最低限の用意と工夫で持ち物を減らす

 災害が起きた時の事が心配で、沢山の物を揃えてしまう癖がぬけないのですが、全ての用意を完全にしたものを常に持ち歩くということははっきり言って不可能です。常にいざという時のことを考えているというのも心配し過ぎになってしまうということもあり、いろんなものを用意しつつも、もし何もなくても何とかできるような最低限の用意ということにも考えを及ぼすように最近なってきました。

 現在、車の中には車中泊で役立つものであるとともに災害の時に役に立ちそうなものを入れていますが、車の近くや車に乗って移動している時だったら食料も水も燃料もあるのである程度の時間だったら援助物資がなくても何とかなりそうではあります。

 しかし、体一つで移動している時に何か大きな災害に見舞れた場合、そこまでの用意をするためには海外旅行用のスーツケースを転がしながら歩いているようでないと車の中に入れているものと同じように物を揃えることはできません。どこかにそこまで心配してあらゆる事を想定したものを持ち歩いている人はいるかも知れませんが、私にはそこまでできません。

 身軽な中にもいざという時の準備をする場合、避難所に入り食べ物や飲料水、毛布などを支給されることは見越しておいてもいいような気がします。その他、罹災した後でも調達できるものについては常に持ち歩く必要はないと思いますが、やはり人間にとって必要不可決なものである水はキープしておけるようにしたいものです。

 しかし、水用のタンクを常に持ち歩くなんてことは一般的ではありませんし、災害用の水タンクの中には折りたためたり袋状になっているものもありますので、そうしたものを持ち歩く方法はありますが、今までと言っていることが違ってくるかも知れませんが、水タンクには水を入れるという用途しかないので、できれば水を入れる以外にも使えるものであった方が何かの役に立つ確率は上がります。

 防災の専門家のアドバイスの中で私がもっともだと思ったのが、給水車からの水をもらい運ぶ場合には、ダンボール箱をどこかから調達してきてごみ袋をその中に入れて水を入れて運ぶという方法です。これなら袋を縛って運べば水をこぼす心配もなく運び、使う場合もダンボール箱をバケツのように使えるので、とりあえずはたたんでしまっておける大きなごみ袋を用意しておけばいいというわけです。

 もしかしたら避難所でごみ袋を入手することができるかも知れませんが、いざという時に役立つものは取り合いになるかも知れません。そこで、どうしても必要なものは自分で用意しておき、避難所で用意したものは別の人に使ってもらえるようにした方がいいと思います。

 このような最低限あった方がいいものというものは他にもあります。例えば暗がりの中でも明かりを取れるようなキーライト・ヘッドライトの類、情報はガラケーやスマホで最低限入手可能なのでいいとして、インターネットでは検索できない自分自身の情報についてはしっかり控えておき、血液型や持病、常備薬がある場合はその事もメモに残しておきましょう。


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