MVNOで2年契約がデフォルトになる傾向について

先日紹介したTONEモバイルの他、大手キャリア傘下の通信会社であるY!mobileやUQmobileのように、スマホとのセット購入をし、複数年(多くは2年)以上の契約が推奨されているMVNOが増えてきたように思います。途中での解約ではスマホ自体の残債は精算することは当然としても、回線を解約することについて、データ専用回線であっても解約金を徴収したり、SIMカードのみのプランが用意されていないようなMVNOも最近できてきています。

私が住んでいるのは静岡県ですが、地元の新聞社である静岡新聞は、「@S(アットエス)」というネットニュースやイベント情報を出しているサイトが有るのですが、その名前をそのまま使ったMVNOサービスである「@Sモバイル」というものを静岡新聞社が静岡県内で始めたのですが、改めてその内容を見ると、今後の新たに立ち上げるMVNOもこうなってしまうのかとも思ったりしたので、一つのケースとして紹介させていただこうかと思います。

まず、私のような者が気になるのが、果たしてこの「@Sモバイル」はどこから回線を借りて提供しているのかという点ですが、新聞に出ている広告やコマーシャルではその辺がどうなっているのかすら全くわかりません。多くの人はそんな事もわからないまま実店鋪へ行くのかと思うと恐しい気もするのですが、ネット上から調べると「NTTドコモ回線だから高品質全国エリア対応」と書いてありましたので、Y!mobileやUQmobileの下請けではないことがまずはわかりました。

ただ、その次の段階としてどこのMVNOから回線を借りているのかというのが問題になるところですが、ホームページ上を探す中で一番下の「契約約款」というPDFファイルを開いたところ、「当社は本サービスの提供元である、NTT コミュニケーションズ株式会社」と書いてあったのでここで初めて元回線が「OCN モバイル ONE」と同じものであることがわかりました。具体的にはここから「OCN モバイル ONE」の各サービスと「@Sモバイル」を比較していくことで、本当にこのサービスは安いのかどうかが判断できることになります。

詳しいプランについてはあえてリンクはしませんが、興味のある方はネット検索をして見ていただきたいのですが、SIMの単体売りの場合のみ金額が確定するのでその内容だけ紹介しておきます。高速クーポンの量によって月額は変わります(以下の価格は全て税別です)。

・データ通信のみ 1GB 890円 2GB 1,050円 4GB円 1,490円 5GB 1,590円 7GB 1,890円

・SMSオプション付 1GB 950円 2GB 1,150円 4GB円 1,590円 5GB 1,690円 7GB 1,990円

・音声通話付 1GB 1,490円 2GB 1,650円 4GB円 2,020円 5GB 2,230円 7GB 2,550円

これに、10分以内の通話定題が850円/月(端末同時購入の場合は750円/月)で付けられるという感じです。本家「OCN モバイル ONE」のようにアプリによる高速と低速との切り替え機能はないようです。その代わり、初心者に優しそうなホーム画面の提供や、ニュースの自動配信などの他のMVNOにない機能があるようです。

ただ、先述の「契約約款」を見ると、SIM単体での契約であっても最低契約期間は2年間となっているので、これならまだスマホ初心者にはTONEモバイルで契約した方が高速クーポンは付かないものの安いですし、サポートも充実している分有利なように思えます。

さらに、安いスマホをバーゲン価格で買えたり、近くにスマホの扱いについて教えてくれる人がいる場合には、同じNTTコミュニケーションズの回線を使っている業者で考えると、家族同士のメッセージや通話はskypeやLINEを使って行なっても十分なので、「OCN モバイル ONE」の1日110MBコースとか、「LINEモバイル」のLINEフリープランでも十分だと思います。

ただ、それだと小規模な、しかも地域密着のMVNOが利益を上げることが難しくなると思いますので、自然とどこのMVNOでもスマホ初心者向けということでは、「スマホ購入とセットで2年間の契約継続が基本」というプランを中心に売られるようになっていくのかも知れません。それは裏を返せば、とにかく安くそこそこの機能が使える格安SIMと格安スマホを使いたい場合、SIMカードとスマホはよほどセットで安く買える場合を除いて別々に購入した方がいいのではないかと言うことです。特にスマホについては欲しい機種を決めたらすぐには新品を買わずに、しばらくは既存のスマホか安いものを使いつつ、大手ネット通販でのセール期間などを狙って安く購入するような事までやった方がいいような気もします。

そのように考えると、まだまだ格安SIM格安スマホに関するスキルが有る人とない人ととの差は出てくると思います。毎月の通信料が高いからと大手キャリアからMVNOに移ったとしても、自分の知識がないために同じ2年縛りを続けてなお、あまりお得にならないケースも今後増えていく可能性が大きくなっていくのではないでしょうか。このブログまでたどり着いた方はそのような事はないとは思いますが、安くても十分に使えるMVNOの情報については今後もよりよいものがあれば追い掛けて行くつもりですので、今後もお読みいただければと思います。


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