モバイル関連ハードレポート」カテゴリーアーカイブ

レッツノートの特徴を生かしつつモバイル用の最後のピース「モバイルバッテリー」の選定に悩む

長く色々なノートパソコンを使ってきましたが、パナソニックのレッツノートを使うのは初めてだったので、色々と先人の知恵をネットで探しているのですが、一つ特徴的な事はバッテリーが着脱式だということが言えると思います。

レッツノートの電源回りを見た時、私の持っているCF-SV7に付いてきた専用のACアダプターの出力は85Wと高めで、同じように使いながら本体バッテリーの充電が可能だというUSB−TypeCからの出力は65Wあれば良いと言われています。この20Wの差とは何なのかということを考えた時、ネットの記事で、あえて本体に付けるバッテリーの消耗を抑えるためにバッテリーを外した状態で使う場合、ある程度余裕のあるACアダプターから給電した方が安心であるという記事を読み、はたと気が付いたことがありました。

というのも、発売から6年経ったノートパソコンのバッテリーがほとんど消耗していない状態で購入できる可能性というのは、バッテリーが本体に内蔵されているノートパソコンの場合にはまず考えられないのではないかと言うことです。つまり、私がこのパソコンを手に入れる前に使っていたユーザーは、恐らく会社に据え置いた状態で使っていて、さらに本体のバッテリーを外して使っていたのではないかと思ったのです。

早速、バッテリーを外した状態で専用の85W出力のACアダプターを付けて起動させたところ、問題なく動作しました(ちなみに、60WPD出力アダプターやポータブル電源のPD100W出力からの電源供給をUSB−TypeC端子から行なおうとしたところ、赤いランプが付いて起動できませんでした)。ただ、パソコンを日常使う身としては、落雷などによりたった一秒だけの停電があったとしても、突然パソコンがシャットダウンするような事は避けたいところです。

そこで、以前たて続けに購入したものの、いざという時の災害の準備用として保管していたポータブル電源の活用を思い付きました。手持ちのポータブル電源にはUPS機能といって、ポータブル電源をAC電源に接続しながら給電すると、ACからの電気を内部の電池に充電させないで直接コンセントに差した電子機器の給電にあてられます。

もし停電した場合にはすぐにポータブル電源からの給電に切り替わる機能がUPS機能というものですが、パソコン専用の無停電電源装置と比べると信頼性は落ちるものの、それでも直接コンセントに接続するよりも安心感は出ます。

そこで、押し入れの奥に入っていたポータブル電源を引っぱり出して、本体バッテリーを外した状態でポータブル電源のAC出力にコンセントを繋いで使うことにしました。これで、本体バッテリーは外に出る時だけに主に使い、外で消耗したバッテリーは使っているうちに満充電されたらバッテリーを取り外して使うというパターンで電池の寿命をさらに伸ばすための用意は完了しました。

レッツノートは他のモバイルノートと違って自分でバッテリーの交換ができるだけでなく、予備のバッテリーを購入してスペアを持てば、別にモバイルバッテリーを用意しなくても連続使用が可能ということがあるのですが、同時に様々なモバイルバッテリーを利用して本体バッテリーを充電する方法もあるのが特徴です。先日書いたUSBによるバッテリー充電に関するスペックを再掲します。

電源オン時  27W以上の入力で使いながら満充電が可能。
電源オフ時1 15W以上の入力があれば内蔵バッテリの満充電が可能。
電源オフ時2 7.5~15Wの入力でも満充電手前で停止となるが、バッテリの充電が行なえる。

これだけ見ると、30W以上のPD出力を持つモバイルバッテリーが一台あれば無敵という感じがあります。外付バッテリーを使い切らない中でモバイルバッテリーを補助的に使えば、ちょっとした外出には十分です。ただ、長期の旅行をする場合には気付かないうちに外付バッテリーを使い切ってしまう場合もあるかも知れません。

その際たとえ27W以上の出力があれば使いながらの充電が可能といっても、標準で付属するACアダプタの出力が85Wあり、このACアダプターを接続すると外付のバッテリーを外しても安定してパソコンを使えるということになると、最近は100Wの出力ができるモバイルバッテリーも多くあります。純正の外付バッテリーの実勢価格が大体11,000円くらいであることを考えると、1万円以下でそのくらいの能力を持つモバイルバッテリーをゲットできれば、レッツノートだけでなくスマホ・タブレットも充電できるのであえて新しい外付バッテリーを購入するよりもリーズナブルだけではなく、モバイル用途としても優れているのではないかと思います。

改めて、ポータブル電源からパソコンの給電を行なってみたところ、ポータブル電源上の表示の出力は最大でも35Wくらい(起動時など)で、バッテリーの充電をしながら使っている時には27~28W、電源オフの状態で給電している時には約19W、充電が終了した時やバッテリーを外してACだけで動かしている時には10W前後といったところでした。そうなると、今のところ外付バッテリーを外した状態では大出力のモバイルバッテリーでも起動は難しそうなので、あえて100W出力のモバイルバッテリーにしなくても、45~65WくらいのPD出力のあるモバイルバッテリーを補助的に使う方が良いのかな? という感じはしています。

今のところ、布製のパソコンケースに本体の他、USB出力の汎用ACアダプター(薄型)・片方がL字型のUSB-TypeCケーブル(L字型だとケーブルが邪魔にならずUSB充電ができる)・マウスとマウスパッド(薄型のものを追加購入予定)で何とかPCケースがきちんと閉まるくらいに収まるのですが、これと別に最後のピースであるモバイルバッテリーを手に入れることが、今後の課題になるのではないかと思います。

今のところ、小型で30Wの最大出力のある10,000mAのモバイルバッテリーはあるので、日帰りのお出掛けには恐らく困らないと思います。どちらにしても緊急に高出力のモバイルバッテリーが必要というわけではないので、今後のネットショップのセールを有効に利用しながら、出力別にまずは主だったモバイルバッテリーについての調査と、その価格との関係について調べていこうと今は思っています。

レッツノートCF-SV7はLinux Mintで運用するモバイルパソコンとして秀逸では?

