「アマゾン プライムフォト」の実力は?

 昨日急にやってきたメールでサービスが開始されたことに気付いたというのも情けない話ですが、アマゾンのプライム会員向けのサービスがまた一つ新たに拡充されました。今度は写真や動画をクラウドに保管できる「プライムフォト」のサービスですが、これは単にグーグルフォトに対抗したものかと思いながら調べてみることにしました。

 グーグルフォトは全くの無料で写真と動画の保存が無制限にできるということで万人に勧められるものではあるのですが、クラウドにアップロードする際に圧縮がかかり、RAWデータのようなファイルの保存も無理で、画像のサイズにも1,600万画素以上の画像はリサイズされるという制限があるなど、無理のサービスとして考えれば仕方のない制限があります。

 それが、このプライムフォトではそうした制限が一切ないとのことです。となると、毎年のプライム会費が3,900円で変わらず維持されるのなら、動画や音楽もそれなりに使えますし、プライムフォトのためだけにプライム会員になるという人も出てくるのではないかと思えてきます。

 かといって、グーグルフォトの方をやめてしまうというのもしないと思います。プライムフォトでは写真のバックアップ用として基本的には見るより必要に応じて写真をダウンロードして使うようにし、パソコンやタブレット、スマートフォンで人に見せるのにグーグルフォトにアップロードした圧縮されたファイルの方にアクセスするようにすれば、特に外でのインターネットにおいて貴重な高速クーポンをプライムフォトよりも消費せずに済みます。スマートフォンやタブレットで撮影した写真は自動的にアップロードする設定があるので楽ですが、カメラで撮影した画像はその都度まずはスマートフォンに手動でアップロードする手間が私の環境ではかかりそうなので、その手間が大変といえば大変そうですね。

 それでも、これで高画質な画像をデジカメで撮ってもオリジナルサイズのままバックアップできることになったので、かなり気楽に様々な写真を撮りに行けそうです。それと同時に、改めてデータ自体はハードの中では保管せず、クラウド上で必要な時にだけ呼び出す流れが加速しそうな感じがします。クラウドでの保管自体にもセキュリティ上の問題は少なからずあるわけですが、ここまで使えるようになったクラウドサービスが出てきたことで、改めてこうしたサービスの利用について考えてみるのもいいかも知れません。


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