どうしてもWindowsマシンを外せないわけ

 私のパソコン遍歴は、最初はアップルマークのMacOSが動くパソコンから始まりました。当時のソフト使いの定番は「クラリスワークス」という統合ソフトで、パソコンでワープロや表計算を使うことができるということで、ワープロから完全におさらばすることとなりました。

 その後、PowerBookというノートパソコンを買い足し、外からでも公衆電話ボックスからメールチェックを行なうほどはまっていたのですが(^^;)、あることがきっかけでウィンドウズの世界に足を踏み入れました。なぜかというと理由は2つあって、一つはアップルはiPhoneやiPadを出すまでモバイル環境でまともに使える端末を出してこなかったので、小型で持ち運びしやすいモバイル用の端末を使うためにはウィンドウズバソコンを使うしかなかったということと、さらに仕事でワープロはワード、表計算はエクセルを使うことが必須になったからです。

 今ではMacOS用のOfficeもありますが、当時はまだ従来のクラリスワークスなどの統合ソフトを使う人が多く、趣味やグラフィック、音楽関係にはにはMac、一般の事務仕事にはWindowsという住み分けがされていたように思います。

 先日、知り合いの20代の子にパソコンの購入相談を受けまして、やはり仕事に使うのでWindowsでOfficeソフトが入っていることが第一の条件だと言われました。ただ、そうした条件で探していくとある程度の予算を取らないと難しいのですよね。

 ちなみに今私がメインで使っているWindowsのノートパソコンにはOfficeソフトは入れずに、互換性のあるフリーソフトを入れています。ちょっとした表計算やワープロの扱いならこれでも十分なのですが、さすがにマクロ機能を使った作業になるとフリーソフトだけでは限界があります。先日もエクセルのマクロを使った書類作成をする必要があり、互換ソフトで試してみたところ書類は作成できませんでした。もっとも、そういった作業をいつもしているわけではないことから、私の場合は一つの解決策を生み出しています。

 マイクロソフト純正のOfficeソフトを普通のノートパソコンにプリインストールしたモデルというのはけっこう高額になるので、私の場合モバイル用途に購入した8インチクラスのWindowsタブレットと併用することにより、どうしても純正Officeでやらなければならない作業はタブレットの方でやり、それが終われば改めて互換フリーソフトの入っているノートパソコンで見るという方法を取っています。

 8インチクラスのWindowsタブレットというのは画面の狭さがネックですが、その代わりOfficeが入っても単体でソフトの値段くらいでタブレットが手に入るメリットがあります。タブレットにキーボードをつなげばほとんどの仕事はタブレットだけでもできてしまいますし、ノートパソコンに加えてタブレットをセットで活用するような形の方が私の使い方では何かと便利なのです。

 もっともこうした私の特殊な事情を購入相談してくれた人に言うわけにはいかず(^^;)、型落ちになった安いOffice入りノートパソコンを探すようにアドバイスしましたが、Officeは持っているけど古いものしかないとか、そもそもOfficeが入ったパソコンは高くて買わないという方には、一台安いOffice入りのWindowsタブレットを増やすという選択肢は十分有りだと思います。本当はOfficeを使わなくてもいいような仕事の環境ができればいいのですが、これだけ日本中で普及してしまった以上、ユーザー側で何らかの対応策を取らないとだめな状態はまだ続くでしょう。

 ただ、Windowsタブレットを中古で購入する際に気を付けていただきたいことがあります。安いタブレットを見付けたとしても、元の持ち主が中古屋さんに売る際にOfficeソフトだけ抜いて売りに出している場合も結構あります。購入前に元から付いていたOfficeソフトはどうなっているのかを確認してから中古に手を出すようにしないと、肝心のソフトが手に入らないという状況にもなりかねませんので十分注意しましょう。


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