また中古パソコンを増やしてしまいました。先日終了した楽天のスーパーセールで通常価格よりちょっと安く売っていたパナソニックのレッツノートのシリーズが気になり、色々調べていたのですが、今回満を持して2018年販売のCF-SV7という12.1インチのノートパソコンを追加購入してしまいました(正式な型番はCF-SV7RFCVS)。

モバイル用のパソコンとしては、今年になって2017年販売のLenovo ThinkPad X270があり、これはこれで抜群のキーボードとポインティングデバイスがあるので、モバイル運用もこれで行けると思っていたのですが、ThinkPad X270の最大のウィークポイントはその重さです。約1.5kgというのは今後LCCに乗って出掛ける場合には、やはりできるだけ軽いものでモバイル環境を作っていきたいと思いました。

ThinkPad X270を購入する時に比較対象にしたのは後継機のX280だったのですが、約1.15kgと軽くはなっているものの、有線LAN端子が省略されていたり、取り外し可能なバッテリーではなくなったということなど、これから長く使っていくためには少々考えてしまうところがありました。で、今回購入したレッツノートのラインナップを見てみたのですが、その中で譲れない点についてピックアップしてみました。

・充電がUSB-typeCケーブル(PD)を使って汎用ACアダプターでできること
・電池は内蔵ではなく取り外しできるタイプのもの
・本体の重量が1kgを切ること

そうすると、12.1インチのCF-SVシリーズが中古市場では1万円台から、ものによっては1万円以下でも売りに出ていることがわかりました。価格的に魅力的なのはCF-SV6でしたが、SV7からPD充電ができるようになっていたので、SV7に絞って探したところ、ショップ評価の「非常に良い」という状態(?)というCF-SV7(光学ドライブなしのモデル)がスーパーセール特価で記憶容量256GBで15,000円ぽっきり、しかもWindows11インストール済みという条件のものを見付けたので、ついポチってしまったというわけです。

写真ではそこまでわからないかと思いますが、非常に良いというのは理解できるくらい使用感がなく、電池の状態も良好で、ThinkPad X270よりもかなり長く外で使えるだけの容量が残っている本体が送られてきて、これは今のところ当たりを引いたと思いました。元々ThinkPadもLet’s noteも堅牢性のある本体なので、外に持ち出して使いまくるには問題ないものです。

現物に入っていたWindows11はリカバリー用のUSBディスクを作った上でLinux Mintをクリーンインストールしましたが、恐らくWindows11を入れ直して使うことはないと思います。リカバリー用のメモリを作るためには、Windows Updateを一通りしないてディスクを作れないようになっていたので、時間をかけてUpdateを行なったのですが、USBメモリを本体に差して作業を始めるまでにだいたい2時間くらいかかりました。容量256GBはWindows11を入れて使っても何とか使えるレベルではあるものの、今後のWindowsの更新を行ない続けるのは大変なのに対し、Linux Mintの場合は外でモバイル回線を使ってもそれほど時間が掛からずアップデートが終了するので、あまりそうした事を気にしないでも外でパソコンが使えるというのは大きいです。

私は今までレッツノートは使ったことがなかったのですが、キーボードの打ち具合もThinkPadほどではありませんが良好で、軽いですが本体のたわみもなく、安心して使えるという感じです。さらに、今回購入したものはnanoSIMスロットがあるだけでなく、Linux Mintからでも通信設定ができ、手持ちのIIJmioのSIMカード(ドコモ回線)でネット利用ができてしまいました。ネットで調べたところ、LTEについては、1,3,8,18,19,21,28,41が対応しているようで、ドコモ回線で使うのに都合が良さそうな感じです。WiFiによるテザリングが使えない時でも手持ちのSIMカードからネット利用がパソコン単体でできてしまうというのはかなりの衝撃で、これだけでも買ったかいがあるのではと思います。

とりあえず、今まではiijmioの回線はスマホに入れておいてもあまり使わなかったのですが、今回パソコン単体でのネット接続ができるということになると、メールやウェブ閲覧やブログのアップぐらいなら月2GB(高速切替は手動)くらいの安い契約でも十分使える感じです。動画をパソコンで見たい場合には、タブレットに入れたau回線のmineo回線でテザリングして使うという二段階での利用ができるようになりますので、最少のハードの組合せでできることが増えるような感じで今後は使えていくのではと思っています。

当初の目的であったUSB-typeCからの充電についても全く問題なく使えるので、これで今回本体と一緒に送られてきた大きなACアダプターを使わなくても済み、旅行のための荷物が更に軽くなるだろうと思います。ちなみにS(通常)バッテリーを付けての重さは実測で950gくらいと、私の持っているパソコンの中でも一番軽いパソコンとなりました。

Linux Mintのバッテリーモニターでは満充電の状態で最大の利用時間表示は約8時間ですが、状況によって使用時間は変わってくると思います。そこまで使えないとは思いますが、このパソコンの場合大出力のあるモバイルバッテリーでなくても本体電池の充電ができるようになっているようです。

