを持つ手にもその重みはずっしり来ます。それだけでなく、手に食い込んでくるのが大変で、たとえそれが店から駐車場までの距離であってもできるだけ楽をしたくなります。単なる取っ手に過ぎないのですが、あるとないとでは雲泥の差です。特に運転が長く続き疲れている時にはこんなに何気ない違いでもかなり体にダメージを与えてしまいます。そんなわけで、できるだけ体の負担を減らしてくれるこういったちょっとしたグッズには注目してしまうのですね。

 今のところ私が持っているのは写真の1つですが、旅先ではどうしても買い物が増え、両手に袋を下げて歩かなければならない事もあるので、近いうちにもう一つ購入しようと思っています。2つあると鍋つかみの代用としても便利そう(シリコンは熱に強いので)という事もあるのですが、とりあえず2つあればスーパーで大量買いしても何とかなるだろうという魂胆もあったりします。また、パッケージの写真のように肩から下げられるだけの強度を持った大きめのエコバッグと一緒に使えば更に便利になりそうです。また改めて丈夫で大きいエコバッグを探し、このグリップの真価を試してみたいですね。


ニッケル水素電池の高容量化について

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 昨日の新聞朝刊に、写真のような東芝の充電式インパルスの一面広告が出ていました。エネループとエボルタがシェアを握る中、東芝がどのような戦略で充電池を販売していくのかということが明らかになったような気がします。ただ、この広告には一つの落とし穴があると私は思います。

 先日大型家電量販店の電池売り場を見に行ったら、充電式エボルタとエネループの並んでいる棚の端の方に東芝の充電式インパルスが置かれていました。以前のエントリーで書いたように、9Vタイプの充電池と充電器が目立ちますが、やはり一般的に使われるのは単三のラインアップです。今回の広告を見てなるほどと思ったのですが、たまたま私の行ったお店だけの事かも知れませんが、店頭には単三の充電池は、新聞広告にあった高容量タイプの2400mAhのものしか置かれていませんでした。

 充電式インパルスの2400mAhは、エネループの中の「エネループプロ」と同じような特性を持っていまして、確かにスタンダードタイプの容量1900mAhからすると一度の充電で長く使える時間が増えます。新聞広告もこの点を強調していて、アルカリ電池と比べてもこれだけ長持ちしますよということを中心に新聞読者に訴えているように思います。エネループプロに書かれているレビューによると、豆電球の連続点灯実験ではスタンダードのエネループより長く点灯するアルカリ電池での結果を凌いだそうで、同じような特性を持つ東芝のインパルスでも、使い捨てのアルカリ電池の代替としてという点においては、はるかに経済的でエコであると広告が訴えるのもわからないではありません。

 先述の落とし穴というのは、広告の中には一切表記が無かったのですが、この高容量の電池の繰り返し充電回数は500回と極端に少ないということです(エネループプロでも同じ性能をうたっています)。最新のエネループの1900mAhタイプの繰り返し充電回数は1800回で、極端に違うのがわかるでしょう。同じ東芝1900mAhのタイプは1500回の繰り返し充電しかできないということで、同じ土俵で戦うには戦う前から負けてしまっている感じがするのは私だけではないでしょう。エネループ陣営が高容量であるエネループプロをそれほどプッシュしないのは、スタンダードタイプのエネループの性能に自信を持っていることに加え、トータル的に見ると高容量のエネループプロは、使われる場面が限られることがその原因としてあるのではないかと思われます。そんな中、あえて高容量のメリットをあれだけ大きな広告で訴えるなら、逆にディメリットについてどんなに小さな文字であっても、繰り返し充電回数が少ないという情報は入れるべきではないかと思いますね。

 もちろん、購入した電池を機能ぎりぎりの500回も続けて充電しながら使う人などよほどのマニアで無ければいない(^^;)という判断もあり、多くの方は高容量の充電式電池のメリットだけを知らせればいいのかも知れません。それでも、使い捨ての乾電池から充電可能なリサイクル電池に乗り換えるような人は、やはりできるだけ長く使いたいという思考の方が多いと思うのですが。

