セブン銀行はATMで攻める姿勢を貫くか

たまたま新聞でセブン銀行の社長さんのインタビュー記事を読んだのですが、2019年には全国のATMの入れ替えをするという意向があることがわかりました。セブン銀行と聞いてちょっとなじみがないと言う方でも、全国のセブンイレブンやイトーヨーカドーに設置されていて、多くの銀行と提携しているATMです。

今回の話が面白いのは、開発にNECとタッグを組み、「顔認証」の付いたATMを新たに設置するというものです。この顔認証というのは、ネットで調べたところすでにお隣の中国で一部の銀行が使っているようです。

その銀行では、お金の出し入れや振込でATMを操作する場合に、自分の顔をカメラで映して生体認証をすれば、後は身分証明用の番号を入力するだけでカードを持たなくてもお金の出し入れができるようになっているのだそうです。このような事が、セブン銀行に口座を持つ人だけでなく、提携の銀行を使っている人にも利用できるようであれば、一つの可能性が見えてきます。

車での旅行の際、冬の寒い時期にインキーをしてしまった場合、それでもスマホがあれば連絡やおサイフケータイを使った買い物をして急場をしのぐこともできましょうが、電話すら車の中に置いてきてしまったら万事休すです。しかし、この顔認証による出金の手続きがセブン銀行のATMでできるようになれば、マイナンバーか銀行の方で設定した証明番号の入力とセットになるのではないかと思うので、番号を頭の中に記憶しておく必要は出てきますが、何もなくても自分の顔が証明になって取引きができるということにもなっていくでしょう。

また、大きな災害があり、家の中のものが全て失なわれてしまったとしても、自分の体一つでとりあえず身近なものを購入することができる現金を引き出すことが、コンビニATMから直接できるようになるかも知れません。災害時にコンビニの営業が正常に行なわれるかどうかという懸念はありますが、自ら移動して災害の影響のない場所のコンビニまで行くという方法も取れるでしょう。

まだ何の具体的な発表もない中で書いていることですが、中国の顔認証付ATMは事実そのようにして出金することができるようですので、今後の展開が期待できます。また、例えば現在セブン銀行で使えているLINE Payなどで活用できるようになるなら、今のところはカードなしで電子マネーを手数料を掛けて急な利用のため現金出金できるくらいしか思い浮かびませんが、現状では考えられないような新たな使い方が出てくるようであれば、もはや地元の銀行の口座であってもセブン銀行のATMを利用するようになってくるかも知れません。

そんなわけで、今後セブン銀行および提携している金融機関で出てくるアナウンスに期待しながらその時を待ちたいと思っています。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

2 thoughts on “セブン銀行はATMで攻める姿勢を貫くか

  1. ケータイオタク

    完全なキャッシュレス時代の到来にはまだ相当時間がかかると思います。一方各銀行は今後自前のATMを徹底して削減すると考えられます。自前のATMを削減する見返りに一定回数はコンビニATMの利用の無料化が行われるのでは。その需要は相当大きいものと予想されます。
    金融機関のATM削減の情報はセブン側は把握していると思います。
    各金融機関にしてみれば自前ATM費用の削減、セブン側にしてみれば手数料収入の増大とwin-winですね。
    下ろした現金でレジでnanaco,Suicaなどのレジでチャージしてもらう。さらにセブン銀行に親しんでもらえセブン銀行の口座設定にも効果は期待出来るでしょう。設立が予定されるローソン銀行も同じような方向性を考えているのでは。
    ファミリーマートが今後どうするかですね。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    今回紹介したような形でインフラがコンビニに集まっていくと、全ての業務を行なわなければならない店員さんの負担がさらに高まりそうで、実際に回っていくのか心配にもなるのですが、その分、ケータイオタクさんの書かれているように銀行のATMが無くなっていけば、電話によるフォローなどを中心に銀行で働く人の仕事のやり方も変わっていくようになるのかも知れませんね。

    そして、ローソンやファミリーマートは今回のセブン銀行の取り組みに対しての対抗措置を何とかしないと、地域によってはセブンイレブンが近くにないところもあるので、様々なサービスについても地域格差ができ、旅行者からするとサービスの揃わないコンビニを避けて利用するような事も起こる可能性があるのではないかと思っています。

    そうなると、個人経営のお店はさらに大変になるとも思えますが、逆に考えると電子マネーさえお店で使えるようにしておけば、旅行者はコンビニで口座から現金をチャージしてコンビニでは使わずに個人のお店で物を買うという事も考えられます。手作りで何かを作って売っている方などは、お釣りの用意もせずとも物が売れるわけですし、ネットをつなげることの意味がさらに重要になっていくような気がします。

コメントを残す