販売当時のレビューによると、USB-typeC経由での充電では、電源オン時には27W以上の入力、電源オフ時には15W以上の入力があれば、内蔵バッテリの満充電が可能になるとのこと。また電源オフ時には、7.5~15Wの入力でも、満充電手前で停止となるが、バッテリの充電が行なえるということなので、今あるスマホ用のモバイルバッテリーを複数持って行き、使わない時にこまめに充電を行なうようにすれば何とかなりそうですし、今後大容量でそれなりの出力のあるモバイルバッテリーが安く買えるようになれば、それをモバイルのお供として、スマホ・タブレット・パソコンともに充電ができるようになりそうなので、今後は大容量でも軽いバッテリーが出てくればそれを探すのも楽しみです。

また、画面サイズは縦が少し長い16:10(普通のパソコンは4;3や16:9が多い)となっているので、ThinkPad X270の13インチと比べると小さいかな? と思っていましたがそんな事はなく、かなり画面は大きいという印象です。旅行用としてだけではなく、カフェでの利用、図書館で調べものをしながらブログを外で書くといった用途では、かなりバランスが良く、先日紹介した無線マウスとセットで使えば、本当に便利に外で使えそうな感じです。そのパソコンが1万円台で手に入るようになってきたとは、本当に前のユーザーには申し訳ないし、Windowsに固執しないことでこれだけリーズナブルに本格的なモバイルマシンが手に入るということは、もっと多くの人に知られても良いのではないかと思います。

ノートパソコンを外で使う場合のマウスをストレスなく使うためにはどれを選べば良いか?

現在、複数のOSの入ったノートパソコンを使っていて、自宅だけでなく外でも使うために色々と使い分けているのですが、使っていて思うのは、ノートパソコンに付いているタッチパッドだけでは快適に操作することは難しいということです。

自宅でノートパソコンを使う場合、机の上に置いた上で使っているのでマウスが使えるので、各種マウスを使っているのですが、自宅で使う場合は良いのですが、外にパソコンと必要な周辺機器を持ち出すような場合、できるだけ出先でパソコンを使う際のトラブルが起こらないような構成にしたいと思っています。

私の場合、WindowsとLinuxの環境が混在しているので、無線マウスを使う場合、BluetoothマウスにしないとLinux環境で使えないものがあります。で、今までは比較的小さなBluetoothマウスを持ち歩いていました。この場合、パソコンだけでなくAndroid OSの入ったタブレットと接続してBluetoothキーボードとセットにすれば、それでパソコンのように使えるので、便利は便利です。

ただ、Bluetooth機器は電気が必要なため、普段使わないものを外で急に使おうということになった場合、内蔵電池が切れている状態に気付いた場合、充電し直す必要があります。そんなこともあるので、私が持っているBluetoothマウスの中には単三や単四電池を入れて動かすものもあります。これだと普段はマウスの中に入れないで保管しておけば、必要な時にマウスに入れて使うようにできます。また、マウスだけでなく他の周辺機器でも使っている充電池に仕様を統一することで、他の機器で使った電池をその都度充電するようにして、使うことも可能にはしています。

ただ、そうした管理というのも結構手間がかかるということもあり、私は小型のBluetoothマウスだけでなく、有線マウスを使うようにしています。有線マウスは電源をパソコンから取るので、充電をするという事は考えなくても済みます。

ただ、有線ということでできるだけコンパクトにまとめたいという中、配線が邪魔になるというディメリットもあるというのが問題です。自宅で使う分には別に良いのですが、旅行や車中泊先で使う場合にはパソコンを設置する場所にもよりますが、あまり長いコードの付いたものはあまり持ち歩きたくはないですね。

調べたら、本体にコードを巻き込むことができる有線マウスが販売されていることがわかりました。ただ、この種の製品は使ったことがあるのですが頻繁に使っていると、巻取り部の故障が起こった場合、便利な巻取り機能自体が使えなくなってしまうという問題があります。

あくまで個人的な考えですが、本体にUSBケーブルを接続できる端子を付けて、普通のUSBケーブルを使う時だけせつぞくできるようにすれば、ケーブルは充電用のものを流用できるなら結構スッキリします。調べたら、ゲーミングマウスで無線でも有線でも使えるようになっているマウスにはそのようなものはあるようですが、それだと大きいし個人的には無線部分はほとんど使わないし、あまり購買意欲はわきません。

今後どこかのメーカーがケーブル別売りの端子に接続するタイプのモバイルマウスを売ってくれないのかと思ってしまいました。これだと、パソコン本体にUSB-Cタイプの端子しか付いていないものでも、ケーブルを変えることでスムーズに付けられるだけでなく、ケーブルが断線した場合もケーブルだけ交換すれば使い続けられることになるので、こうしたマウスの需要はあるのではないかと思うのですが。とりあえずは今後もこの種のウォッチングを続けながら、私にとって理想的なモバイル用の有線マウスを探して行きたいと思っています。

Chromebookは将来的にAndroid化すればモバイル関係のハードは最少限にできる?

