千里浜なぎさドライブウェイに沈む夕日

 新潟で用事を済ませた後、お昼に地元B級グルメの「イタリアン」を食べながら、さてこれからどこへ行こうかと考えました。正直言って全くのノープランで出掛けてきてしまったので、どこへどう行こうと自由なのですが、やはりそこはどこへ行こうか悩みます。新潟から東北方面へ行くか、来た道を戻りつつめぼしい観光地を回るか、はたまた金沢方面へ行くかということになってふっと思い浮かんだのが全国で唯一砂浜を車で走ることができるなぎさドライブウェイの存在でした。その時はどこにあるのかはっきりと認識していなかったので地図で探したところ、能登半島の付け根の所の羽咋市にありました。

 改めてカーナビで所要時間を検索すると、午後一時過ぎに出発の場合、何とか日没前の午後五時頃に到着することがわかりました。道路状況的にも高速道路を利用すれば渋滞などもないようでしたので、今決断して出発すれば何とか日本海に沈む夕日を波打ち際から見られそうだということですぐに能登半島へ向けて出発しました。

 新潟からの道は、たまたまその年の5月、ゴールデンウィークの際に金沢へ行ったルートと同じということで、一気に行くことの無謀さもわかっていたつもりでしたが、トイレ休憩などもしっかり取りながらカーナビの到着時間が極力午後五時前になるようなペース配分で走行することができました。新潟からだとまず富山に着くまでが一苦労で、さらに金沢へもうひとふん張りしながら進みます。金沢東のインターで下り、そこから能登有料道路に乗れば先が見えてきます。この有料道路はETCの利用ができないので、なぎさドライブウェイに到着するまでは2ヶ所の料金所で150円と110円(今浜ICまでの軽自動車料金)を係員の方に手渡していよいよドライブウェイに入ります。

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 道路はこのような感じで本当に単なる砂浜なのですが、普通に車やバイクが走っているのを見るとここが特別な道路であることが実感できます。海岸に出るところはやはりというか砂が舞っていてスタックしないかと緊張しましたが何とか海岸に出ることができました。

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 夕日はもはや沈む寸前だったので、入口から入ってすぐのところに車を停め、まずは夕日が沈んでゆくまでカメラのシャッターを切りながら日没の余韻というのをしっかりとかみしめました。海水浴のシーズンでもない普通の週末だったためかそれほど車で混雑するということもなく、ゆっくりと楽しめました。そうしてドライブウェイを気を付けながら走り始めたのですが、車輪の跡が残るところをそのまま走行した方がいくら砂がしまって観光バスでも走れるということでも安全です。スピードを上げすぎると段差で車がはねることもありますし、何より波打ち際を走るわけですからその風景を楽しみながらゆっくりと走りたいものです。

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 途中の砂浜で停車して、自分の車とともに海岸を撮影してみました。新潟からの道のりは結構大変でしかも日没の時間があるので途中でゆっくりもできず、これで夕日に間に合わなかったらどうしようかと思いながら走っていたので、沈む夕日を見られて感慨もひとしおでした。ただ、このような急に思いついたような出掛け方では途中渋滞に巻き込まれるなど何かあれば真っ暗な海岸を走ることにもなりかねませんので(^^;)、事前にしっかりと準備して早めの到着をおすすめします。なお、この能登有料道路は2013年の4月1日から無料化される予定ということなので、さらに多くの人が出かけやすくなるように思います。私もその際にはもう少し余裕を持ってこの道を再度走りたいと思っています。


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千里浜なぎさドライブウェイに沈む夕日」への2件のフィードバック

  1. acefeel 投稿作成者

    おぉぉぉお 夕日 いいですね。旅の醍醐味だねっ。砂浜のような道 カッコイイ[E:good]

  2. てら 投稿作成者

    今改めて考えてみると、相当無理をしないとたどり着けない行程だったのですが、何とか日没に間に合ってよかったです。ただ、この写真を撮影してから30分後には真っ暗になってしまいまして、本当にぎりぎりだったのでした。
    この道は本当に波打ち際のすぐそばまで車で行けますので、ぜひ機会があったら出かけてみてくださいね。

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