やっぱりやってきた黒船『Amazon Prime Music』

 スマートフォンやタブレット端末を使って音楽を聞くのは当り前になる中、様々な有料の音楽の定額サービスが進出してきました。

 個人的にはYouTubeにアップされている音源だけでもかなりのものになるので、あえて加入はしていませんでしたが、お試しでGoogle Play Musicを使ってみて、プレイリストの曲を流しっぱなしにすればBGMは全てこれで良くなるので興味はありました。しかし、その時から噂で言われていたのが、もしかしたらすでにAmazonが国外で行なっている音楽配信のサービスを日本国内でもやるようになれば、うまく行けばプライム会員には無料で使えるようになるかも知れないという話です。

 すでに動画についてはそれまで有料だった作品もプライム会員には一部無料で利用できるようになり、さらにTVに接続できる端末でテレビの大画面から出力できるようになっています。その流れで音楽もある程度楽しめるようになればと思っていたのですが、その期待に応えるような形で音楽配信サービスが出てきてしまいました。

 すでにスマートフォンやiPadに専用アプリをインストールして試してみましたが、ある程度は低速のネット接続でも何とか聞けるような感じですし、いわゆる名作の類やちょっと興味があるから聞いてみる程度ならこのプライム会員無料分だけでも十分楽しめそうだという風に感じます。ただ、用意されているアーティストのアルバムをコンプリートでカバーするというようなことはなく、欲しければ追加で購入してくださいという感じではありますね(^^;)。個人的には海外のジャズで無料で聴けるものが多いのは嬉しいです。

 さてそうなると、他のサービスで特定のアーティストのコンプリート・コレクションができているならばあえて乗り替える必要もないでしょうが、ちょっと気になった曲がプライム会員無料のリストの中にあれば聞いて楽しむというのもいいでしょう。様々な音楽配信サービスのクセを見ながら、どのサービスが自分に合っているのかを判断した方がいいのではと個人的には思いますが、私の場合は買いたいものはCDで買うことが多いので、アマゾンの方でも十分です。今後アマゾンの発表を受ける形で、毎月の料金をかけて音楽を提供している他のサービスがどういう風にサービスを見直すのか見直さないのかというのが気にかかります。個人的にはこうした傾向が進化することになると、ますますアマゾンの寡占化を進ませるだけだと思うので、現在の状況は必ずしも手放しで喜べないなというのが正直なところです。


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