 ただ、ネット通販はわかりませんが、東芝の充電池の近所の家電量販店での実勢価格は、エネループプロよりも安く、2400も1900もそれほど変わりません。そういう意味ではエネループプロと比べて格安で高容量の充電池を入手しやすいとも言えるかも知れませんが、懐中電灯やランタン、カメラのフラッシュのように、できるだけ頻繁に交換せずに長く使い続けたい用途にはエネループプロを購入するよりも確かにおすすめできる場面もあるでしょう。とりあえず現状では高容量の電池の中では安さということでは優位にあるとは思いますが、今後の技術向上がなされれば、高容量のまま繰り返し充電回数がスタンダード並に長いものも出てくるかも知れません。少なくとも東芝はアルカリ電池の持続力を凌ぐ高容量を売りにしたいのなら、もう少し電池の耐久力を上げてほしいものです。


太陽電池との付き合い方 その3 充電用ニッケル水素電池の管理について

 キーワードだけで検索して来られた方の中には、太陽電池パネルによる電力確保に大きな期待を寄せている方も多いかと思います。しかしここまで書いてきた中で、蓄電するものは単三か単四型のニッケル水素電池ぐらいが個人で持ち運べるセットとしては無難だろうということでさまざまなものを揃えてきました。大きなサブバッテリーを充電するのではないので気軽に始められる反面、気を付けておいた方がいい点もあります。曇りの日や日陰など条件の悪い場合は発電効率が落ちることはもちろんですが、私自身エネループが発売される前からのニッカド電池から充電池を主に使ってきたので、今回はニッケル水素電池自体の話をしてみたいと思います。

 三洋電機がエネループを出してきた以前の単三単四型の充電池は、今のように乾電池の代わりに気軽に使えるようなものでは必ずしもなく、多くの問題を孕んでいました。満充電して旅行に持っていき、いざ使おうと思った場合、充電済みのはずなのに容量が全くないというようなトラブルを、特にデジカメのような高い電圧で動かすものの場合にはよく遭遇しました。それは、充電してから時間の経過によって徐々に自己放電してしまうためで、充電してからすぐ使う分には問題ないのですが、そうでなければ急激に放電により性能が落ちるというのがそれまでの充電池では結構あったのです。しかし、今のエネループやそれに類する充電池では5年経過してもある程度は使えるとうたうぐらい自己放電の特性については改善されています。これは昔から比べると大変使いやすくなった点です。

 ただ、時間経過による自己放電が起きてしまうような古い充電池でも、太陽光発電で充電したものについては、別の蓄電の方法を考えれば今でも実用になるでしょう。前回紹介したように、太陽電池パネルでの充電が終了したらすぐにその電池を使って大型のポータブルバッテリー(リチウムイオンタイプが便利)に充電をしてしまえば、多少のロスはあるものの、自己放電してしまう前にエネルギーを受け渡すことができます。また、従来のニッケル水素電池には使い切らないうちに継ぎ足すように再度充電してしまうと、次第に実際の容量よりも少ない量しか給電できなくなってしまう「メモリー効果」なるものがありました。この問題についても今出ているエネループなどの電池では継ぎ足し充電OKということをメーカーがうたっているため、ちょっと給電した状態ですぐまた充電することも問題ないと思います。しかし昔の電池で同じように継ぎ足し充電をするととたんに電池として使えなくなってしまいます。以前は、いかにして電池の容量を使い切ろうかと考えたものでしたが、満充電の状態からすぐに容量の大きいポータブルバッテリーに給電すれば、メモリ効果が発生しないくらいまで簡単に電池の容量を使い切ることができます。こうした使い方は以前の充電池のウィークポイントを逆手に取るような感じで使えるので、以前使っていた充電池が余っているというような場合は、太陽電池パネルによるエネルギーの受け渡しの仲介として利用するのもいいかなと思います。

 そうは言っても、新しいエネループのような電池は、長期間充電しなくてもすぐに使え、そのままではパワー不足を感じたら、気軽に太陽電池パネルで継ぎ足し充電できるのでやはり便利です。太陽電池パネルを使って充電する電池は、基本的には新しいエネループ型の自己放電が少なく継ぎ足し充電可能な電池を用意するのがいいでしょう。

