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大きな地震に襲われて自宅から避難する場合に何を持って行くのかを改めて考えてみる

昨日と一昨日、NHKの南海トラフ巨大地震を題材としたドラマを中心とした特集は、色々と考えさせられるところがありました。想定ドラマでは、まず和歌山県沖で大きな地震が起こった後で、静岡や関東地方に大きな被害をもたらす地震が一週間くらい時間を置いてから起こっていましたが、実際のケースでは西ではなく東の方が先に大きな揺れが来ることもあるので、やはり常にそうした事については考えておくべきでしょう。

生命を維持するためには、食料などを優先して持って行くというのは普通に考えることではありますが、今の世の中ではいかにデマに惑わされずに正確な情報を入手することも大事だと思うところもありました。

静岡県に大きな被害があった場合、日本国内を行き来する東海道にある国道一号線・東名高速道路、鉄道の東海道本線、東海道新幹線の路線が集中する静岡市の興津~由比間において被害が出ると、私のいる静岡市には、主に東からの救援物資がやってこなくなる可能性が大きいです。そんな中で長い間の避難生活を続けるためには、外からの補給を受けることなくいかにして通信(テレビ・ラジオ・スマホなど)を確保し、長く使い続けるようにできるのかということと、これは災害の起こる時期にもよりますが、お湯を沸かしたりお米を炊いたりする場合の熱源をどうするのかということについては色々と考えます。

外からの援助物資が期待できないということになると、熱源については災害時でも手に入りやすい、木材などを燃やして熱源を確保することになると思うので、コンパクトなものでも、火を炊いて外に延焼する可能性の少ない焚き火台やかまどなどの装備については考えておいた方が良いと思います。私の場合は、薪を燃やすためのウッドストーブと、そのウッドストーブを収納することのできるステンレスクッカーのセットを持っているので、いざという時には使えるようにしておくことになるでしょう。当然、火を付けるためのライターも必要になります。これらは100円ショップでもキャンプ用のものが手に入りますので、セットで用意します。非常用のろうそくを付けるにもライターは必要で、ろうそくだけでも部屋を暖かくすることはできますので、調理だけでなく「明かり」「暖房」という点をクリアするものとしてこうした装備はまとめておくと良いでしょう。

そして、長期停電が続いても何とか情報を入手することができるように、スマホおよびラジオをその電源とともに使えるようにしておくことを考えることにします。まず、ラジオについては、手回し発電ができ、さらに乾電池でも動くタイプのラジオで、できればAM放送とワイドFMの両方が入るようなものであれば、それを普段の生活でも使いながらいざという時に持って行けるように準備するのが良いでしょう。

ラジオの場合、国内で大きな被害が出た場合、ラジオ局自体が放送を続けられないような事もあるかも知れませんが、例えばNHKラジオの場合、秋田と熊本にAMの高出力局を持っています。地域周辺で電波が止まったとしても、高感度受信のできるラジオであれば昼間でも遠距離受信ができる可能性があります。

自宅には防災対応のラジオも、そうではないものの高感度のラジオもあるのですが、乾電池式のラジオであってもエネループのような充電池を太陽電池パネルで充電できるようなものがあれば、僅かな充電時間でもラジオを聞けるくらいの充電は曇っている場合でも可能なので、持ち運びのできる太陽電池パネル及び、USB経由でエネループを充電できるような充電器を用意しておくことで、他者に頼らず情報を入手し続けることは可能ではないでしょうか。

そして、近くのラジオ局が放送不能になるような状況では携帯電話の基地局自体もどうなるかわかりませんが、移動式の簡易基地局など、多くの人が頼りにする携帯電話については、いつ電波が復旧しても良いように用意しておくことは大事でしょう。恐らくパソコンなどの大きな電気が必要なものだとなかなか満充電にはできないと思うので、スマホを充電するためのものを第一に考えた方が良いと思うのですが、基本的にはラジオのところで述べた太陽電池パネルを使い、直接スマホでなくモバイルバッテリーを充電するような形で一日中パネルを太陽に向けておくような事をしておくべきでしょう。

