デジタル一眼レフカメラ PENTAX K-30 に期待

K30

 先日、海外で発表されたものの、今のところ日本では出るかどうかもわからないペンタックスのK-30というデジタル一眼レフカメラは、今から日本での発売が楽しみなモデルです。というのも、アメリカでの価格はレンズキットで約900ドルとそれほど高い価格設定ではないのですが、本体にはきちんとした防塵防滴および耐寒性能がそなわっている(レビュー記事の内容から)からです。

 写真撮影を目的に車中泊をされる方はさまざまな過酷な状況での撮影の経験があるかと思いますが、カメラにとっての最大の問題は雨やホコリがカメラやレンズ内に入ってしまうことでしょう。先日、主に冬、北海道へ行って多くの素晴らしい写真を撮影している知り合いの方に会ってお話をお聞きしたのですが、どんなに性能のいいカメラでも防塵防滴がないと駄目だということで、今でも古いペンタックスのカメラを使っていると話してくれました。今回のK-30はプロユースからすると不満な点は数多くあるかも知れませんが、一眼レフは欲しいがカメラをぞんざいに扱ってしまいそうな私のようなにわかカメラマンにはなかなか魅力的にうつります。ちょっとした雨だからとそのまま使い、その後の手入れを怠ると故障の原因になるかもしれないのが普通のカメラだとしたら、きちんとそうした対策が講じられているカメラの方が故障する可能性が低くなる分、素人には扱いやすいものになるだろうと思われるからです。

 ただ、写真の出来というのはレンズによる部分もありますので、キットレンズをそのまま使うのではなく、カメラと同じく防塵防滴性能のしっかりした写りのいいレンズにした方がいいでしょう。ただ、レンズにお金を掛けるのは大変なので(^^;)、今出ている交換レンズがどのくらいで売られているのかをチェックしておきたいと思っています。

 そしてペンタックスが出すカメラのもう一つの特徴として、電池は専用のリチウムイオン電池が付属するものの、別売のバッテリホルダーを導入することで、単三ニッケル水素電池でも本体に内蔵して動かすことができるのだそうです。これは、私のようなエネループなどのニッケル水素電池のストックがある立場からすると予備バッテリーの事も考えなくて済みますし、車の中で充電できるようにすれば、旅行中に使う電池(ランタンやラジオなど)を共通化できて無駄を生じません。使う機器に応じて違う充電池と充電器を用意するよりも、限られた車の中のスペースをうまく使うためには電池を共通化するというのは、実に効率的だと私は思うのですが。

 今回、まだ発売前の商品をつい紹介してしまいましたが(^^;)、早いうちからこういった魅力的な製品をチェックしておけば、突然に出費することもなく、計画的にお金を用意することができます。また、発売当初でなく比較的価格がこなれてくるまで待って購入するというのもありでしょう。世の中のカメラはすっかりミラーレス一眼中心になってしまいました。ミラーレス一眼カメラでも防塵防滴性能を実現したものに、オリンパスのOM-Dがありますが、専用電池なのと本体価格も高いですし、防塵防滴の交換レンズのラインナップがこれからということ、そしてファインダーが光学式でないと躊躇させるネックが多いのが問題です。とりあえずは新しくカメラへの投資は控えつつPENTAXの動向を見て行こうかと思っています。


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