 ただ、一つ気を付けなければならないことがあります。Guide 10 Plusは太陽電池パネルから単三や単四電池に電気を溜め込みますが、充電中から充電完了のサインをパイロットランプで行なっています。説明書にある通り80パーセント以上になったら緑色が早く点滅するわけですが、そのようにして充電が完了したと思っても、電池の状況によっては十分に充電ができていないことがあるのです。

 もちろん多くの場合、充電器自体の故障ではありません。Guide 10 Plusは恐らくそうだと思うのですが、充電完了の判定をするのに4本まとめての数値で判断していると、1本充電できていない駄目な電池が混ざっていたとしても、他の3本が十分充電されていれば充電完了のサインを送ってしまうことがあります。1本ずつ充電管理をしてその容量が個別にわかればいいのですが、もともと太陽光による充電というのは曇りになったり日陰になったら充電効率が著しく落ちるので、4本まとめての判定方法でないと、うまく作動しない恐れが出てくるのではないかと私は推察します。こうしたトラブルを防ぐためには、4本1セットの内、著しく電圧が低いものを判定するための道具が必要でしょう。充電完了した電池の容量を測り、電池の当たり外れを判断するためには、100円ショップなどで売っている乾電池チェッカーあたりでもだいたいのことがわかります。満充電したつもりでも思うようなパフォーマンスが発揮できない場合には、電池のほうを疑ってみましょう。そして、できるだけ充電しない電池は外した上で4本のセットを作って充電を行なえば、給電も安定して行なうことができます。

 電池の容量のばらつきをそのままにしておき、4本のうち1本だけ駄目な電池がまざっている場合、せっかく充電が完了したと思っても、残りの1本を再度充電しなければならない充電の二度手間が発生します。自宅でコンセントから充電している場合にはそうした充電作業も簡単ですが、何しろ太陽光に頼る発電ですからできるだけそうした作業ロスは排除したいところです。旅に出る前に持ち物をチェックし、著しく電圧の低い電池は除外してもって行くようにしないと、肝心なところで充電できているはずなのに使えないというトラブルに見舞われる恐れがありますので、その点にも十分ご注意下さい。


太陽電池との付き合い方 その2 GOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kit を中心に

 太陽電池からの充電というのはすぐに電気を使いたいと思われている人には向きませんが、充電池を数多く用意することで何とか実用になります。前回のミニマム構成であっても、充電された多くのエネループなどのニッケル水素電池をかなりの数持っていれば、それらを消費している間に充電できればいいわけですし。それでも、スマートフォンや一部のタブレット端末の充電がしたい時には、単三2本ではUSB出力は5V500mAとなり、少々充電するにはきびしいものがあります。少なくとも単三4本を充電し、5V1Aでの出力できるモバイルバッテリーが使えたらスマートフォンも自然エネルギーだけで使えます。こうした私のニーズに合ったもので、それなりに実用になりそうだと思ったものがGOAL ZEROというアメリカのメーカーのGuide 10 Plus Adventure Kitです。

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 この発電セットは折りたたんで収納できるようにコンパクトにまとまっていますが、太陽光パネルは最大7Wで、Guide 10 Plusという単三および単四電池を4本単位で充電し、5V1Aで出力できるポータブルバッテリー兼用のものが付いています。ケーブルもGuide 10 Plusと繋げられるものの他、USB出力用のものと、車のシガレットアダプターに繋げられる12Vのコードが付属しています。

 実際に使ってみて気付いたのは、USB端子やや12Vでの出力の場合はパネルに直接日光が当たるような状況で使わないと外付けした機器を動かすぐらいの電力が発生しないような感じなので、そうした状態では充電が開始されないということです。ですから、スマートフォンなどをUSB経由で直接パネルにつなげて充電しようとする場合は、日が陰ってきたりした場合はそこで充電が中断する場合が多いです。それでも、Guide 10 Plusで単三電池を充電する場合は多少の曇り空でも少しではありますが充電はできているようですので、天候が悪い場合や走行中にも充電したい場合、パネル自体を時間の経過とともに太陽の方向に動かすことができないような場合は他の機器を直接繋がないで、Guide 10 Plusを繋いだままにしておき、基本的にはこのセットではニッケル水素電池を充電した方が良さそうです。

