楽天LTEから乗り換えを実行し、BIC SIMへ

 docomoの携帯電話用の通信専用SIMカードを使ったインターネット接続サービスの中で、OCNの月千円以下のSIMカードが登場した際には、これはいいとは思ったものの乗り換えまでは検討しませんでした。というのも、一日30MBまで高速通信が使えるものの、日ごとの繰り越し不可ということになると、普段使いには十分なものの、旅行先で一日のデータ通信量をそれなりに使う場合に対応できないということで、月200MBまでは高速通信可という楽天LTEのスタンダードプランに留まっていたのでした。

 しかし、先日発表があった、家電量販店ビックカメラが販売する「BIC SIM」はIIJmioのサービスを使い、千円以下のプランでも月500MBまで高速で使えるバンドルクーポンが付き(2013年8月31日までの期間限定キャンペーンではありますが、9月からは通常のサービスになる予定)、ダウンロード容量が超過した場合は200kbps以下での接続になります。元々IIJmioのサービスは使っていてそのパフォーマンスには満足していたので、規制後のスピードも私にとっては問題ないということもあります。なお、低速のままバンドルクーポンを使わない場合、翌月まで高速通信できる容量が繰り越せるというメリットもあります。

 これだけでも十分乗り換える価値はあるのですが、ビックカメラの販売するパッケージを購入するメリットとして、公衆無線LANサービスの「Wi2 300」のアカウントをもらえるということがあります。このサービスを使うと都市部での接続や、コンビニでの接続、特定の飲食店での接続が安定してできるようになります。特にWi-Fi通信しかネット環境のないノートパソコンおよびNexus 7やiPod touchでのモバイルでの活用にも期待が持てます。もっと言うと、一部のコンビにでは専用のアプリがないとネット接続できなかった無線LAN接続が可能な携帯電話でもネット接続ができるというのが大きなメリットでした。このWi2 300は月額380円で提供されるサービスなので、金額面からいってもお得感は十分ですね。

 新しいBIC SIMはビックカメラの店頭だけでなく、ビックカメラ・ソフマップ・コジマのネットショップでも予約できるので(事前予約の場合6月14日から利用可能)、とりあえず予約をネットで行ないました。楽天LTEの方は毎月10日までに解約の申し出を電話ですれば当月中までの利用で解約可能なのでその手続きも終え、スムーズに移行できるような態勢も整えました。

 スマートフォン利用者の公衆無線LANサービスについては、携帯電話会社はいわゆる正規の料金を払ってスマートフォンを利用している人にしか公衆無線LANサービスを開放していなかったので、最低の月額料金で契約を維持している私としてはずっと残念な思いをしていました。これからはau系列のWi2 300が使えるようになるので、状況によってはWimaxを使わなくてもいいような状態にもなるかも知れません。ただ、これだけのサービスですのでユーザーが殺到して使い勝手が変わってくるかも知れませんので、その点は心配ですが。ともあれ、新しい通信カードがやってきたら、無線LANの使い勝手を含めてここで紹介させていただこうと思っています。


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