その際、果たしてどのくらいの大きさの太陽光パネルを用意すべきかということを考えると、自宅で避難できる場合にはどれだけ大きなパネルでも大丈夫でしょうが、持って逃げることを考えると、15~20Wクラスの背負って逃げるバックパックに取り付けられるくらいの大きさの折りたたみ式のパネルがそれほど大変でなく持ち運びできるのでおすすめでしょう。

最後に、一昨日のドラマで慌てて逃げる中でスマホを置き忘れてしまうようなシチュエーションを出していましたが、手に持って出ても夜間に落としたりすると、せっかくの用意が無駄になってしまいます。私自身はスマホにはネックストラップを付けるようにしています。これだと首に掛けて胸ポケットに入れて出れば、まず落とすことはありません。色々言われるかも知れませんが、やはりデータを集めるだけでなく安否確認や連絡をするためにはスマホは大事ですので、まずは日常生活の中でのスマホの持ち方についても考え直してみるのも良いかも知れません。

冬の緊急用食料の準備は定期的に少しずつ行ない単体で食べられるカップ麺は便利

テレビのニュースではここ数日、日本にかなり強い寒波が襲い、最悪の場合車の立ち往生や停電が起こることが心配されています。比較的寒波に対しての影響が少ないのではと思われる私の住んでいる地域でも、水道管の凍結に備えるための方法などをニュースが伝え、台風の襲来時までとは言わないものの、かなり緊張感を視聴者に持たせるような報道が目に付きます。

果たしてここ数日でどのような影響が出るのかはわからないものの、あまり性急に危機感を煽られてしまうと、スーパーから生活必需品が無くなったりすることも考えられますので、今後の事を考える中で日々の生活の中で天候の急変に対応できるようなやり方について考えておいた方が良いような気がします。

やはり、普通に考えると当り前のように使っているライフラインが使えなくなった場合に困ることは確かなので、その対策について考えておく必要がありそうです。今回の寒波については、空気も乾燥しているので停電で明かりが必要になった場合、できればLEDランタンが使えるように準備しておいた方が良いでしょう。常に火を使った明かり(ロウソクやオイルランタンなど)を利用している方であれば、それが原因で火事を起こさないような準備ができるだろうとは思いますが、慣れない人が火を使い、その使い方を誤ったり火の付いたものを倒してしまったりして火事になるような事が心配される場合には、暖房には安全装置のしっかりとした石油ストーブを使うようにしたいものです。

石油ストーブがあれば、時間はかかるものの、天板の上にヤカンを乗せるなどすればお湯をわかす事ができます。その際、できれば貴重なお湯について、沸騰したお湯をストーブに乗せたままにせず、真空断熱ボトルに入れることで電気を使わずに常に利用できるように準備しておくと便利です。我が家では、日常的に1L以上の真空断熱ボトルを常に複数用意しておいて、朝沸かしたお湯を昼に使いつつ、容器が空になったらまた沸かすというようなことを繰り返すことで、手間と燃料の節約を行なっています。冬の時期はお湯には色々な使い方があります。食事やお茶のために使うことの他に、湯たんぽ用のお湯があれば、暖房を付ける時間を短くして暖かく寝ることも可能です。また、翌日の洗面用に湯たんぽのお湯の残りを使うことで、新たに湯沸かしをする必要もなくなるでしょう。

お店に行くと真空断熱のポットもありますが、同じ容量であればカップ付きの水筒タイプのものの方が保温性能は良いので、そうしたものの中から備えておくことが良いでしょう。個人的なおすすめは、ニトリの超保温ボトル「N-HEATEX 900mL」です。価格は四千円弱ですが朝沸騰したお湯を入れておけば、夕方でも熱々のお湯をキープできるだけの性能を持っています。

