Windows8.1 タブレット Lenovo Miix2 8 その4 SIMスロットがなくてもできるLTE化?

 前回までの説明で、一通りは8インチタブレットは使えるようになったのではないかと思います。ただ、こうした端末はインターネットに繋がっていないとそもそもOneDriveが使えないので、外でもバリバリ使いたいと思っている方にはかなり不便になってしまいます。いかにして通信環境を確保するかというのが重要になるゆえんです。

 自分の行動範囲にWi-Fiスポット(自宅でのアクセスポイントへの接続も)がある場合は、Wi-Fiの設定からアクセスポイントの設定をしておくことは当たり前ですが、Wi-Fiが使えない場合にどうするかというのが外で端末を使う場合には考えておかなければいけないでしょう。この手の端末の場合、やはりスマートフォンのテザリング機能を使うかモバイルルーターを利用してセットで使うようにするのが一般的ではないでしょうか。Wi-Fiで接続するものの他に、消費電力の少ないBluetoothで接続できる製品もあり、個人的にはBluetoothでの接続がおすすめです。この方法ですと複数の端末でルーターからのネット環境を共有できるというメリットもあります。個人的にセットで使うならおすすめだと思うのはNECのモバイルルータAterm MR03LNです。すでにiPhoneなどでBluetoothテザリングができるなら必要ありませんが、モバイルルーターの場合は本体さえ買ってしまえば通信は安いMVNOのSIMカードを差して使え、一日中使っていても電池が持つというメリットがあります。Bluetoothテザリングのための設定と接続をする方法はペアリングさえしてしまえばそれほど難しくありません。興味のある方は以下のリンクを参考にしてみてください。

http://www.aterm.jp/function/mr03ln/guide/bluetooth.html#pc

 ただ、このルーターは単体で約2万円と結構な値段がしますし、常に使うのでなければかえってお金を無駄に使うことになるかも知れません。もうすこし安くいざという時の通信環境を構築したいと思われる場合にということで紹介したいのが、このタブレットがウィンドウズが動くということをふまえ、強引にMVNOのSIMカードを使ったUSBデータ端末です。見てくれは悪いですがOTGケーブルで接続してネット接続することができるのです(^^)。私の持っているデータ端末はNTT docomoのL-02CというLTEサービスが始まってからすぐ出たもので、中古市場ではかなり安く購入することができるでしょう。普段はノートパソコンのUSB端子に差して使っていますが、それと同じようにタブレットでも使えます。

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 このように一つしかない端子をふさいでしまっているので充電しながら通信することはできませんが、これでも一応単体でLTE通信ができます(^^;)。ケーブルをもう少し長いものにして、マジックテープで本体の裏に止めるとか、USBデータ端末の収納箇所を付けたケースを自作するとかすれば、モバイル環境でも使えないことはありません。本体にSIMカードスロットがあった方が当然便利なのですが、SIMカードを抜き差ししながら複数の端末で使い分けたい場合は、タブレットで電源を入れたままデータ端末の取り外しが可能なので、使い方によっては便利なこともあります。

 私の使い方では、ウィンドウズタブレットは単体で使いまくるというよりも、アンドロイドやiOSのスマートフォンと使い分けてこそその真価を発揮するものだと思っています。ウィンドウズの場合、私が今まで使ってきた様々な周辺機器が使える可能性があるので、モバイル環境で使えたら便利そうなものについては、改めていろいろ試してみたいと思っています。


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