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 その上で、効率的に充電を続けるために、Guide 10 Plusとは別に5V1Aで出力できる単三4本用のバッテリーチャージャーを別に用意しておき、外部機器への充電については、写真のように用意した別のポータブルバッテリーで行うことをおすすめしておきます。そうすれば、充電の終わった電池を給電用に使いながら、常に太陽電池で発生する電気をGuide 10 Plusを使って新しい電池に溜め込むことができます。写真ではリチウムイオン電池のエネループモバイルブースターを単三4本のバッテリーで充電しているのですが、充電のペースが機器での電力消費量を上回った場合はこんな風に蓄電していけば、いざというときの電気切れを心配することもないのでおすすめです。逆に、すぐにリチウムイオン電池に給電するために充電するのなら、あえて高性能のエネループなどの電池を使う必要もないかも知れません。使い古しでも性能が維持できているならば、そうした電池の流用でもいいのでないでしょうか。このセットには充電池は付属しませんので、どういった電池を使うのかは充電した後どうするかによって変わってくるといえます。充電した電池自体を使うならエネループ系の自然放電しにくく、使う前に継ぎ足し充電に対応したものの方が使いやすいですし、すぐに別のバッテリーに充電してしまうのなら通常のタイプのニッケル水素電池でもいいのではないかと思います。

 今回紹介したGuide 10 Plus Adventure Kitの太陽光パネルは様々な状況でも充電を続けられることが特徴の一つです。使い方のパターンについて紹介していきますと、まずは車中泊の旅では普通に使える、車のダッシュボードに設置する方法です。これはガラス越しになるため発電効率は落ちますが、天候が急変しても雨に濡らす心配はありません。

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 また、家の中でも写真のように上からぶら下げて充電するというやり方も使えます。この写真ではサッシを閉めていますが、効率を上げるためには物干し竿にでもぶら下げておくのがいいかなと思われます。

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 さらに、この製品はカラビナなどを利用することで、リュックに取り付けられるようになっていますので、パネルの部分がうまく太陽に当たるようにリュックに縛るなり取り付けるなどして、歩きながらの移動中に充電するような使い方もできます。このようにさまざまなシチュエーションで充電できるのがこの製品の強みですが、改めて書きますがパソコンのような消費電力のものを充電できるだけのパワーはありません。基本は5V1AでUSB経由で充電できる、スマートフォンやタブレット端末の充電までならかなりの威力を発揮します。また、単三や単四電池を充電できることから、それらの電池を使用する製品を使うようにするなど一緒に持って行く携行品を工夫することによって、自分のためだけではなく他の人のために携帯電話用の充電を行なわせるくらいの電力は確保できるでしょう。
外での充電方法としては手回しなどのダイナモを回して発電する方法や、温度差を利用した発電の方法があり、先日紹介したような発電鍋や発電できる焚き火台のような魅力的な製品もありますが、静かで力もいらず、危険性も少ない太陽光パネルでの充電は天候の具合にもよりますが、車で移動しながらの旅にはぴったりのような気がします。

 とりあえずこれ以上の規模を持つ太陽電池パネルについては、今のところ導入する予定はありませんが、私のような普通の軽自動車でも設置できるようなパネルが安く提供されるようになれば、それこそ車の中で家電が使えるくらいの事もできるようになるかも知れません。ただ、太陽光発電を車中泊の旅で利用しようとする際の問題は、太陽電池パネルというよりも電気をためる蓄電池の方にもあると言えます。繰り返しの充放電に強く、今までのものより小型で持ち運びも簡単な家庭用の高容量充電池が登場してくればいいのですが、それまでは規模は相当小さいながら、とり回しがしやすく応用範囲の広い単三型電池の充電で頑張ろうと思っています(^^)。