そうして、明かりと暖房、お湯を停電時でもキープすることができれば、お湯だけで食べられる食材についても考えておけば良いのではと思います。基本的にはお湯を注ぐだけで食べられるもの、さらに言うと食べた後の食器洗いについても水道が凍結していたりするとなかなかできない場合もあるので、スーパーで安く販売された時にカップに入った麺類や最近ではご飯物(カレーメシのようなもの)を一気に買うのではなく、普段より安く売っている時に買い溜めておくようにすると、もし停電が一日ないし数日で復旧するぐらいであれば、何とかその間を逃れることができます。

アウトドアでの調理を日常的に行なっている方であれば、例えば固型燃料やアルコール燃料を使っての炊飯も簡単にできますが、これも慣れないとうまく炊けないばかりか、火器を倒して火事の危険性があります。ですから基本的には停電時でもお湯を沸かせるようにして、そのお湯は長くキープできるようなボトルを揃え、そのお湯を使って温かい食事ができるようにある程度のストックを日常的に行なっておくことが大切ではないかと思います。今後の天候の状況によって、日本のどこで大きな影響が出るかわからない状態ですので、安全に注意しながらもしもの時に備えましょう。

新型コロナには感染した方が良いという価値感もある中で今後の行動をどうすべきか

テレビニュースで、中国国内で日本のテレビ局が取材したVTRを見る機会がありました。私自身は、症状の出ない中で新型コロナに感染したかどうかはわからないものの、熱が出たり症状が出るような形での感染は今までありません。

ワクチンを打ったことによるものなのか、マスク手洗いおよび外出を控えることが功を奏しているのかどうかはわかりません。ただ、今までインフルエンザや風邪を含めて体調を崩して仕事に穴を開けたことはないので、その点では良いと思っているのですが、状況が違うとそうした認識についても変わってきてしまうのだということを、中国国内での取材内容を見ていてしみじみ感じることになりました。

ニュースの中では、今まで一回も新型コロナに感染していない人が外出してお店に入ろうとしたら、お店の方では入店を断るというような事が起きていることを紹介していました。中国で予防の為どのくらいワクチンを打っているのかどうかわかりませんが、中国国内での市民感覚では、ワクチンを打つよりも実際に新型コロナに感染して免疫を獲得した方が安心であるというような価値感の方が大きいのだろうなと思いました。

それはそれとして一つの考え方ではあるのですが、軽い感染で済み、すぐに社会復帰できれば良いのですが、重症化したり重い後遺症になってしまったり、それこそ命を落としてしまうようなリスクを新型コロナに感染することで持ってしまうという事もあります。中国の場合、人口の比が日本とは比較にならないので、もし感染力が強い変異株や、重症化しやすい変異株がこれから生まれてきてしまったら、軽く感染した方が良いという今までの価値観自体が崩れてしまう可能性があります。

中国では旧正月に国民が大移動することが知られていて、日本への海外旅行を希望する人たちも少なくないと聞きます。個人的にはそうした人の来日を闇雲に恐れる必要はないとは思うものの、気がかりなのがあれだけ多くの人が中国本土で感染しているにも関わらず、死者が1名とか極端に少ない数字が発表されていることですね。残念ながら現在の中国でどの変異株が流行しているか知らないのです。本来はそうした現状を解明し、透明にする中で恐れる事は恐れ、過度な対応を抑えることが大切だと思うのですが、今後海外から新たな変異株が持ち込まれてさらに国内での感染が増えるのか、そうではなく段々と感染者が落ち着いていくのかは俄には判断できないので、気になさる方は今月末から来月はじめにかけて、自身の行動についてじっくり考えてからにするようなことも必要になってくるのかも知れません。