海外のネットニュースで、現在のChromeOS(Chromebookに入っているOS)をAndroidOSに統合するのでは? という話があるという記事を読みました。まだすぐにというわけではないとは思うのですが、Android陣営は学校の授業用に特にiPadとの勢力争いを繰り広げていますので、今後は10インチクラスのAndroidタブレットでできることが広がれば良いと思うのですが、その際には色々問題になりそうな事もあります。

私は現在、持ち出すキーボード付きの端末ということでは、Windows11のミニノートの他、もはやWindows11にアップデートできないノートパソコンにLinux Mintを入れたのを便利に使っています。Linux MintはOSの料金がかかりませんし、ベースとなるパソコンは使い終ったものが中心なので、中古市場で購入しても格安(1~2万円程度でも可)で購入できます。それで、今ではWindowsパソコンでやっていたことがほとんどできてしまうのですから、もはや現状ではChromebookよりもLinux Mintという風になってきているのですが、もしChromeOSとAndroidの統合が行なわれると、また違った可能性が出てきます。

今のChromeOSをインストールしたChromebookは、一部のAndroid用のアプリが動くようになっていますし、Linux環境をインストールすれば、Linux Mintで私がやっていることもできるようになりますが、メモリを消費したり動作が不安定になったりするので、今持っているChromebookではLinux環境をアンインストールし、基本的にはChormeブラウザのみで使っています。

ただ、現状のChromebookで私にとってネックなのは、WindowsやLinuxで使える「Google日本語入力(Mozc)」と同じ入力用のカスタマイズ機能が無いことです。今のAndroid端末にこの機能さえあれば、10インチくらすのAndroidタブレットにBluetoothキーボード、マウスをつなぐことで外での簡単な作業は全てAndroidに一本化できます。そう思っていてもその辺の進化はないので、手持ちの古いノートをLinux Mint化して使っているという状態です。

今後、そうした状況が改善し、iPadに対抗できるような新Androidタブレットが出てきたら、恐らくSIMフリーの通信機能が付いても圧倒的にiPadより安くなると思うので、持っている周辺機器を有効に使いながら、旅行用の持ち出しのためのモバイル機器のコンパクト化に一役買うのではないかとも思うのですが、そこに一つ考えなければならない問題も潜んでいます。

というのも、現在のAndoridのOSを積んだタブレットやスマホは、購入時に入っているOSのバージョンからのバージョンアップがあるかどうか不透明なので、できるだけ現行での最新OSが載っているものを購入して、できるだけ使える期間を伸ばす必要があります。その点、今のChromebookは発売してから10年はサポートがされるので、安心して使えるようになっています。今後ChromebookとAndoidが統合するなら、せめてiOSと同じくらいは長く使えるようなサポート体制を考えてくれれば、そこまでCPUの負担になるような作業をしなければ、安心して長く使えるようなものになるのではないかと思います。

AndroidはiOSと違って多くの国やメーカーで作るので、少しずつ仕様も異なるなど、統合に向けて難しいところは当然あると思います。それでも、Androidで動くアプリというのは本当にたくさんあり、今のChromebookでそうしたアプリが安定して動くようであれば、現在のブラウザのみの使い勝手とは変わって、一通り使えるOSになってくるのではないかと思います。ただ、キーボードを使っての入力方法については、やはりパソコンではできるきちんとしたカスタマイズはできるような形で統合して欲しいなと思いつつ、今後のChromebookの進化を待ちたいと思います。

公共駐車場での駐車券を出さない取り組みはスマホを活用することで参加できる

昨日は午後から休みを取って買い物に行ってきました。私の住んでいる静岡市は古くからの繁華街以外に開発を始めている場所があり、静岡駅の次の駅である東静岡駅に隣接する三菱地所が展開しているショッピングモール「Mark IS 静岡」があります。

週末は車で行って停めるだけでもかなり車が並んでいて行く気にならないのですが、昨日は平日で、しかも午後からだということで、並ばずにすっと駐車場に入ることができました。Mark IS静岡は平日休日関係なく全ての車が三時間無料で駐車ができ、車の事を気にせずにゆったり買い物できるのが個人的に気に入っているのですが、駐車場に入る時に、駐車場の仕組みが2024年10月から変わったという表示があり、もしかしたら料金大系が変わったのか? と思ってしまったのですが、実際は基本三時間無料は変わっていませんでした。

何が変わったのかと言うと、基本的に駐車場に入場する際に今までは紙の駐車券が発券されていたのですが、それが発券されなくなり、精算の仕組みと車でやってくるユーザーに一手間かかってくるように変わっていました。

駐車場入口には、自分の乗ってきた車のナンバープレートの4ケタの番号を覚えておくようにお願いする表示もありました。今まで通り、駐車券を発行する場合には車を降りてお店に向かう途中にある精算機を使い、そこでナンバープレートの番号を入力することによって発券および帰りの精算ができるようになっています。

ただ、お店側はわざわざ駐車券を発券するのではなく、車で来店した人が持っているスマホを使い、店内のあちこちに掲示されているQRコードを読み取ると、お店の駐車場の料金金支払いおよび精算の手続きができるサイトに案内されます。お店で買い物をした場合にもQRコードを読みこんでサイトにアクセスし、三時間以上駐車してもさらに無料になるようなスマホ用のクーポンを出してもらうことで、チケットレスで入出庫ができるようになっています。

今回、目的を決めて買い物に来たので、滞在は1時間弱くらいでしたので、スマホでQRコードを読み込んだ後に精算手続きだけを行ないましたが、当然スマホの画面には「無料」との表示が出て、さらに入庫時に私の車を撮影した写真で間違いがないか確認しました。帰りのゲートも何もせずにスムーズに開き、そのまま帰ってきましたが、スマホを使っていない人にとってはちょっと大変なのではと思う人もいるかも知れません。

ただ、インフォメーションで聞けば駐車券の発行の仕方は教えてくれますし、スマホの操作も自分の車に向かいながら行なえば、車に乗り込んだ時にはもう精算は終わっていますから便利で、紙の駐車券の処理に困ることもないので、個人的にはウェルカムな仕組みだと思います。

