災害時に使えるモバイル端末を考える その2 何を用意しておけばいい?

大きな災害が起きた当初はライフラインも一時的に使えない事も起きますが、災害からある程度時間が経つにつれ、ネットによる発信や電話のインフラが使えるなら、基本的にはスマホが一台あれば何とかなると考えている方は多いでしょう。電話もメールもネット検索も、さらにワンセグによるテレビまで見ることができるわけで、当然スマホ一台があればいいのですが、災害時においても平時と同じようにネットやメールを使いたい場合は、それ以外に持っていてもいいものはあるでしょう。

全ての通信を一台にまとめるというのは効率的なようでいて、電池が切れれば何もできなくなる不安と背中合わせでもあります。また、物理的にスマホが壊れた場合の代替機も用意できるか気になります。もし以前に使っていて今は使わないガラケーが余っていれば、いざという時にはSIMカードを入れ替えて使えるように準備しておくのもいざという時を考えれば有効な手段です。

ただその場合、スマホに入れてあるSIMカードのサイズとガラケーに入れるカードのサイズが合わない場合があります。多くのガラケーでは昔ながらの標準SIMが使われる場合が多いので、できればスマホからガラケーのSIMの使い回しができるように小さいnanoSIMカードを標準SIMやmicroSIMカードとして使えるようなSIMカードアダプタを用意しておくのがおすすめです。そして、実際に入れ換えて使えるかどうか、事前のチェックは行なっておきましょう。

非常時にスマホとガラケーのSIMカードを入れ替えて使う場合、どちらかを使わない場合には使わない方の電源を落としておけるので、ずっと電源を入れている場合と違って電池の総合的な持ちも良くなることが期待できます。入れ替え時にSIMカードを失くさないように気を付けつつ、賢く使い分けることも必要です。

もし、日常的に通話専用のガラケーと格安SIMを使ったスマホの2台持ちで通信費を節約している場合はそのまま2台を使えばいいですが、データ通信を使わない場合はスマホの電源を切っておくのは当然としても、災害時のいざという時の事を考えると、スマホの方にMVNOの格安SIMでもテザリングできる制限がないSIMフリーのスマホを選んだ方が他の端末でもネットを使えるようになるのでおすすめです。

そうした用意ができず、MVNOの格安SIMをドコモの白ロムのスマホで使っている場合、テザリング機能がMVNOのSIMでは使えないようになっている場合が多いので、もしパソコンでもネットがしたいと思うなら、安いものでもいいので、モバイルルーターを買っていざという時のために用意しておくという方法はあります。スマホにおけるテザリングは携帯大手3社契約のカードで行なうと、追加料金が取られる可能性がありますので、災害時だからとやみくもにスマホからテザリングをすることは、特にMVNOのデータ通信を使っていない方は、自分の今の契約が単体でのネット接続とテザリングが別料金のプランではないか、十分調べてから利用するようにしましょう。

さらに、いつもパソコンで行なっていたような事をいざという時にもしたいという場合には、もし用意できるだけの余裕があれば、Windows10の入ったタブレットを一台用意しておくのが賢明です。Windows10が入っていれば、キーボードとマウスをつなげばノートパソコンのように使うことができる上、充電がスマホと共通のケーブルおよびモバイルバッテリーでできる可能性があります。ただし大型のiPadと同じように、ガラケーでは十分な充電セットではとても充電ができない事が起こり得ます。モバイルバッテリーの出力および、ケーブルの品質にも気を使って、使用しながらでも充電する組み合わせを選びましょう。最近はテレビに繋ぐことで使えるスティックPCのようなものもありますが、やはり本体のみで動き、スマホより大きい画面のタブレットの方が役に立つと思います。

私が頼りにしているのは、古いものなので参考にならないかも知れませんが、LenovoのMii2 8という8インチのタブレットで、OTGケーブルという周辺機器を付けると充電しながらキーボードやマウスなどを併用することができるので気に入っています。もし手元にキーボードやマウスがなくてもタブレットモードで使うことができますし、幸運にも避難した先に被害により使えなくなったパソコンに接続されていたキーボードやマウスがあり、使用者の許可を受けてそれらを使わせてもらうことができれば、タブレットだけでもノートパソコンと遜色ない能力をいざという時には発揮できます。

もちろん、最初からWindowsの入ったノートパソコンを用意しておき、車のシガーソケットにコンセント出力のできるインバーターを付け、ノートパソコンを充電しながら使ってもいいのですが、ノートパソコンにはACアダプタが必要になりますし、何より大きくて重くなります。これがタブレットとケーブル類だけなら何より持ち出しやすいですし、最悪なくても汎用品で何とかなります。ただ、注意しておきたいことは、普段から少しでもタブレット端末を利用しておき、常にWindowsのシステムとウィルス定義は最新にしておいた方がいいという事です。

パソコンはスマホのようにすぐに起動する場合ばかりだけでなく、システムを読み込むことによってすぐには使えない場合も起きます。そこに大がかりなWindowsのUpdateがあれば、すぐに使えない状況を引き起こしてしまいます。基本的にはいつも使っているものの方がトラブルが起こった時にもその対処がしやすい事もありますし、災害に遭ってもパソコンを使いたいという場合には、それほど使う頻度が落ちた型落ちのWinタブレットでも、常に電源を入れて最新の状態にしておくことをお勧めします。

Miix2 8

ちなみに、私の持っているWindowsタブレット、Mii2 8は現在このような状態になっています(^^;)。この連休にたまたま入ったパソコン店で、恐らくデッドストックだと思われるUSB接続の東プレの英字キーボードがかなり安売りされていたので、急遽GW後半のお出掛けは中止し、とりあえず一台確保してしまいました。何に活用しようかと思った時、最近はあまり使っていなかったMii2 8の事を思い出し、つなげて据え置きノートパソコンのように使っています(^^)。


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