太陽電池との付き合い方 その1 ミニマム構成について

 太陽電池の付いたモバイル電源として最近出たものとして、パナソニックのコンパクトソーラーライトBG-BL01Gがどの家電量販店でもかなり目立つところに置いてある感じがします。太陽電池だけでなくUSBケーブル経由でも単三2本の充電ができ、携帯電話などを充電できるモバイルバッテリーとして、さらに白色のLEDライトを装備しているのでまさにオールインワンでこれ一つあればあとは何もいらないというような感じで売れているのだと思います。

 しかし、よく考えてもらえばわかると思いますが、太陽電池からの充電というのはたとえそれが単三2本であっても空の状態から満充電するにはかなり気の長い話になります。太陽電池で充電している間は他の機能は全く使えないわけですから、この製品を使うにあたっては、そうした特性を十分に理解し、それなりの割りきりが必要になります。

 さらに、この製品の太陽電池パネルによる充電は、曇ったり日陰になるとすぐに充電中を示すパイロットランプが消えてしまい充電されません。日が当たっている時だけ使うという風に気を大きく持って(^^;)、太陽の当たるところに長く放置していればいずれ満充電されると思いながら使うのがこの製品の正しい使い方で、その場合には他の便利な機能は使えなくなります。オールインワンの製品なりの弱さが出ているという感じです。

 そんなわけで、私はこれで電池の太陽光充電は行なわず、今まで単三2本で使えるLEDライト兼モバイルバッテリーとして使い、非常時には太陽に向ける事もあるかと考えていました。そんなおり、数日前のこのブログで紹介したヘッドランプにかぶせることでランタンのように使えるランタンシェードを見付けてしまったのです。ライトがヘッドランプ一つで十分使えるという事になると、あえてBG-BL01GにLEDライトとしての役割を担わなせなくてもよくなりました。そうなると、BG-BL01Gは常に持たず、車の中に載せておいて天気のいい日の充電に使ったり、携帯電話を充電するためのモバイルバッテリーとして使う方が私の場合はいいようです。

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 そこで、改めて太陽による発電を最少限の持ち物でということで、旅先でも最大限に使うための組み合わせを変えてみました。写真のように、常備する太陽電池パネルは太陽工房のバイオレッタソーラーギアVS01の方がコンパクトで使い勝手がいいです。パネルは曇りでもそれなりに発電していることを示すパイロットランプがボタンを押すと付き、電池の残量(充電中の電池容量)もボタン一つで確認が可能です。多めにエネループなどのニッケル水素電池を用意しておき、満充電になったら次のものをというように確認しながら充電を進めることができます。旅先や災害時には常にこのソーラーパネルを出しておき、多少でも充電をし続けるのがいいでしょう。バイオレッタソーラーギアVS01の説明については当ブログの以下のリンク先にありますので、そちらもご参照下さい。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/vs01-5b22.html

 そして、ニッケル水素電池に溜めた電気の使い道として、携帯電話の充電など、モバイルバッテリーとしてこのバイオレッタソーラーギアも使えないことはないのですが、それにはオプションのUSBパワーアダプターが必要になってしまいます。値段も結構高いので、それより安く買えしかも最新の単三エネループ2本がおまけにつく、写真のエネループスティックブースターを増やしました。ただ、これは給電のみでエネループの充電ができないので(^^;)、これだけだとバイオレッタソーラーギアで全てをまかなうしかなくなってしまいます。そこで、走行中にシガーソケットに差したUSBアダプタがあれば充電できる、充電器NC-MDU01も用意してあります(^^)。

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 これは特別なアダプタ無しで単三および単四のエネループを1本から充電できるため充電した単三電池2本で単四電池を1本のみ充電するような事も写真のように簡単にできます。充電効率からするとちょっと無駄ではないかと思われる方もいるかも知れませんが、単三や単四電池一本のみで動くものも私は結構使っていますし、充電時間も一本だけなら短いので、こんな使い方をする場合も出てくると思います。