ただ、専用サイトに接続して操作するということから、高速クーポンが使えず低速のままで一連の操作をやるということになると、なかなか画面が出なかったりしてイライラするのではないか? という風にも思います。そういう意味でも、やはりそれなりの高速クーポンを使えるように準備しておく必要はありそうです。個人的な感じとしては、自宅でWiFiを使う前提の場合であっても、月3GBくらいは使えるようにしておかないとまずいと個人的には思っています。今後はマイナンバーカード関連だけでなく、ネットバンキング、電子マネー、電子乗車券の利用に加えて電子駐車券が当り前に使える時代がもう来ています。データ通信量の確保だけでなく自分にとって使いやすくスマホをカスタマイズする事も求められるのではないかと思っています。

スマホの指紋認証は「画面方式」「外部専用のセンサー方式」のどちらの方が使いやすいのか

新しいスマホにしておよそ1ヶ月といったところですが、現状では古いスマホ(Rakuten Hand 5G)から新しいものにして良かったと思っています。とにかく、前のスマホの基本性能が低いということもあり、動作がもっさりしていた事が原因なのですが、特に困ったのは、ロック解除の方法が画面の上で指紋を付けることでロック解除になるものの、その感度がかなり悪いので、電話がロックされている際にかかってきた場合、ロック解除がうまく行かないと、電話は手元にあるのに電話が受けることができないという状況が発生していました。

同じ画面上で指紋認証をする別のスマホでは、感度はそれなりに良いので、このくらいの精度だったら良かったのにと思いましたが、今回はこの指紋認証の方法について考えてみたいと思います。

スマホのロックを解除するにはパスワードを入力する方法、顔認証、パターン認識、指紋認証が主なものですが、他人にスマホを勝手に使われたくなく、確実に素早くロック解除をしたい場合にはやはり指紋認証が便利です。スマホの買い替え時には気にしないという方もいるかも知れませんが、スマホを使っていると色々なトラブルも起こるかも知れないので、今使っているスマホや、今後購入したいスマホがどの方式に対応しているかというのは事前に知っておいた方が良いと思います。

で、今回の表題となったスマホの指紋認証は「画面」が良いか、「外部専用のセンサー方式」が良いのかと言うと、これはあくまで私の場合ではありますが、画面上で指紋認証をせず、指紋用のセンサーが画面裏や側面に付いている方が良いのでは? と思うようになりました。

現在私が使っているRedmi 12 5Gでは、電源ボタンのところにセンサーが付いていて、押し込まないでそのままなぞるようにするとロック解除ができるようになっています。画面ボタンを押すと画面が明るくなるので、この方式は悪くないと思います。画面で指紋認証する場合は、いったん電源ボタンを押してから改めて画面を触るという形になるので、ちょっとではありますが手間は省けます。

そして、もう一つ私にとって大きな問題は、スマホを落としてしまい、画面が割れたものの使えるような状況の時はどうなのか? というところがあります。Rakuten Hand 5Gの場合は、さっと画面をなぞるようにしてもロック解除はできず、かなり指を画面に押し込むようにしないとロック解除できないような感度の悪さだったので、このまま使っていて画面が割れてしまったら、ロック解除をすることでさらに画面が割れてしまうのではないかと心配していました。

現在は、もし手持ちのスマホで画面割れのトラブルがあっても、別の使っていないスマホがあるので、いざという時にはケーブルで2台のスマホをつないでデータを移行させて使うことはできるようになってはいるのですが、画面割れでうまくデータ移行の操作ができなくなってしまうことも考えられるので、できるだけ画面に触るのを最少限にしたいところもあります。その点、画面を触らないでもロック解除できるタイプのセンサー搭載スマホなら、とりあえずロック解除の作業で画面の状況を悪くすることはありません。

ただ、センサーを付けるのにはコストがかかるので、リーズナブルなスマホを中心に画面をタッチして指紋認証をするタイプのスマホが主流になってしまうのかも知れません。ただ、私は今後もスマホを定価で買うことはないと思うので、元々の定価は高くても値下げをしてリーズナブルに入手できるようなモデルの中で、指紋認証にもしっかりコストを掛けているものを選んだ方が良いかな? と思っています。この辺は好みもあることなので、私の考えが全て正しいとは自分でも思っていませんが、最初に書いた通り、画面上に指紋を押し付けるように認証するスマホを使っていたことで、このような考えになったということもご理解いただければと思います。

部屋に置くための「掛け時計」にもWiFi対応のものが存在するが電波時計との違いについて

ニトリに、税込3,990円で購入できる「Wi-Fiで時間を合わせる掛け時計」というその名の通りの掛け時計があります。時計としての性能は月差30秒くらいなので、大手時計メーカーのクォーツ式掛け時計より性能は劣る(自宅にあるSEIKOの掛け時計のカタログ値は月差20秒)のですが、手持ちのスマホと連携し、自宅にWiFi環境があれば、ルーター経由で定時に時計がネットに接続し、公開NTPサービスから日本標準時のデータを受信することで、電波時計と同じように多少ずれることはあっても毎日時刻を修正することで、安定して正しい時刻を表示できるという商品です。

