キーレスエントリーの不具合対策

 新車やあまり走っていない車を購入した場合はそれほど問題はないと思いますが、中古で車を買われた場合、よくある話としてキーレスエントリーが突然使えなくなってしまうというのがあります。もちろん、キーレスエントリーが働かなくても、直接カギを回してドアの開閉をすればいいのですが、特に旅行中のインキー(カギを車の中に置いたまま外からカギをかけてしまうトラブルです)を防止するという意味でも、車の外から確実に全てのドアのロックがかけられるキーレスエントリーでドアの開閉をする習慣はは大事だと思いますし、もしボタンを押してもロック解除ができない不具合を持っている方は対策された方がいいと思います。

 不具合の解消法として、カーディーラーにお願いして電池を部品として取ってもらって交換するというのが一番安心かとは思いますが、時間と手間とお金がかかるのが玉にきずです。ただ、細かい作業ができる方なら、精密ドライバー(100円ショップでも売っています)があれば多くの車の場合簡単に電池が入ったところにアクセスできますので、あとは電池だけ用意すればいいということになります。

 あまりこういったことを普段気にしていない方は、中に入っている電池が特殊なのではないかという風に思われているかも知れません。ただ基本的には普通の電気屋さんで売っているボタン電池と同じものが入っていることが多いです。車種によっては100円ショップで売っているボタン電池を利用しているものもありますので、うまく行けば工具込みで210円で簡単に修理完了になってしまうわけです。

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 写真は、私のワゴンRのカギ内部を精密ドライバーで開いたところですが、中にボタン電池が入っていることがわかるでしょう。ワゴンRはMH23Sという形式のものですが、中に入っているボタン電池の型番は「CR1216」でした。ちなみに、この型番のものは近くの100円ショップにはありませんでした(;_;)。しかし、電気屋さんへ行けば200円ちょっとで購入できますので、それほど目くじらを立てるほどのものではないでしょう。

 店頭で売られている電池の使用期限というのはだいたい5年くらいといったところだと思います。キーレスエントリーの電池寿命は使用頻度にもよりますがさすがに5年よりは短いと思うので、念のため事前に型番を調べた予備の電池と精密ドライバーをいざという時のために用意しておくというのもいいのではないでしょうか。人によってはキーレスエントリーの電池を替える前に新しい車に乗り換えてしまうかも知れませんが、少なくとも今乗っているお車のキーに使われているボタン電池の型番のみでも控えておけばそれだけでも役に立つでしょう。

 実際に作業をする場合、精密ドライバーを使ってネジをはずすのですが、このネジはかなり小さいので極力なくさないように注意することが必要になるでしょう。下に落としたらどこへ行ったかわからなくなるような所では作業はせず、箱など外へ飛び出さないところで作業することが大事です。また、ネジがうまく回せない場合、無理な力で強引に回そうとするとネジ山がつぶれてしまい、素人ではネジを外すことすらできなくなってしまいます。その場合はねじ山をつぶす前に、多少の出費は覚悟してでもカー用品ショップやディーラーなどに作業を依頼するようにしましょう。


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