防水でBluetoothが付いた WILLCOM HONEY BEE 5

 PHSのウィルコムの通話専用端末で、Bluetoothを搭載したスマートフォンなどの子機として使えるSOCIUSは今もそこそこ人気があるようですが、今回紹介するHONEY BEE 5の登場で、その座は完全に逆転するはずです。というのも、SOCIUSと同様にBluetooth搭載の上、待望の防水機能およびウェブブラウザ(Flash Java搭載)も使え、カメラも付いています。

 電話機単体でネットができるといっても、ウィルコムの電話機からの利用については携帯サイトも使えない狭い画面でのネットしかできないので、電話機をパソコンとUSB接続してモデムとして使う方が良さそうではあるのですが、通信を目いっぱいすると通話定額を付けていてもさらに3千円弱かかってしまいますし、カメラが付くことで持ち込みを制限される場所もあるでしょう。それでもやはり防水機能というのは魅力的です。というのも、メインの待ちうけがPHSでなく携帯電話会社のスマートフォンの場合、もしお持ちのスマートフォンが防水対応でなかったら、HONEY BEE 5以外の端末を水が入ってこないようなケースに入れて持ち運べば、通話関連は全て防水機能のある子機でやってくれますので、水の進入しにくいケースをセットにすれば普通は全ての機材が濡れてしまうところを回避したまま通話ができるというわけです。水濡れが怖いような場合は極端な話、ビニール袋の中にでもスマートフォンなどを入れてバッグの奥深くにしまっておけば、水の中に落とすようなことさえしなければ安心してどの電話も受けられるようになるわけです。

 さらに嬉しいのは、SOCIUSではできなかったBluetoothで親機としてヘッドセットやハンズフリー機器とリンクできるということがあります。コードレスのイヤホンマイクは状況によっては必要な場合があり、特に運転中に電話が掛かってきたときにもこれで安心です。

 以前のウィルコムの電話機で防水仕様のものもなかったわけではないのですが、他の携帯電話会社と比べると防水端末のラインアップが弱いのが残念なところでした。ただちょっと気になるところがあって、充電のためにACアダプターが付属するとあるのですが、これまでのHONEY BEEシリーズのように充電のためにコードをつなぐようだと、コードを付けるところのカバーがだんだん取れてきて防水機能が損なわれる可能性が出てきてしまいます。今私が使っている防水携帯ではそういうことを見越して卓上ホルダを同時に取り寄せたのですが、そういったオプションか、他の携帯電話会社でやっているように充電台に置くだけで充電可能な仕様であってくれるとうれしいのですが。ちなみに、今私が使っているSOCIUSの充電用microUSB端子のカバーはすでに取れてしまってありません(;_;)。

 さらに言うと、私の場合もう一つの問題があって、今使っているSOCIUSの電話機残債があと1年残っているんですね(^^;)。しかしSOCIUSから1年でこうした機種が出てきたことを考えると、Bluetoothによる他の電話の子機として使えるのがデフォルトとなるのかどうかというが気にかかります。もし何も進展がなかったとしたらそのままHONY BEE 5に機種変更すればいいので、多少は気が楽にはなりましたが。


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