この仕組みは、スマホの時刻表示もそうですが、スマホと連携するスマートウォッチやスマートバンドと同じ仕組みで、この商品は本当に時間だけを表示するためにネットに接続を繰り返すものになります。個人的には興味深い製品なのですが、今自宅に鎮座しているSEIKOの壁掛けクォーツの時間がぴったり正確というわけではないのですが、常に実際の時刻の1分以内くらいの精度で時間を表示し続けてくれるので、電池交換をしながら使っているのですが、まだまだ現役で問題なく使えています。電波時計については、卓上用の目覚まし時計として枕元に置いているものがあるのですが、この時計を置いている位置が窓際から離れた部屋の奥の方になるので、残念なことに一日一回電波受信を行なうものの、その電波が受信できないという問題を抱えています。

恐らく掛け時計でも電波時計は家の中の置く場所によって電波を受信できずだんだん正確な時刻からずれていくような事があり、それで困っている人についてはこうしたWiFi対応の時計に買い替えるというのも悪くない手段だと思うのですが、色々調べてみるとディメリットもあるようです。

ニトリの商品については、本体に入れる電池は単三アルカリ電池2本で約10ヶ月の継続利用可ということですが、電池持ちという点から言うと、電波時計と比べると頻繁に交換が必要になります。さらに私が個人的に気になるのが、ニトリの商品ページには「充電池は使用できません」とあります。多少使用時間が減っても、充電することで何回も使え、ゴミを出さないエネループに代表されるニッケル水素電池は、現在クォーツの掛け時計に入れていますが、エネループでも正確に時を刻み続けてくれているので、電源管理がかなりシビアなのか、あくまで自己責任でエネループをはじめとした充電できる電池は使ってくれということなのかわかりませんが、商品説明で充電池は使えないと言い切られてしまうと、こちらとしては購入意欲が削がれるというのが正直なところです。

人によってはAC電源を使って電池切れの心配がなく、時間表示だけではなく声による様々な操作も可能なアマゾンのEcho Showを選んだ方が良い場合もあるかも知れません。私は8インチのFireタブレットを安く買えたので、それをEcho Showのように使っているのですが、ニュースやradikoの再生、リモコンによる家電操作まで行なえます。時刻についてはWiFiが使える状況では正確な時刻を表示してくれていますし、声で目覚ましをセットできるのも良いです。

ただ、リビングで家族の皆がしっかりと時刻を認識できるものということだと、アナログ表示の掛け時計タイプのものというのは結構便利です。充電池が使えるなら個人的にも買いだったのですが、今は見送りという感じです。

すでに、自宅に掛け時計だけでなく腕時計や目覚まし時計など、複数の電波時計を持っていて、設置位置が悪く電波を受信できない場合には、ネットから得たデータを電波で飛ばして電波時計の時刻合わせをする、Wi-Fi式電波時計用リピータというものがあるので、これを導入してリピータから電波を受けることで安定した時刻表示を行なうこともできます。部屋が多くその部屋ごとに電波時計を置いている場合にはこうしたものを使い、リピータの設置場所を工夫することによって、時計の表示する時間が合っていないことに関するストレスはかなり改善されると思います。先述の、自宅で使っている卓上式の電波時計は充電式のエネループでも問題なく動いているので、リピータと合わせて使えばいちいち本体を外に出して電波受信をする必要はなくなりますが、個人的には一台の電波時計のためだけに投資するのも何だかなと思ってしまうので行なっていませんが、今回色々と調べてみて掛け時計の世界でも色んな手段で正確な時刻を合わせる方法があるのだなとしみじみ思いました。

もちろん、ゼンマイを巻くタイプの昔の時計でも、手動で毎日時刻合わせをすることが苦痛でなければ、状況によってはずっと電波を受信できない場所に置いてある電波時計よりも正確な時刻を表示できるわけです。ちなみに、停電になってしまえばWiFi経由で時刻を修正することが一時的にできなくなりますし、過去の東日本大震災の後には福島の時刻データ送信所が電波を送れなくなったことがありますので、結局はアナログ時計をその都度合わせながら使うというのも悪くない選択ではないかとも思えます。その際、ラジオを用意しておいて定時の時報とともに時計を合わせるようにすれば、災害に強い時刻表示システムを自分で動かせるということになります。そういう意味では、普段はスマホの時刻表示に頼り切っている人も、ネットが使えない時の事を考えながら家の時計について色々と見直すこともあって良いのではないかと思いますね。

普段使いのモバイルバッテリーの他に安物で少容量のモバイルバッテリーを持つことには実は理由がある

前回のブログで紹介したように、今回通話用に新たなスマホを購入したのですが、電池持ちが良い機種ということもあり、一日出掛けるくらいだとまず追加で充電する機会は少なくなりそうです。しかし、旅行中ずっとスマホを使い続けていたり、また出掛けた後に前の日に充電するのを忘れてしまうというような事もあるため、日々のお出掛けの際にモバイルバッテリーを持って出掛けるというのはいわば常識だと言えます。最近はバッテリーの性能も上がり、片手で持てるほどの小さなバッテリーでもノートパソコンが充電できるほどの高出力を売りにするものまであります。

私もそうしたモバイルバッテリーを持っていますが、それとは別にダイソーで1,100円で買った5,000mAhのクレジットカードより一回りくらいの大きさのモバイルバッテリーも同時に持ち出しています(上の写真参照。大きさ比較用にテレホンカード大の「クレカード」とともに写しました)。容量は少なくてもスマホの充電であれば一回くらいはできるものですので、メインバッテリーの予備という意味あいもありますが、実はそれだけではないいわゆる「低性能」のモバイルバッテリーを持つ理由というものがあるのです。今回は私がそうしたものを持って出掛ける理由を説明させていただきたいと思います。

