旅と学習

 これはあくまで私の場合ですが、車中泊の旅に出る場合、全く何も考えずに出るという事はなくて、漠然としつつも何らかの目標のようなものを持ってそのために旅出つといった感じになります。

 その目標というものは何でもいいのですが、例えばテレビで見たものが印象に残ったりとか、人からいただいて食したものが気に入って、本場の味を確かめてみたいとか、何らかのアンテナを日頃から張り巡らせておくことで具体的にその場所へ行くというイメージが湧けば気軽に出掛けやすくなります。

 ただ実際に出掛けたとしても、私の旅の場合寄り道があったり、突然出くわした予期せぬ出来事にもかかわってしまう方なので、せっかく調べたことも無駄になってしまう場合もあるのですが、それはそれで新たな知識収集のチャンスとも言えるわけで。

 というのも、今の時代は昔と違ってたとえそれがどこであってもネット経由で調べられてしまうという特徴があります。自身では全く存じあげないものの、旅先で興味深い地名や人名を見付けたら、その言葉をキーワードにしてその場で調べてみると、何らかの自分のそれまでの知識と結びつくかも知れません。実はそういうところで日々の学習の真価が問われるわけで、お子さんなら日々の学校での勉強、大人の方なら新聞や書籍との付き合い方を見直すチャンスともなり得ます。

 残念ながら、旅先で出会ったものの意味がわからず、ネットで調べるツールを使っても全く自分の知識と結びつかなかった場合は自分の不勉強さを嘆くしかありません。しかし、旅から帰った後でそのままにしておくのかどうかは次に旅に出た場合に影響するかも知れません。専門的な知識という事ではなく、広く浅い知識を持っていれば旅は楽しくなります。とりあえずは次に自分で行こうと思っている所の事をガイドブックでもインターネットでもいいですから自分でわかる範囲で知っておくだけでも違ってくると思います。


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