降雪の中で車が動けなくなった時こそガソリン車のエンジンを掛け続けてはいけない

稀に見る大雪で国道上での立ち往生が続いている新潟県内で、また悲惨な事故が起こってしまいました。

新潟県柏崎市内で27才の女性が自宅前に停めていた車の中で一酸化炭素中毒を起こした疑いがあるそうです。その際の柏崎市内は停電が続いていて、その女性は外から帰宅しようとして車の中で暖を取っていたのか、自宅内ではまっ暗で暖も取れないので車内に移りエンジンを掛けてスマホの充電や暖を取ろうとしたのかはニュースの内容からはわかりませんが、恐らくエンジンを掛けたままの状態で車のマフラーが雪で埋まってしまい、排気ガスが車内に入ってきたのではないかと見られています。

こういう場合は電気自動車であれば良いのですが、排気ガスを出すガソリン車やハイブリッド車で夜を明かすならば、この場合は無理をしてでも自宅に戻り、ありったけの毛布や布団をかぶって寝た方が良かったということになります。雪が降り続く中でエンジンを掛けたまま車中で過ごしていると、いつマフラーが雪で塞がるかの確認が車内ではできないので、大変危険な状態にあるということは、例年こうしたニュースが流れるたびに明らかになっているのですが、それでもなおこうした事故が起こることは本当に残念でなりません。

過去には車内でカセットガスストーブを付けていて一酸化炭素中毒を起こしたりした事例もあります。雪国にお住まいの方でも、なかなか車の中で夜を明かすための準備まではしていないのかと思われますが、どうしても車内で雪の降りしきる中で過ごさなければならない場合に、何を準備すれば良いのかということについて考えてみます。

まず、雪が降り過ぎて車自体がすっぽりと埋まってしまい、自力で脱出が不可能になった場合に備え、常にスマホの電池を充電できる体勢を取っておくことが大事です。車内ではどうしても情報を得るためにスマホを連続して使いがちになりますが、その充電を車のシガーソケットだけに頼っていると、充電中にはずっとエンジンを回さなければなりません。充電中にうとうとしてその間にマフラーが雪で埋まってしまったらそこにはすぐ命の危険が迫ります。冬の時期は普通のお出掛けでも高容量のモバイルバッテリーを普段使っているものとは別に用意しておき、車から出られないとなった場合にはスマホで正確な位置情報をつかみ、消防などへのSOSを自ら発信できるようにしておきたいものです。

そして、車内で夜を明かすことになった場合、普通の自動車は車内の断熱が良くありませんので、外気温と同じくらい車内も冷えてしまいます。そんな中で寝るためには、できれば毛布よりも冬用の寝袋を用意しておきたいですね。また、電気も車のエンジンも使わずに身体を暖める方法として、使い捨てカイロを車内に常備しておき、できればその場合、手に持って冷たい場所を暖める一般的なものと、シールが付いていて身体に貼るタイプのものを両方用意しておき、低温やけどに注意しながら使うというのが一番現実的です。

車中泊旅行をしている場合にこうした大雪に見舞われた場合には、事前に天気予報などで最悪道路上で立ち往生が起こる可能性が高いと判断できそうな場合には、今は昔よりは手軽に電気毛布を長時間使えるくらいのポータブル電源が手に入るので、出掛ける時には電気毛布と電源をセットで持ち出すくらいの用意は大切だと思います。その際、電気毛布はタイマーで電源が切れるものにしておくと、寒くなったらまた付けることで同じ容量のポータブルバッテリーでも使える時間が長くなるので、電気毛布購入時にはそのような機能もチェックしておけば良いのではないでしょうか。

話を最初の事故の話に戻しますが、降雪時の車内での対応についての正しい知識があれば、亡くならずに済んだ命であると思うと、雪でマフラーが埋まってしまう怖さについてもっと広く知らせるべき情報であると言えるでしょう。エンジンを掛けたままにするなら、複数の人が交代で車外に出て、マフラー周辺の除雪をしながら使うなどの手間を掛けないと本当に危険です。大雪での立ち往生が予想される地域にお住まいであったり、その場所へ出掛ける場合には、しっかりとした準備をした上で非常時に備えていただければと思う次第です。