まず、新しいモバイルバッテリーの場合、USBからの出力が大きすぎて、今までパソコンのUSBポートからの充電を想定して作られていた電子機器の中には充電できないものがあるのです。最新のモバイルバッテリーの中には少電力対応として本体のボタンを押すことで出力を抑えてワイヤレスイヤホンやLEDライトなど、出力が大きすぎると充電できないような器具の充電をサポートしているものもあります。

しかし、そもそも常にモバイルバッテリーから充電を行なうような人は少ないと思いますし、いざ充電しようとして小電力化する操作方法を忘れてしまったとしたら、本当に充電したい時に困るかも知れません。そこで私は、充電する機材によって使うモバイルバッテリーを分けて使おうと思って、あえて低出力の安いモバイルバッテリーを購入したというのが一つ目の理由です。こうした使い方だと最新式のもので充電できなかったら予備のバッテリーで充電を行なうというきわめて自然な流れで使えるので、導入した時の事を忘れていたとしても、スムーズに必要な機材を充電できるというわけです。

そして、もう一つの低容量のモバイルバッテリーを備える理由というのは、実はいざという災害時に備えるためです。どういう事かと言うと、私はこのブログでも紹介した二枚で約12Wの最大出力が出る小さなソーラーパネルをいざという時のために用意しているのですが、このパネルで高容量のモバイルバッテリーを充電しようとした場合、結構時間がかかるだけでなく、天候に影響され安定した電力供給が望めない太陽光発電を利用するので、できればデリケートな最新式のモバイルバッテリーにつないで充電した場合のバッテリーへの影響が心配なのですね。もちろん、低容量の安いモバイルバッテリーでも中味の電池を劣化させる心配はあるのですが、何しろ安く買えているだけにそこまでナーバスにならず、気軽に使えるということがあります。それがあえて安いものを持ち出す理由ということになりましょうか。

先日紹介したエコフローの帽子型のソーラーパネルも最大12Wの発電能力があるので、直接スマホを繋がないで空にした安いモバイルバッテリーを充電しながら、ある程度溜まったところでスマホに接続して放電して充電はまたソーラーパネルから行なうようにすれば、旅に使うスマホ用の電力はそれなりに賄えるのではないかと個人的には思います。一つ注意したいのは、安いものであってももし何かあった場合に文句を言う先がないような所からの購入は控えた方が良いということです。私がダイソーのモバイルバッテリーを購入したのも、初期不良や充電時に煙が出るような事があった場合の対応が少なくとも期待できると思っているからです。私と同じように個人で使えるソーラーパネルの活用を考えている方は、そんな感じで低容量のモバイルバッテリーをメインバッテリーと併用することも考えてみても良いのではないかと思います。

通話用として良いと割り切ればそれほど悪くなかったXiaomi Redmi 12 5G

今までスマホはRakuten Hand 5Gを通話用に使っていたのですが、しだいにその限界というものが見えてきました。通話とおサイフケータイに限定して使うなら良いと思うのですが、最近は様々なショップ系アプリや電子マネー、銀行系アプリなど常に手元に置いて使いたいアプリというのは意外に多いものです。

そうなってくるとだんだんスマホへの負担が増えて、アプリを立ち上げようとしてもなかなか動かないような事が頻繁に起きるようになってきました。しかも、この機種は生体認証に指紋認証を使っているのですが、画面に出てくる指紋マークに指を押し付けることで起動するものの、その精度が良くなく、早く画面を開きたいと思った時にもなかなか画面が出て来ないでイライラするということが頻繁に起きました。同じ画面上で指紋を認識するOPPO Reno9Aの方はスムーズに行くのですが、二台のスマホを使っているとRakuten Hand 5Gのもっさり感はさらに際立ってきます。

ただ、OPPO Reno9Aの方は、IIJmioのドコモ回線の通話用SIMとpovo2.0のデータeSIMで運用していて、特に車載時にカーナビとして使っています。IIJmioの方は月2GBという月額が安い契約なので主に低速にして使っているのですが、カーナビ用途であれば十分使えます。今回はOPPO Reno9Aはそのままにして、新たに通話用のスマホを入れ替えることにしました。

今回購入したのは新品ではないが未使用品(通電や検査のために試用はしている?)というものが1万3千円くらいで購入できたXiaomi Redmi 12 5Gという格安スマホです。レビューでは液晶も安物でカメラ性能も最悪というあまり良い評判のモデルではありませんでした。さらに赤のRakuten Hand 5Gと比べると大きさが違いすぎる(写真参照)ということで、手が小さい人にとっては6.8インチという画面の大きさがネックになる場合もあるかも知れません。

あくまで私の場合は、カメラはこのブログで紹介するものを撮影するくらいのメモ用途でしか使いませんし、さらに先日紹介した「Open Camera」というあえて画素数を落として写真のファイルサイズを小さくして保存するようにしているので、あまりカメラの性能については気にしません。さらに、このスマホの指紋認証は電源ボタンを兼ねるようになっていて、反応も良好なので操作性についても問題ありません。

また、私がスマホを選ぶにあたっての条件である「防水」「おサイフケータイ」「イヤホンジャック」「FMラジオ」「マイナポータル電子証明書対応」の全てを搭載しているスタンダードタイプとしては使い勝手の良いスマホであると同時に、Xiaomi独自の赤外線ポートが付いているということが大きな理由でした。