 ちなみに私の場合、ポータブルラジオ(単三2本)、ポータブルワープロのポメラDM100(単三2本)、ヘッドランプ(単三1本)と携帯電話を充電できれば停電時でも何とかなるように思います。ラジオもポメラもヘッドランプも連続して使える時間が長いので、充電時間の長い太陽電池パネルでも何とか回していくことができるでしょう。連日全く日が照らないような状況には弱いですが、私のいる静岡市周辺の地域は冬にもそれなりの日照時間がありますので、これで十分と言えば十分です。ただ、スマートフォンやタブレット端末を使い続けたい場合はこの構成では難しいでしょう。スマートフォン用のセットについては次回紹介させていただきます。


激安かアフターサービスか

 便利に使っている機械モノの宿命として、突然調子が悪くなったり壊れたりするというのは仕方のないことでしょう。せっかく買ったのだから寿命まで使いたいと思っていたとしても、買ってすぐに調子が悪くなってしまう可能性もあるわけで。

 私たちが家電製品やパソコンなどを購入する際にまず気にかけるのは値段であるわけですが、近所のお店と比べてインターネットの最安値がかけ離れている場合、もし壊れたらどうしようかということはあまり考えずに直接通販で手に入れてしまうことはよくあります。また、中古品などもその安さから手にしがちですが、壊れたらしょうがないと諦める他ありません。

 たまたま先日、昨年の8月に買ったばかりの小型テレビの調子が悪くなり、修理に持って行きました。購入時は急遽必要だったためネットから注文することができず、周辺の家電店をかなり回って、それでもそこそこ安かった大型スーパーの家電コーナーで購入したものです。買ったのはいわゆる国内で名の通ったメーカー品ではなかったため、ちょっと考えた上で延長の補償を5年間付けておいたのですが、まさか半年あまりで調子が悪くなるとは思いませんでした。

 店頭へもって行き不具合箇所を確認してもらい、無事に不具合が再現したので(^^;)そのまま置いて帰ろうとしたら「代替機は必要ですか?」と聞かれました。メインで使っているテレビではなかったものの、修理には2~3週間かかるということで、やはり代替機はあったほうが嬉しいので、ほぼ同等の製品を修理終わりまで貸してくださることになりました。

 家電量販店でここまでのサービスを行なっているかは知りませんが、さすが大型スーパーのアフターサービスといった感じでしょうか。わけのわからない通販専門のネットショップから購入した場合は、メーカーと直接交渉することも覚悟しなければなりませんし、メーカーによっては宅配便などで直送しなければならず、送料負担という場合もあります。大きい品物の場合は自分で梱包するのも一苦労でしょう。逆にそこまでしても近くで買うより大幅に安いのならある程度納得するでしょうが、今回のような毎日使いたい家電製品についてはある程度アフターフォローを考えながら選ばれるのがいいかと思います。

 ちなみにネット通販の場合ですが、実はこれもたまたま先日購入したばかりのポータブルバッテリーがどうやら初期不良のようでして(^^;)、しょうがないので昨日メーカーのサービスに電話したところ購入サイトの方で初期不良の届出をしたらどうかと逆に提案されてしまいました。幸いにして購入したところが大手のアマゾンで、同じ製品の在庫もあったのでとっととサイト上から返品交換の手続きをして着払いで荷物を送りました。もしこれが初期不良ではなく故障の場合はそれからいろいろとメーカーと交渉が必要かと思うのですが、物が今でも在庫があり、代替品の調達がすぐにできそうなものだったので、その点ではラッキーでした。そのポータブルバッテリーはたまたまアマゾンのタイムセールで激安になっていたもので、とりあえず安く買えるならと注文したものだったのですが、ネットで買う場合はすぐに必要なものでないものの、逃したら後悔しそうな程安いと思ったものを中心に買った方がいいなと改めて思いました。

 常に使っていて壊れたら困るものに携帯電話やスマートフォンがありますが、機種購入時に入らないと継続してのサービスが受けられなくなる本体の補償サービスに入るか入らないかというのも迷うところです。私の場合はSIMカードの差し替えがきくものについては、もし駄目になったら以前使っていた携帯電話にカードを差し替えて使いますが(機種変更の際にはそういった事を見越して前の機種は保管してあります)、ウィルコムの端末やauの一部の機種などSIMカード自体がない機種については自分で代替機を用意しても仕方ないので、補償サービスには加入しています。連日使ってかなり依存度が高いものの場合は大型家電と同じように、購入の前段階から購入場所やアフターサービスについての検討の上で購入するのがいいのではないでしょうか。


