あなたに合うMVNO選び その4 高速クーポン消費後の低速安定プラン

MVNOを契約すると安いという先入観は、高速クーポンが少ないプランの最低料金を強張することで根付いたものであるかも知れません。これまで紹介したデータ通信の無制限プランや大量の高速クーポンを利用できるプランの月額料金は高めになっていますので、びっくりされた方もおられたのではないでしょうか。

逆に言うと、それなりの投資をしなければ高い品質やスピードを得ることは難しいわけで、これは通信の世界の話だけではないでしょう。ただ、携帯大手3社と比べると圧倒的に安いという形で打ち出していかないとインパクトがないことも確かなわけで、乗り換えを考えている方へ提供するプランは使いようによっては便利に使えるものもそこそこあります。

月額の予算が千円くらいのプランが各社の売れ筋のものなので、その中からおすすめのプランを紹介しましょう。これから紹介するプランは低速で接続する分については制限がなく、ネットラジオや音楽のストリーミングサービスを使いたい場合にはおすすめです。(基本はデータ通信専用プランで税抜の価格です)

・OCN モバイル ONE 110MB/日コース 900円/月

月ごとの高速クーポンの管理がめんどくさいという方にうってつけなのが、1日ごとに高速クーポン使用後の規制がリセットされるOCN モバイル ONEの日ごとのプランです。一ヶ月が約30日とすると、1日毎の高速クーポンが110MBあり、さらにその日のうちに使い切れなかった分があれば翌日までくりこせるので、逆に毎日使い切ることが大変かも知れません。

基本的には速度の切り替えは必要ないかと思いますが、専用アプリから高速と低速の切り替えは可能です。ラジオや音楽の聴取には低速でも十分ですので、後から動画を見たり低速でのネット閲覧に速度的な不満がある場合はこまめにアプリで速度を調整しながら使うと高速通信を有効に使うことができるでしょう。



・mineo Dプラン(ドコモ回線)シングルタイプ3GB 900円/月

au回線のAプランも同様のプランが選べますが、今回はドコモのDプランを紹介します。というのもau回線の場合はUQ mobileのところで紹介したように、au本体の方の規制から逃れることができませんので、そうした規制が事前にアナウンスされていないドコモ回線の契約の方が安心して低速回線を使えます。

こちらの方は一般的な月ごとの高速クーポンが付き、その量が3GBあります。専用アプリから高速と低速の切り替えが可能で、余った高速クーポンは翌月まで繰り越しが可能です。最初の一月だけ節約してほとんど高速クーポンを使わないようにすると、翌月には6GBの高速クーポンが使えます。

ここまでは他社の高速クーポン付きのプランと同じですが、mineoの場合は自社のコミュニティ「マイネ王」に加入すると、会員が余らせた高速クーポンをプールする仕組みがあって、不幸にも高速クーポンを使い切ってしまった場合、一定量に限りプールされた中から無料で利用することができたり、逆に自分の余った分をプールしたり特定の人にあげることもできるようになります。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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あなたに合うMVNO選び その4 高速クーポン消費後の低速安定プラン」への2件のフィードバック

  1. けいたいまにあ

    動画などもバリバリ見る方向けのモバイル通信としては、wimax2+というのがおすすめかとも思いました。
    自分ではそういう使い方しないので、詳細に検討していませんが
    4000円弱の値段で、それ以上のMNVOなら検討の対象にいれてもよさそうです。
    2年契約ならモバイルルータ付でどこでも同じような値段のようです。2年割引があるので
    2年ごとに解約・新規契約がお得なようです
    以前はWimaxは電波の入り具合が悪かったのですが、キャリアアグリゲートで
    au網も使えるので使えないエリアは少なくなっているようです
    ただ、au網の帯域制限は厳しく、どちらの電波を使用するかを選べないようです
    また、基本2年縛りになるので、電波の入り具合が悪いと解約に困るなど、
    MVNOでは可能な短期解約ができないのがデメリットですね

  2. てら 投稿作成者

    けいたいまにあ さん コメントありがとうございました。

    Wimax2+ は固定回線の代替として使えるという点では3Gや4Gとは別格の実力があると私も思っています。例えばさまざまな理由でADSLも光ファイバーも引けない場合に無線だけでそこそこ使えるものをとなってきた場合には検討の余地は出てくるでしょう。

    ただ、モバイル通信というのは自由に日本国内を移動し、できるだけエリアの穴がないことが求められる部分もあります。ただ、LTEや3Gの場合はデータ量を規制されるのはどうしようもないことなので、自分の中でどこで折り合いを付けるかというのが大事ですね。

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