私が購入したものはUQのモデルで(?)シムフリーではあったものの他のバージョンのハードにはプリインストールされている赤外線リモコンアプリ「Miリモート」が入ってなく、Google Playからアプリをインストールしたものの、残念ながら赤外線との連携が取れていないようで、アプリが使えませんでした。ただ、Google Play上にある各種リモコンアプリの中には赤外線リモコンに対応しているものがあったので、いくつかのアプリを試し、何とか家の古いテレビ(日立)だけは、簡易赤外線リモコンとしてこのスマホを使えるようになりました。今後、出てくるかも知れないアプリ次第で使えるものは増えるかも知れませんが、例えば旅行の際のホテルでスマホを使いながらテレビのリモコン設定ができれば、何かと便利になります。

同じXiaomi Smart Band9との連携も問題なく利用可能で、今後は動画を見たりするにはタブレットの方を使い、ちょっとしたネット利用にはRedmi 12 5Gの方をメインに使うようにして、OPPO Reno9Aは基本カーナビ用途で使いながら、Redmi 12 5Gにもしもの事があった場合のサブ機として準備したいと思います。こちらのスマホは、バッテリー設定で最大80%でバッテリー充電を止められるので、サブ機として使いながらもバッテリーへのダメージを抑えられるというのも良い点だと思います。

あとは、楽天がスマホとの直接衛生通信を一般ユーザーでも利用できるようにした場合、このスマホが使えなかった場合に機種変更を考えるくらいだと思います。私自身が一つのスマホで全てまかなうという考え方をせず、今回は主に通話用に使えれば良いという中で割り切って選択したということになります。SIMは楽天とLINEMO(ソフトバンク回線)を入れていて、毎月の定額でそれぞれ3GBずつ合計6GB高速通信を利用できるので、今後は今までよりも通話以外の用途で使えるようになると嬉しいですね。

外でテレビを見たい場合には自宅チューナーをネット経由で見るための機材を揃えるのがセオリーか

ネットを検索すると、「無料でテレビを見る方法」ということで、動画閲覧ソフトのVLCを使って日本のテレビ局リストを入手することで、東京・大阪の民放やBS放送をインターネット接続だけで見られてしまうという方法について解説しているサイトが見付かります。

実は、私が入れているLinux Mintには日本だけでなく世界中のテレビがネット経由で見られてしまうソフトがプリインストールされており、日本国内のテレビも少し前までは見ることができていました。それはそれでありがたいとは思っていたのですが、普通に考えても日本の著作権法に抵触するような仕組みなので、ここで大々的に紹介しようとは思わなかったのですが、たまたまXを見ていて、この仕組みが突然利用できなくなっていることを知りました。これを書いている現在、全編CMとも言うべきQVCのようなチャンネルは見ることができるものの、普通の放送については今までのように見ることができなくなっています。

ネットで以前見たこのサービスについての発言で、「もうテレビは要らない」というような意見も見たのですが、ネットサービスは今まで便利に使っていたものが突然使えなくなることは当り前のように起こります。スマホで写真を撮ったものが無制限に保存できると評判になった「Googleフォト」の現状を見ると、こうしたアオリをまともに受けて使うのは止めた方が良いと思うようになって、それは今のネットの使い方にも影響を与えています。

ネットだけでテレビが見られるというサービスを私がそこまで使わなかったのにはある理由があります。今までは一放送局が一つのチャンネルで一つの番組を放送することが常識でしたが、現在はスポーツ中継を中心に、サブチャンネルという仕組みで通常の放送を流しながら、延長した中継をサブチャンネルで継続して放送することが当り前になっています。現在行なわれているプロ野球・MLBの試合は、時間制限のない回数制なので、どうしても放送時間からはみ出すケースが多いため、終盤の緊迫した場面まで見続けるためには、一つのチャンネルだけを流すネット配信では見られないケースも多いのです。

そこで、私が手持ちのタブレットを使って自宅に設置した専用のテレビチューナーで受けた電波(地上波・BS・CS)をインターネット経由で受信しどうしても外でテレビを見たい時には活用しています。この場合は外から自宅にある専用チューナーを操作するような形になるので、地上波・BSでもサブチャンネルの受信をして外で見ることが可能になります。なおかつ、外で見ていても自宅のチューナーを使って個人で楽しんでいるだけなので、著作権上の問題も起こらず、急にこのシステムが使えなくなるということはありません。

ただ、実際にありそうなのが専用チューナー自体が古くなって専用のモバイル視聴用のアプリの開発がストップし、技術的な問題で外からの視聴に使えなくなるケースです。現在使っているチューナーの前に購入したチューナーはまさにそのパターンで、Google Playで専用アプリの公開がストップし、家の中でタブレットをモバイルTVとしてWiFi経由で使うことは可能なのですが、LTEなどのモバイル通信を使って自宅のWiFiが届かない場所での使用はできなくなってしまいました。

今のチューナーは4K対応ではないので、今後4K放送もリモート視聴できる専用チューナーが出てきたら改めての購入を考えるとは思いますが、願わくばそれまで今のチューナーが外でも利用可能であって欲しいと思います。

と、同時にこれからのテレビはある程度著作権の問題を解決して、ネット上からでも地上波・BSのメインチャンネルだけでなくサブチャンネルも一定の条件さえ整えば見られるようにしていただけるのがテレビ離れ対策にもなって良い気がするのですが。ただそれまでは、私はこうした視聴の仕方を続けると思います。最初に紹介した無料でネット経由で見られるテレビ放送についてはまた復活するかも知れませんが、どちらにしても問題を抱えたサービスであることは間違いありませんし、サブチャンネルまでは見られないので、あくまで暫定的なものと捉えながら利用するのが良いだろうと思っています。