自分で決められる行程だからこそ

 日々の生活の中で、ある程度の決め事があってそれをこなしていくことでメリハリを付けるということはあると思います。今のところ私にとってのブログ更新というのがそうしたものになるのかなと思いますが、何とかここまでは途切れることなく書いてはいますが、今後の状況によっては必ず毎日更新できるかということはわかりません。たかがブログでと言われるかも知れませんが、例えば風邪をひいて高熱を出し、はたから見ていても苦しいのがわかる状態でわざわざブログを書く人というのも世の中にいるかも知れません。

 このように、ある種の人たちの中にはこのように自分で決めたことを何が何でも必ずやらなくてはならないと考え、そんな縛られた考えによって大きなストレスを抱え込んでしまったり、悪い体調をさらに悪化させてしまうような状況がないとは限りません。それでもブログや日常にやることぐらいならそう深刻な結果にはならないとは思いますが、命にかかわるような意地の張り方をしてしまう場合だってあると思います。

 中国の万里の長城を巡るツアーで遭難事故が起きたという話は、52年振りという大雪によって日程の断念を余儀なくされなければならないものだったと思いますが(ツアーの日程に予備日はなかったようです)、とにかく予定の行程を消化しようと日程を強行してしまったため起こった悲劇であることは間違いないでしょう。もしかしたらツアーに参加された方やガイドの方はこれだけの大雪が降るということは予想しないまま出発したのかも知れませんが、出発後の降雪の様子を見て引き返すという選択もあったはずです。

 まだ第一報が入ってきている状況のみで、具体的に現場で何が起こったのかはわからずに書いていますが、こうした遭難事故が起こるたびに、止める決断の大切さについて思います。それでも今回の遭難事故については現地のガイドの方が下山して知らせたことにより遭難の事実が知らされることになりましたが、もしガイドも何もなく自分の意思で移動している中で無理な日程を消化しようとして事故になったり遭難したとしたらさらに絶望的な状況に陥る可能性もなくはありません。それは、車中泊の旅を楽しんでおられる人たちには常に関わってくる問題であると言えるでしょう。

 先日、新潟から能登半島を目指し、白川郷を通って帰ってきたのですが、現地でどうしようかと考えた際、まずは余裕を持って日階日の夕方前に自宅に帰り着くような日程を考え、特に帰り道は一度通ったことのある道を選ぶなどしました。それでも前半は無茶な日程だったのですが(^^;)、その分後半にゆるめたといった感じですね。初日は訪れる場所と時間が決まっていたので少々睡眠時間を削らざるを得ませんでしたが、翌日はかなり早めに宿泊場所に入り、早朝から活動するにしても普通以上の睡眠時間が取れるように行く場所をしぼりました。そのため、日曜日のお昼過ぎにはもう自宅に着いてしまってもう少し他の場所を回っておいた方がいいかなとも思ったのですが、ある程度余裕を持たせた日程の方が翌日への活力も出てくるというものです。秋の季節というのは車中泊にはいい環境なので、週末を中心にさまざまな所へ出掛けられることが多いかと思いますが、現地の情報収集をしっかりしながら余裕のある日程でお出掛けするようにしたいものですね。


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自分で決められる行程だからこそ」への2件のフィードバック

  1. acefeel 投稿作成者

    なるほどぉ。。。日暮れも早いし 早朝行動 早め 車中寝や帰宅 がんばろ。

  2. てら 投稿作成者

    本当は予備日を含めた感じの計画を立てたいところなのですが、週末休みだけだとなかなかそうもいきません。でも、翌日から仕事なのに前日の夜中まで走り続けるなんて日程はやはり避けたほうがいいですね(^^;)。カーナビを過信してしまう場面もあるかもしれませんが、細い山道を迂回しながら進むコースをカーナビが推奨ルートにする場合もありますので、夜間の未知の場所の走行は慎重に行いましょう。

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