駿河湾フェリーの存続は決定したものの

このブログでその経緯を報告してきました清水港~土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」について、静岡県は関係する6市町村とともにその運営を引き継いで2019年4月以降も存続させることを決定したと発表されました。

現在直接運行を行なっている会社に船の運用を任せ、船自体は無償で県の方に譲渡することになリ、さらに県が今までフェリーの運営を行なっている「エスパルスドリームフェリー」に運行を委託することで、今までと変わらずに航行を継続することになりました。

エスパルスドリームフェリーが撤退を表明した原因である、ここ直近で年間1億円という赤字については県と6市町村で負担をするような形になっているそうですが、このまま赤字が続くと困るわけで、その対策というものがどうなっているかも考えておかないといけないでしょう。

ただこれで、東京オリンピックの自転車競技が行なわれる修善寺まで西から行く場合、車を清水港周辺に駐車した上で車を使わずに自転車や原付で現地に入るようなことも可能になりました。さすがに東京オリンピックの時期は車で伊豆に入るにも大変なことになることが予想されます。さらに、自転車競技は室内の競技だけではなく屋外でのレースもありますので、チケットがなくてもオリンピックを見たいと思っている方にとってはかなりの穴場になるのではないかと個人的には思っています。特に静岡市からの場合は自転車で清水港まで行けば自転車だけで伊豆に入ることもできるようになります。土肥港から会場までシャトルバスが出てくれれば、JR清水駅から清水港までは十分歩いて行ける距離なので、人だけ乗って何も乗せないでフェリーで往復観戦ツアーなんていうのもやってくれると地元民としては嬉しいですが。

そうは言っても、利用者を増やして赤字を解消するためには大変なことも多いと思います。当座の赤字は県と市町村が負担してくれるということにはなるのですが、それだけに頼っていたら東京オリンピックが終わった後にまた同じような議論になってしまうような気もします。

ともあれ、現状の環境では安くフェリーの使える「富士山満喫きっぷ」を使っても土肥港で行き止まりとなってしまって、単に清水港と土肥港の往復になってしまう(人のみ乗船の場合)ところもあり、更なるフェリーを使う際の状況の変化についても、多くの人が利用したいと思えるような変化が出てくることを期待しています。


カテゴリー: 旅行・交通関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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