冬の時期は停電時の明かりの選択肢を増やしつつ安全性にも配慮するための準備をしよう

私の住む静岡県はまだまだ暖房の出る幕はないくらいの天気ではあるのですが、北海道では初雪が降るなど、徐々に冬の足音がしていることは確かです。そんな中で、大きな災害というのはいつ起こるかわからない中で、改めて何を準備すべきかということは改めて問題になってくるだろうと思います。

日本には四季があり、どの時期に災害が起きても厄介ではあります。ただしここでは11月以降の冬の時期にあった方が良いものという観点で考えていきます。他の季節であれば、停電時の明かりについては電池を使って広い範囲を照らせ、それなりに長く使用することができるLEDを使った電池式ランタンがあればいいと思うのですが、冬の場合には「明るさ」だけではなく「暖かさ」が求められます。灯油を使った暖房を使用している方であれば、普段は使っていなくても停電時に使うために石油ストーブを普段の暖房の呼びとして用意しておくだけでも、停電時には明かりとしての役目も一応は果たすので、それなりに役に立つと思います。

ただ、石油ストーブ自体は電気は使わないものの、ファンヒーターと比べると多くの灯油を消費するので、暖房の常用として使うには現在の灯油の価格が上がっていることも考えると、あまり得策ではないという気もします。最近では、一部のポータブルバッテリーからの電力供給で動く石油ファンヒーターもあるようですが、そのために停電時にポータブル電源の充電はできるのか? という問題もあります。

そうなってくると一軒家か集合住宅か、外から冷気が入るか入らないかというところも関係してくると思うのですが、石油ストーブで部屋を暖めないと動くこともできないような地域や環境であれば、とりあえず安いものでも石油ストーブを一台、普段でも使いながらいざという時に備えることをおすすめしたいと思います。私自身過去にはカセットガスを使った暖房器具を持ったこともありましたが、長時間安定して使える燃料としての灯油というのは心強く、特に毎年冬に灯油を購入しているなら、普段使っている燃料が使え、ゴミも出さない灯油が使える器具の方が良いと思います。

ただ私の環境の場合、部屋を閉め切れば外からの冷気をかなり抑えることができるだけでなく、日中は日の入る部屋で過ごしていれば(その日の天気が晴れであることが条件ですが)、暖房要らずの地域に住んでいるので、そこまで気を利かせて普段使わない石油ストーブを一台増やすということについては考えてしまいます。

停電になったら湯たんぽを作り、寝床やこたつの中に入れれば一応の暖は取れますが、夜に部屋の空気が冷えることについてはつらい場合もあります。そのため、非常用のキャンドルを用意し、実際にろうそくに火を付けることで部屋の空気を暖めるような事も考えてキャンドルは複数用意しています。ただその際、地震による停電である場合は余震によってキャンドルが倒れて火事になってしまうことが恐いので、倒れても火の回る範囲をコントロールできるように、金属製のバットの上に火器を置いて消火用の水も常に用意し、決して火から目を離さないような二次災害を防ぐ対策とセットでの利用が必要になると思います。

普段は石油ファンヒーターを使っていて冬の間はご自宅に灯油があるような場合には、そこまでの暖房効果は期待できないものの、「明かり」として使えるだけでなくそれ自体が炎で暖められて部屋の空気を暖めることが少しではあるもののできる、オイルランタンを使うのも十分有りです。ただ、その場合はローソクと違って、非災害時にも使っていないと、いざという時に満足に火も付けられないかも知れません。長期にわたって使うには替芯が必要になりますし、灯油でオイルランタンを使うと煤が出ますので、その対応もしながら使うということになると、お出掛け先でLEDランタンだけでなくオイルランタンも使って、その操作に慣れること自体が災害対策になります。

