激安かアフターサービスか

 便利に使っている機械モノの宿命として、突然調子が悪くなったり壊れたりするというのは仕方のないことでしょう。せっかく買ったのだから寿命まで使いたいと思っていたとしても、買ってすぐに調子が悪くなってしまう可能性もあるわけで。

 私たちが家電製品やパソコンなどを購入する際にまず気にかけるのは値段であるわけですが、近所のお店と比べてインターネットの最安値がかけ離れている場合、もし壊れたらどうしようかということはあまり考えずに直接通販で手に入れてしまうことはよくあります。また、中古品などもその安さから手にしがちですが、壊れたらしょうがないと諦める他ありません。

 たまたま先日、昨年の8月に買ったばかりの小型テレビの調子が悪くなり、修理に持って行きました。購入時は急遽必要だったためネットから注文することができず、周辺の家電店をかなり回って、それでもそこそこ安かった大型スーパーの家電コーナーで購入したものです。買ったのはいわゆる国内で名の通ったメーカー品ではなかったため、ちょっと考えた上で延長の補償を5年間付けておいたのですが、まさか半年あまりで調子が悪くなるとは思いませんでした。

 店頭へもって行き不具合箇所を確認してもらい、無事に不具合が再現したので(^^;)そのまま置いて帰ろうとしたら「代替機は必要ですか?」と聞かれました。メインで使っているテレビではなかったものの、修理には2~3週間かかるということで、やはり代替機はあったほうが嬉しいので、ほぼ同等の製品を修理終わりまで貸してくださることになりました。

 家電量販店でここまでのサービスを行なっているかは知りませんが、さすが大型スーパーのアフターサービスといった感じでしょうか。わけのわからない通販専門のネットショップから購入した場合は、メーカーと直接交渉することも覚悟しなければなりませんし、メーカーによっては宅配便などで直送しなければならず、送料負担という場合もあります。大きい品物の場合は自分で梱包するのも一苦労でしょう。逆にそこまでしても近くで買うより大幅に安いのならある程度納得するでしょうが、今回のような毎日使いたい家電製品についてはある程度アフターフォローを考えながら選ばれるのがいいかと思います。

 ちなみにネット通販の場合ですが、実はこれもたまたま先日購入したばかりのポータブルバッテリーがどうやら初期不良のようでして(^^;)、しょうがないので昨日メーカーのサービスに電話したところ購入サイトの方で初期不良の届出をしたらどうかと逆に提案されてしまいました。幸いにして購入したところが大手のアマゾンで、同じ製品の在庫もあったのでとっととサイト上から返品交換の手続きをして着払いで荷物を送りました。もしこれが初期不良ではなく故障の場合はそれからいろいろとメーカーと交渉が必要かと思うのですが、物が今でも在庫があり、代替品の調達がすぐにできそうなものだったので、その点ではラッキーでした。そのポータブルバッテリーはたまたまアマゾンのタイムセールで激安になっていたもので、とりあえず安く買えるならと注文したものだったのですが、ネットで買う場合はすぐに必要なものでないものの、逃したら後悔しそうな程安いと思ったものを中心に買った方がいいなと改めて思いました。

 常に使っていて壊れたら困るものに携帯電話やスマートフォンがありますが、機種購入時に入らないと継続してのサービスが受けられなくなる本体の補償サービスに入るか入らないかというのも迷うところです。私の場合はSIMカードの差し替えがきくものについては、もし駄目になったら以前使っていた携帯電話にカードを差し替えて使いますが(機種変更の際にはそういった事を見越して前の機種は保管してあります)、ウィルコムの端末やauの一部の機種などSIMカード自体がない機種については自分で代替機を用意しても仕方ないので、補償サービスには加入しています。連日使ってかなり依存度が高いものの場合は大型家電と同じように、購入の前段階から購入場所やアフターサービスについての検討の上で購入するのがいいのではないでしょうか。


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