モンベル コンパクトヘッドランプ

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 私が常に持ち歩く明かりとしては、車のキーに付けているキーライトがありますが、常に車のキーを手元に置いておくようなことばかりでもないので、持っていて役に立つ明かりの選定には結構悩むものがありました。

 災害用の品として普通に売っているのは主に懐中電灯だと思いますが、これは使ってみればわかりますが、例えば荷物で両手が塞がっていた場合には持ち続けるのは結構大変です。そんなわけで、首から下げても頭につけても、さらに言うと手で持って懐中電灯のようにも使えるヘッドランプが応用が利いて便利です。唯一の弱点だったろうそくやランタン的な使い方については、先日紹介したランタンシェードとの組み合わせで使えばいいので、もはや災害用の明かりを選ぷ際には、まずはヘッドランプを最初に買って問題ないのではないかと思っています。

 ヘッドランプは主に工事用や登山用としてさまざまなものが出ていますが、私のような車中泊用および防災用に使うだけなら、それほど光量の多い高性能のものでなくても問題ありません。個人的にはできるだけ価格が安く、電池は汎用のものでトータルのコストパフォーマンスがいいものという事になると、単三1本タイプのものが便利です。

 そんなわけで今まではホームセンターなど多くのところで買えるため、GENTOSのGTR-931Hをおすすめと紹介してきましたが、昨年の震災直後には全く手に入らなかったモンベルの単三電池1本で動く「コンパクトヘッドランプ」(これが商品名です)の性能がすこぶる良く、現在は手に入りやすくなっているようですので、今回改めて紹介させていただきたいと思います。

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 GENTOSの方はモンベルのものより明るく、遠くまで照らせるというメリットがありますが黄色がかった白色のLEDのみです。このモンベルのヘッドランプの特徴はLEDが2個搭載されていて、最初にスイッチを入れると小さい電球色のLEDが写真のように点灯します。この電球色のLEDはなかなか優秀で、それほど眩しくないものの照らす範囲が割と広いので、個人的にはこの光だけでも暗闇で作業ができるといった感じです。また、アルカリ電池使用の場合の連続照射時間が何と75時間となっています。ちなみに、白色LEDの強さおよび点滅がスイッチを連続して押すことで変えられ、LOWで59時間、HIGHでも15時間とGENTOSより長時間の動作が可能です(GTR-931HはLOWで24時間、HIGHで8時間というメーカースペックです)。長時間の避難生活が続くことを考えると、同じ電池で長時間照らすことができる方が光そのものの強さよりも重要で、私は充電式のニッケル水素電池を使いまわしていますが、100円ショップに置いてある4本1セットのアルカリ電池のセットでもかなりの長い期間使い続けることができるようになるでしょう。

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 ヘッドランプとしての使い勝手はそんな感じですが、さすがだと思ったのは先日紹介したばかりの同じモンベルから出ているランタンシェードとの相性です。GTR-931Hはライトの上にスイッチがありましたが、こちらの方は側面にスイッチがあり、スイッチ自体も大きくて押しやすいので、ランタンシェードをかぶせるようにセットしてから簡単に点灯のためのスイッチが入れられます。電灯色の明かりは暗めですが、温かい感じでろうそくのようです。白色に切り替えると明るくなり、より広い範囲を照らせます。一つで二種類の明かりを照らすランタンとして使えるというのも結構便利ですね。

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 さらに、本体とヘッドバンドを含めてのコンパクトさもモンベルの方が小さくまとまっています。これは、GTR-931Hと写真で比べていただければ一目瞭然でしょう。大人の手の中ならすっぽり入る大きさまでコンパクトになりますので、常時携行にも問題はないでしょう。ライト自体の明るさと照射距離さえ我慢でき、車中泊や防災用として使いたいと思われるならば、とりあえず最初の一本としておすすめできる一品ではないかと思っています。


