格安SIMに付くWi-Fi接続サービスに期待

 私が今これを書いている現在、私がメインで使っているMVNOはBIGLOBEですが、その中で一部プランに入ると追加料金なしで1ライセンス使えるのが「BIGLOBE Wi-Fi」のサービスです。以前入っていた「BIC SIM」や「ワイヤレスゲート」でもWi-Fiスポットが使えるサービスがありましたが、特にWi2という公衆無線LANサービスを追加料金なしに使えるスポットが少なくなったことで利便性も落ち、特に「BIC SIM」を使い続けたいという魅力は確実になくなったような気がします。

 それでも、先日までは元々の月額が安い「ワイヤレスゲート」に付いていたWi-Fiサービスを使っていたのですが、今回変更した先で付いていた「BIGLOBE Wi-Fi」はそれでも使える場所が多いのが特徴で、「BIC SIM」や「ワイヤレスゲート」で使えていた「B.Bモバイルポイント」はもちろん、一部の駅や空港、新幹線の車内でも使えるケースが有るというのは何かの時に試してみたいと思うものの、なかなか試す機会は訪れないのではという気もします(^^;)。

 しかし、利用できるアクセスポイントの中で、「0001_secured_wi-fi」はスターバックスやタリーズコーヒーなどのカフェや、ローソンとセブン-イレブンというコンビニで使えるなど、そこそこの使い勝手を誇っているようです。このアクセスポイントで調べたところ、現在Wi-Fiのトライアルサービスを行なっている「ocn モバイル one」の契約者が使えるアクセスポイントであるようです。ただしトライアルサービスが終わった後、全てのプランで無料で使えるのかどうかはわかりません(BIGLOBE Wi-Fiも以前は全てのプランでWi-Fiサービスが無料で使えていましたが、現在は最安のプランでは追加料金がかかるように変更されました)。

 先日、Wi-Fiを使える端末をNexus5から、常に持ち運んで利用することの多いSIMカードが入らないWi-FiタイプのiPad mini2に変更してみました。外で使う場合はじっくり座ってパソコンを使うようなケースよりも、ちょっとした間に情報を見るくらいの使い方が主なので、あえてLTEを単体で使えないタブレット端末で使った方が、どこでWi-Fiが使えるのか使えないのかがはっきりしますし、iPad mini2でも自動的にアクセスポイントにつながってくれるので、結構便利に使えます。ただ残念なのは、LTEスロットがあるタイプのハードでないと、Wi-Fiの電波を受けながらBluetoothテザリングを行なうような芸当はできないということです。

 もっとも、どうしても公衆無線LANを使ってパソコンをインターネットに接続したいような場合は、BIGLOBEのマイページから登録しておいたMACアドレスをBluetoothテザリングのできるNexus5に変更すればいいので、いざという時に変えるという事を覚えておけば普段使いでは問題なく利用可能です。

 これは私個人の感想ですが、携帯大手3社のスマホを持つことのメリットの一つとしてポイントになるのが、各社が提供しているWi-Fiサービスを追加料金なしで使えることがあると思っていたところがあります。Wi-Fiのアクセスポイントを探していると必ずドコモauソフトバンクの契約者向けのアクセスポイントがあるのが、MVNO使いの身としては大いに羨ましかったのですが、BIGLOBE Wi-Fiで使える「0001_secured_wi-fi」のアクセスポイントは、ドコモのWi-Fiが使えるところには同じようにあるので、ようやく使えるWi-Fiに巡りあったという気がします。

 その、BIGLOBEに対抗するところとして期待しているのは、「0001_secured_wi-fi」を使えるMVNOとして、今トライアルサービスで提供している「OCN モバイル ONE」です。先述のとおり、もしかしたら本格的なサービス開始に合わせて、Wi-Fiを無料で使えるプランを限定してしまうのではと心配していますが、全てのプランでWi-Fiサービスが無料で使えればかなりのおすすめMVNOとして認識されるでしょう。

 BIGLOBEの惜しいところは、高速低速の無制限をうたっていながら、高速から低速へ手動で切り替えできる術がないことなので、もしどのプランでも高速低速の切り替えができる「OCN モバイル ONE」が今のままのWi-Fiサービスを継続してくれれば、安いプランでもWi-Fiアクセスポイントを探しながら旅をすればそれほどの高速クーポンも使わずに十分楽しめるようになりそうです。実際どのような形になるのかはわかりませんが、これだけMVNOが乱立する中、差別化をするならある程度使える公衆無線LANサービスを使えるようにすることで、ヘビーユーザーをそちらに逃がすようなところもあってもいいと思うのですが。ともあれ、今後の展開に大いに期待しましょう。


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