ロゴス どこでも扇風機

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 先日紹介した充電池搭載のラジオ・ライト付き扇風機のように、計画停電によって家の中でも電源供給なく動く扇風機というのが今年は多く出てきました。この他にも多くの電池式や充電式の扇風機が店頭に並んでいますが、今回紹介するロゴスの扇風機はこういった震災後の状況を受けて出てきた製品ではありません。

 元々キャンプ用にもある程度の風を送ることのできる扇風機をというニーズによって作られたものなので、実際私も車内で使う扇風機ということで一時期検討したことがあります。ただ、大きさはともかく値段が5千円前後と高めだということと、単一電池を8本も使用するという取扱いの悪さに手を出さないでいたのですが、先日、とあるネットショップで莫迦みたいな捨て値で売られているのをたまたま発見し、取り寄せてみた次第です。

 基本的に扇風機あるいは換気扇として使われるのを想定した製品であるため、電源スイッチと風力の強弱を切り替えるものが一緒になったスライドスイッチがあるだけで、極めてシンプルな作りになっています。メーカーサイトでは強風の設定、アルカリ単一電池の使用で50時間連続使用可となっていますが、個人的には弱風でも満足できるような風が来ます。

 今回の購入を受けてすぐに100円ショップへ走り、単三を単一仕様の家電製品で使えるようにするアダプターを購入してきました。エネループのストックは十分にありましたので、アダプターの中に入れて動かしてみましたが問題なく使用することができました。実際に使ってみましたが、弱にして寝た後、朝まで6時間くらいかけましたが、風量は全く変わらず、まだまだ余力はありそうです。これなら十分夏の車中泊の旅で使えるレベルだと思います。単一電池8本は多いですが、そのために長時間使えるというところもあるので、この仕様はかえって良いと思う方もいるかも知れませんね。

 今回、はからずもこうして充電池での運用を試してみたのですが、車中泊での旅行が長期に及んだとしても、車内で単三充電池を急速充電できる用意があれば、それほど問題にはならないような気がします。そしてもう一つ、単一用アダプターを8つ使うということで、いざという時に別の単一電池を使ったラジオや懐中電灯などを使う必要に迫られた場合、この扇風機の電池ボックスの中にストックしておくことができるということです。地震は夏以外の時にも来るわけで、冬の間はどこかにしまっておくことになるとしても、アダプタのみ必要な場合はこの扇風機の中を探せばいいということになります。もっとも冬であっても換気扇として使うような場面も起こり得るかも知れませんし、車内に常備はしておかないにしても、災害のために用意しているグッズの中に入れておくのが無難です。

 扇風機というもの自体が季節物なので、ここで紹介してもシーズンによっては全く流通していない場合もありますが、出はじめのシーズンに買うよりも8月後半から9月にかけて来年のために購入しておくというのが賢い買い方でしょう。特にこの商品については今年だけの一過性の商品ではありませんので、シーズン終わりの底値で買い得感があれば手を出してもいいかなと思います。

(2015.8.10追記)

 こちらの製品の改良品として、現在出ているのが電池だけでなくAC電源でも使えるものが出ています。これなら、自宅でもお客さんが来て扇風機が足りない時に普通に使っていて、いざという時には電池を使ってそこそこの涼風を得るものとしてより便利になったと思います。購入の際は用途にもよりますが、基本的には新しい方が良いかと思います。

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ロゴス どこでも扇風機」への2件のフィードバック

  1. 匿名 投稿作成者

    扇風機の中に単一電池を8本入れっぱなしにして置くと、電池が液漏れを起こして良くないと思います。

  2. てら 投稿作成者

    コメントありがとうございました。
    電池の液漏れは電池そのものよりも使っている機器をだめにしますから長期間放置には注意したいですね。季節商品の場合はシーズン終わりに電池を入れてそのままというパターンもありえますし。
    そして、このコメントにぶら下げる形での紹介ですが、2012年に発売された同じ商品は、電池だけでなくACアダプターからの給電にも対応していますので、同じ値段でも古いものか新しいものか確認してから(つまり、ACアダプタが付いているかどうか)購入されるのが良いと思います。

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