土井善晴さんの「洗い米」はキャンプにも使える技

先日、テレビでNHKの「きょうの料理」放送開始60年の記念特番を見る機会があり、一部のマニアの間で「神回」と呼ばれている15分間の番組で「塩むすび」と「焼きみそおむすび」しか作らなかった時の塩むすびの握り方を生放送で再現してくれました。

このような人に教わらなくてもできそうなおむすびをわざわざテレビの料理番組で扱うのかと思われる方もいるかも知れませんが、単純な事だからこそかなりの料理についての考え方を示してくれているので、大変参考になるというのが正直に思うことです。

特に、車で出掛けて旅先でお米をおいしく炊きたいと思う場合、手軽さを考えると無洗米を使ってしまいがちになりますが、土井さんが塩むすびを作るためのお米の炊き方について解説する中で出てきた「洗い米」というのはなかなか旅に出る時にも使えそうな技だと感じました。

この「洗い米」というのは普通のお米を洗ってからザルに上げて作るもので、夏場なら30分間、冬場なら50分間で炊ける状態になるそうです。すぐに炊かない場合は口の閉じるポリ袋に入れたものを冷蔵庫に入れておけば1日~2日ぐらいまでは保存がきくそうなので、中を冷やしたクーラーボックスに入れて持ち運ぶことで、旅先での炊飯にも使えそうです。

さらに、水の量については土井さんはあくまで米と同じ量であることを推奨しています。普通米と無洗米、さらに新米と古米では水の量が違うという認識があるとどうすればいいのか迷ってしまうかも知れませんが、水が米と同じというのはわかりやすくで良いです。

興味のある方は、NHKエデュケーショナルの「みんなの きょうの料理」というサイトで、「焼きみそおむすび」というレシピ名で検索をすれば詳しい内容が出てきますので参考になさってください。

車で長期間旅行する場合、旅のコストを抑えるには少なくとも主食のお米だけは用意しておいて例えばキャンプ場に泊まることができた場合、その日の夕食を作るためのお米を用意する時に、翌日以降の朝ごはんか昼ごはんか夕ごはんかはわかりませんが、いつでもすぐに炊ける状態にザル上げしたお米をポリ袋に入れて冷蔵したまま持ち運ぶことで、それほど時間を掛けることなく次の食事で炊きたてのごはんが食べられるので、格安の料金で使えるキャンプ場を回るようなコースで回ることができる場合にはこんな形での下準備のしかたを覚えておくといいのではないかと思うわけです。

それこそ、お米の場合何もおかずがなくても炊きたての状態で塩むすびにして食べてもいいわけですし、無くなっても全国どこでも売っているので、量的には同じクーラーボックスに入るくらいのペットボトルを複数用意して、その中で生米自体も保管しておくのが合理的ではないかと思われます。常に車で移動していることを考えれば、それほど多くのお米をストックしておかなくても大丈夫でしょうし、地方の農産物直売所やお米屋さんで計り売りをしてくれるところがあればお願いしてもよさそうです。

どちらにしても外食することを考えれば、お米を炊いて食べるという生活というのはお金の節約になりますから、トータルのコストを押さえて車で長期間旅行したいと思っている方は、旅の主食はお米にすることも考えてみてはいかがでしょうか。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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