鎌倉清雅堂 手作り銅器 錫被フリーカップ

 旅先でのカップというのは、落としても割れない金属製のものを持って行くと便利ですが、キャンプ用として取っ手のあるマグカップや飲み口のあるステンレス製水筒を持っていくという方がほとんどでしょう。

 キャンプ用のものはそれなりに雰囲気もあり、外で飲むコーヒーの味を引き出させてくれる気もしますが、これからの季節、冷たいものを美味しく外でも飲みたいということで、さまざまなカップに食指を伸ばしています(^^;)。今回もそんなカップを紹介させていただきます。

 先日紹介したステンレス真空断熱のタンブラーは、冷たいものを冷たいままの状態でキープしてくれるという意味でも夏に持っていると便利ですが、グラスを冷やした状態で手からも涼しさを得るような使い方はさすがにできません。そうはいっても車の旅に薄いグラスを持っていくというのは危険なので、以前から持っていた銅製のカップを車中泊の旅にも持っていこうかと今考えています。

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 写真のカップは一枚の銅版を槌で打ちながら形を整えて仕上げたものです。容量が200ccあるこのカップは、夏の車での旅の中ではクーラーボックスの中に入れ、常に冷えた状態にしておくのがいいでしょう。容量がそれほど多くないので、飲み物を入れたらすぐに飲みきり、簡単に水でゆすいですぐまたクーラーボックスに戻すような使い方をすれば、結露により車の中を濡らしてしまうこともないでしょう。なお、このカップは銅に錫がメッキされていますので、イオン効果で水やお酒をまろやかにするとのこと。

 それと、継ぎ目など全くない打ち出しの器なので、落としたりして傷が付いたりしても、器の機能自体には影響がなく、耐久性も抜群です。このカップは元々、自宅で冷たい飲み物を楽しむために購入したものでしたが、真空加工したものよりも落下に強く、傷やヨゴレ自体が味になるような感じもします。このカップのウィークポイントは、あまりに熱伝導が良いので、熱い飲み物を入れたら持てないぐらい熱くなってしまうということぐらいなので、これから暑くなればなるほど、その出番は増えていくでしょう。


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