ここのところ、ブログを書いたりウェブを閲覧したり、メールを書くのにLinux Mintを導入したダイナブックを開くことが多くなりました。今まではChromebookを使うのが良いのかなと漠然と考えていたのですが、ChromeOSを使いながらLinuxを導入すると結構本体メモリを消費してしまうことと、日本語入力の仕様を二つのOSで使い分けるのが面倒なのです。
ChromeOSにLinuxを入れて使う場合、アプリでの日本語入力ができず、唯一の方法がウェブブラウザのFireFoxを入れてブラウザ上で日本語入力をする場合にMozcで設定した日本語入力が使えるようになるだけなので、それならリモートデスクトップで別に用意したWindowsパソコンをコントロールして使った方が楽になってしまいます。
現在は、Linux MintでエディタやOfficeなどのアプリ上でも慣れ親しんだ日本語入力が使えるようになり、もちろんLinux上でインストールしたChromeブラウザ上でも同じように日本語が入力できます。Chromeブラウザがインストールされていることで、Chromebookで使っているリモートデスクトップも使えるので、自宅ではMiniPCの電源を入れてWindows11をLinux Mintの画面に出して使うことも可能になっているので、今後はあえてChromebookにこだわらなくても良いのでは? と思ってしまうほどです。
ただ、Chromebookの安定性はさすがで、使っていて一回もフリーズしたことはないのですが、Linux Mintはちょっと挙動がおかしくなって再起動しないと元に戻らないという事はあります。セキュリティ上もChromebookの方が安心できるので、全くChromebookの使用というものを止めるということはないのですが、OS自体が約30GBちょっとで軽いLinux Mintには魅力を感じていますし、今後はOSを複数の使っていないパソコンにインストールして使っていきたいと思っています。
現在持っているパソコンにも導入の努力は続けていきたいですが、これだけ使えるならLinux Mintを入れたモバイルPCを作ってみたいと思っています。その場合、果たしてどのくらいのスペックがあれば良いのか? ということを調べつつ、今後パソコンを増やしたり、以前書きましたが使っているパソコンが全てだめになってしまった場合にどういったパソコンを手に入れればいいのかという点について考えてみることにしました。
今使っているLinux Mintは「xfce」ですが、現在Windows11を動かすためのスペックと比べるとかなり前のモデルでも問題なく使えています。私のはメモリ4GB、SSD128GBですがこれだとちょっとオーバースペックという感じです。でも、今後世間がWindows10からWindows11に変わる中では、このくらいのスペックのパソコンはWindowsを使い続けるにはスペック的に大変になるので、安く手に入るならこのくらいでも十分です。
モバイル用として使うために、あと考えているのは、電源回りと画面についてです。今使っているダイナブックはかなり前のモデルなので電源は専用のACアダプタを使って給電していますが、持ち出してどこでも使えるようにと考えた場合、USB-CタイプのPDによる給電が使えるモデルの方がスマホともケーブルやACアダプターを共用できるので、有利です。さらに、小さな画面のノートパソコンを選ぶ場合には、タッチパネルからの操作にも対応していると、画面をスワイプして拡大したり、スクロールも画面を指でなぞってできるので、特に外で立って使うような場合には便利です。
ちなみに、現在Windows11が軽快に使えているChiWiのMiniBook N100がそんなパソコンで、ヒンジを裏返しにするとタブレットのようにも使えるようになっています。ただ、中古でOSもないようなものであれば、状況にもよりますがパナソニックのレッツノートや、LenovoのThinkPadの過去の高グレード機も安く手に入る可能性は出てきます。
今後の経済情勢は見通せないものの、さすがに現役でWindowsが安全に使えないくらいのスペックしかないものは、中古市場でもそこまで高くはならないでしょうから、あとは電源回りでバッテリーの交換が自分でできるものを手に入れて、程度の良いバッテリーを別に購入しながら、日常の持ち出し用としてかなりラフに使うというのもありかも知れません。
そうではなく、今後もマイクロソフトの思惑通りに高スペックにOSだけでなくOfficeも付けたパソコンを使っていく人たちはかなりパソコンに対するコストがかかっていくだろうと思います。私も、Windowsが使えないと困るうちは何らかの対応はしますが、その場合はデスクトップ形式で自宅に置いておき、いざという時には外出先からリモートアクセスできるMiniPCの買い替えで十分な気がしてきました。今使っているMiniPCは本体のみなので約2万円くらいで買ったのですが、将来的にも本体は起動させるだけで、Linux MintやChromebookからリモートコントロールさせるくらいだったら、もうこれ以上Windows用パソコンにお金を掛けたくはありません。
Officeソフトについても、仕事で使っているうちは仕方ないと思いますが、そうでなければLinux MintにプリインストールされているLibreOfficeでも十分だと思いますし、プリントも直接できるので、どうしてもWindows用の高いソフトを買ってまで使う必要性が続くのか、じっくりと見極めたいと思います。
最後は脱Windowsの勧めみたいになってしまいましたが、それだけ最新のLinux Mintが使いやすくなっているということでもあります。すでにWindows10止まりのパソコンを持っている方は、粗大ごみに出す前に再活用について考えてみつつ、将来的にはWindowsの呪縛から解放する方向へと進路を変えることを個人的にはおすすめしたいですね。