原子力発電を拒否するなら……

 昨日はほぼ一日中、昨年起こった事を時間の経過に沿って検証するようなテレビ番組が多く放送されていました。今の国の舵取りをしている人たちの中には、それでも原子力発電所の再稼働を第一に考えているかのような発言をされている人もいらっしゃるようですが、そういう方がよく言われる事に「電気がなければ皆さんも困るでしょう」というのがあります。

 確かに私たちの生活のほとんどは電気がなければ成り立たないような感じで推移してきており、実際問題として電気が止まってしまったらかなり困ることになる現実があるのですね。これから夏に向けて、昨年と同じような計画停電が各地で実施されたり、それでも間に合わず大規模な停電が起こってしまうかも知れません。ここを読んでいる皆さんの考えにもいろいろあると思いますが、少なくとも原子力発電を全て拒否するなら、今までのように安定して電気が使えるという常識が通用しなくなるという事を考えるべきでしょう。

 私がこのブログを開設して、さまざまな車中泊に関するグッズを紹介させていただきましたが、車の中で過ごすにあたってエネルギーを何に依存していくのかという事は当初からテーマにしていました。

 幸か不幸か、私の乗っていた車が軽自動車で、大がかりなサブバッテリーを搭載してしまうと人や荷物が載らなくなるという事もあって、最初はカーアクセサリーのポータブルバッテリーを載せて車中泊の旅に出つつ、パソコンや湯わかしくらいまではそのバッテリーを使ってやってしまおうかと考えていました。しかし、ポータブルバッテリーは自走しながらの満充電は難しく、実際に持って行った際には一泊の旅限定というような使い方でしか使わなかったので、大きくて重いバッテリーを持って行くことさえしんどくなってしまいました。特に私のワゴンRでは、寝床を作るためには荷物の大移動を行なわなければならなかったので、たった一回、使うか使わないかのためにかなりの場所を占有するのもどうかと思っていた時にあの地震が起こったのでした。

 それまではポータブルバッテリーを持って行かなくても自走中やいざという時にはアイドリングをしながら電気製品を動かそうかなと考えていたのですが、ガソリン価格が高騰するだけでなく供給不足に陥った場合、車から連続して電気を取り続けるというのは物理的に無理があると思いました。そこで考えたのが、自宅で使っている様々な家電製品を動かそうとするのではなく、車中泊の旅の際に生活の仕方も変えてしまおうと思ったのです。

 それでも夜になれば明かりも必要ですし、通話だけでなくネット接続のためやワンセグ視聴のために携帯電話やスマートフォンの充電もしなければなりません。ではそのための電気はどうするかと考えた時、安易にコンセントから取らない方法を考えながら試行錯誤してきました。

 ずいぶん前置きが長くなりましたが(^^;)、こうした車中泊のために工夫している事が、改めて考えてみると家庭で長い期間停電が起きたとしても何とかなる工夫と見事にだぶっています。車中泊と違って自宅周辺ならワンセグの電波も山の中よりも安定して入りますし、わざわざ焚き火をしなくてもガスを使って調理も簡単です。計画停電といっても携帯電話自体が使えなくなることはないでしょうから、電力供給が不安定な時を自前の工夫で何とかできれば、結果として原子力発電からの電力がなくても生活ができる事を証明できる事にもなります。

 このような事を考えつつ、つい先日紹介したばかりの太陽電池による発電キットを注文してしまいました(^^;)。秋葉原へ行って太陽電池パネルなどの部品を購入しながら自作するという手段もありましたが、今のところ停電した際の電気という事では、エネループや小型のモバイルバッテリーが充電できるくらいでも何とかなりそうだと思ったからでもあります。その程度の電力では当然パソコンや家電全般は使えなくなりますが、使えなくて本当に困るのは冷蔵庫ぐらいなので、さすがに冷蔵庫を動かし続けるだけの電力は生半可な太陽電池パネルでは作れないと思いますし。

 そんなわけで、改めて自宅で電気が使えない状況になっても何とかなるようなグッズを揃える事で、車中泊が快適になるばかりかその後の突発的な状況にも対応し得るものに何とかしたいと今は考えています。今後はやってきた品物の紹介をしながら、この話を進めていきたいと思っています。