昨日は仕事が休みだったので、昨日書いたLinux Mintをインストールするためにしまってあった古いパソコンを出してきて、まずは起動させることから行ないました。個人的には小さいので新たにLinuxを入れて復活すればかなり使えるかもと思っていたASUSのWindowsタブレットにBluetoothキーボードが付いたモデルは、充電をしても全く動かなくなってしまっているので、現在充電を継続中です。
ただ、電源が入るようになっても起動時にBIOSを出すためにはどうすれば良いのか見当も付きません。さらに、小さく安くというコンセプトのためか、出力はMicro-BのUAB端子が一つしか付いていないので、専用のハブが必要になったりと起動させるための準備をすること自体が大変になってしまっています。
というわけで、今回は過去に購入したものの、Windows10すらなかなか起動しないほどマシンパワーが弱い、NECのVersaPro VK25L/X-N(CPU:CORE i3 4100M 2.50GHz メモリー:4GB ストレージ:SSD500GB)にLinux Mintをインストールしました。こちらの方はいわゆる古くて大きなノートパソコンで、DVDドライブも付いたものなので、Linux Mintがインストールできれば、動画やDVDを見る(動画再生ソフトとしてVLCメディアプレーヤーをインストール済)という事でも使えるので、自宅でのデスクトップ代わりとして使えれば嬉しいと思っていたのですが、こちらの方はACアダプターをつなげばすぐに電源が入り、BIOSも電源を入れてから「F2」連打で問題なくBIOSが立ち上がりました。そのまま以前使ったUSBメモリーからOSをインストール完了しました。各種ポート類だけは豊富に使えるのは古いノートパソコンの良いところですが、このモデルには若干心配がありました。
というのも、このPCは元は業務用のもので、社内で使うことを考えた上で導入されているので、WiFiユニットが本体に内蔵されていないのです。ただ中古として購入時にはUSB端子に差すタイプのWiFiユニットが付いているのですが、このアクセサリーがLinux Mintでも使えるのかどうかが気になりましたが、インストール中からWiFi接続のメニューが出て、問題なくLinux MintでもWiFi接続はできたので、問題なくOSをインストールできました。ただし、Bluetoothでない無線のマウスはOSを入れ替えて立ち上げた後でも全く認識しませんでした。今までWindowsで使っていたものが全て使えるわけではないということが問題ではあるわけです。
ただ、古いノートパソコンなりの良いところは一応存在します。写真のようにパンタグラフ式のキーボードは入力がしやすく、外付キーボードを使わなくてもストレスなく日本語入力ができます。今ではさすがにこの手のキーボードをノートパソコンで付けている製品というものはないですし、家でじっくり入力をするにはかえってこのパソコンの方が良いくらいです。
やはり、古くなって一見使い道はないようなパソコンでも、OSの入れ替えをすることで復活するパソコンというのは、奇をてらったものではなく基本に忠実な設計で作られているものの方が安心ということはあります。モバイルパソコンで、物理的にモニター部分とキーボードが接続されているものの方がこいった時は良いかも知れませんね。最初に紹介したASUSのWindowsタブレットは、それ自体をタブレットとして利用したことはなく、タブレットとして使うならAndroidの入ったものを使った方がスマホのアプリも使えるので便利だろうと思います。一部前回の続きのような話になってしまいましたが、今後ノートパソコンを新品としてだけでなく中古でOSの入れ替え用に購入するような場合は、PDでの電源供給・タッチパネルに加えて、シェルタイプでキーボードが離れていないものを選ぶようにしようと思います。
あと、どうせ大きなノートパソコンで(15.6インチあるので)疑似デスクトップパソコンとして使うのならということで、入力補助に今さらですが有線のマウスをつなぎました。持ち歩いて使うには不便ですが、家で場所を替えながら使う分には全く問題がありません。
先日Linux Mintを入れたダイナブックと比べてCPUパワーの差なのか、OSが立ち上がるまでの時間がかかったり、アプリもスイスイ開くわけではありませんが、一度開けば問題なく使えるので、これで自宅では今まで粗大ごみ候補だったパソコンを普通に2台とも使用できるようにして、しばらくはLinux中心に使いながら今後の展開を考えることにしたいと思います。