全国を車で旅する場合にお世話になる事の多いコンビニチェーン店ですが、ローソンやセブン-イレブンと比べて店内で使える無料Wi-Fiという面で遅れを取っていたのがファミリーマートです。しかしいよいよと言うべきか、全国8,000店舗でネット接続可能になるという事で、その概要について確かめてみました。
対応する機種については、今のところAndroid(バージョン2.3以上)およびiOS(バーション 5.0以上)を利用しているスマートフォン・タブレット端末と、Windowsパソコン(InternetExploer8、9が動作する端末)という事です。立ち寄ってちょっとした場合に使う事を想定しているようで、一回20分までが一日に3回利用できるという事ですので、通信機能のないWi-Fi搭載のNexus 7しか持なないような場合でも、メールチェックやブログの更新、周辺の観光情報取得くらいなら十分にできるでしょう。周辺に他のコンビニチェーンがある場合はそちらの無線LANサービスと併用するのもいいでしょう。
利用にはメールアドレスを入力する登録が必要で、初回の登録は仮登録の後、メールアドレスへ最終登録用のURLが書かれたメールが来る関係上、お店のWi-Fi信号が来ているところであっても、まだファミリーマートのネット接続が使えない状態になっているので、別に何らかのネット接続環境がないと最終登録まではできません。Wi-Fi接続しかカバーしない端末で初回の登録をしたい場合は、改めてファミリーマート以外のインターネット通信ができる場所まで行ってメールを読み、そこのURLからネット接続する必要がありますので注意しましょう。登録後もブラウザからのログインが必要にはなりますが、お店のカードなど特別なものは必要ないようです。詳しくは以下のリンクから情報を収集して、とりあえず自分の端末で使えるようにしておけば、旅先でのネット接続の手段が増えることになります。
http://www.family.co.jp/services/smartphone/famimawi-fi.html
ちなみに、スマートフォンでログインするとこのような画面になります(方式が現在は変わっていますので、上のリンクの方でご確認いただきたく、画像はカットしています)。このまま検索サイトを画面に従って開いてもいいですし、直接アプリでネットに接続することも問題なくできます。
あと、気になるスピードですが、私が試した近所の店舗ではADSL回線のようで上下とも5Mbpsといったところです。これでも、動画はスムーズにNexus 7で見ることができましたので、私にとっては必要十分といったところでしょうか。
コンビニの数というのは地域によってバラつきがありますが、私がよく使う中日本高速道路のSAPAに入っているコンビニに結構ファミリーマートが多いなという印象があります。ここまでで日本の大手コンビニエンスストアで同じようなWi-Fiサービスが行なわれるようになったことで、高速・大量のデータ通信が必要な場合は極力Wi-Fiを使い、常に使いたいメールやカーナビなどのデータ通信用途として低速・定額のデータ通信サービスを使えれば何とかなるような環境になってきたようにも思います。こうした流れを受けて、残りのコンビニエンスストアチェーンがどうするかということも改めて注目していきたいと思っています。