厳冬期には車の中に避難して、車内で石油ストーブを使って中毒事故を起こしたりすることもありました。それでなくても、アイドリングをしながら暖房を付けっぱなしにした場合も、雪でマフラーが塞がることによって排気ガスが車内に充満する恐れがあるので、車内泊をする場合には寝袋に入り、さらに湯たんぽを併用するような方法がおすすめです、LEDランタンは中毒事故を起こさないということもあるので、様々な状況に備えて、複数の種類の「明かり」を用意することを考えるということも今後必要になってくるでしょう。

ソウル・梨泰院での転倒事故に学ぶ危機回避能力の持ち方について考える

新型コロナによる活動自粛の空気が和らいだ中で到来したハロウィンの季節に、お隣りの韓国で大きな事故がありました。先日、日本でもリニューアルしてドラマが日本人俳優によりテレビで放送されたことで話題になった飲食店が立ち並ぶソウル・梨泰院におよそ10万人の人々が押し寄せ、150人を超える犠牲者が出た転倒事故が発生したのです。

当時の状況を高いところから撮影した動画を見ていると、日本の岡山県西大寺で行なわれるはだか祭くらいの密度で人々が接近していました。お祭りの方は屈強な男衆が褌一丁の状態でご神木を奪い合うのですが、裸なのでコスプレによる触っただけで痛いような服を着ていませんし、お祭りの参加注意事項としてメガネおよび飲酒の禁止という事がありながら過去に死亡事故は起きています。いかに今回の梨泰院の路地が危険であったかという事が映像を見るだけでもわかってきます。

人が集まることによる危険というのは今回の事故の動画を見れば明らかですが、それでも人は吸い寄せられるように人の集まる場所を目指すようなところがあります。花火大会で大きな事故になった明石市の歩道橋の時も、駅から次々に出てくる人がいて、事故が起こっているのに人の流れを止めることができずに被害が拡大するようなことがありました。

基本的には、自分の思った通りに歩けないくらい人が出ている場所に入り込んでしまった場合には、とにかくその場所から離れ、自分の意志で動けるぐらい余裕のある人のいない場所へと早めに避難することが大切だと思います。こうした状況はお祭りやイベントの時だけではありません。かの関東大震災の時には火事で焼け出されて避難した多くの人が逃げ場を失って多くの人の尊い生命が奪われてしまいました。その際は人の集まり方もすごかったと言いますが、何とかして家財道具だけでも持って逃げようと多くの荷物を持って出た人が多かったことも、その場から逃げられずに災害拡大の原因になったそうです。

今後国内で大きな地震や火事が起きたような場合、それが大都市であれば地震・火事そのものというよりも人があまりにも集まり過ぎることによる被害の拡大が心配されます。すぐ先に安全な避難場所がある場合であっても、そこへ行く途中に人の波に流されるような感じを持った場合は、安易に人の波に乗って進むことの危険性についても考えるべきでしょう。あえて危険な場所へ人の波の反対側に進むということもまた違うと思うのですが、とりあえずは自分の身の安全が保全できる場所に留まり、そこからどう動くかということを冷静に判断した上で動くようにすることを個人的には心掛けたいと思います。

今回の事故で被害に遭われた方に対してご冥福をお祈りすると同時に、このような痛ましい事故が起こることのないように、皆で考えていくことができればと思います。

100円ショップで買えるマグカップを簡単にコーティングするために米を炊く

先日このブログで紹介した、100円ショップで売っているステンレス製のマグカップを使った湯沸かしセットは、思いの他効率よくお湯を沸かすことができ、ほぼ全て100円ショップで買えるものでセットを組んでいるので、使っていても周りの人たちを身構えさせない(アルコールストーブには高価なものもあり、どうしても道具の自慢になりがちなので(^^;))というのも良い点だと思います。

今回は、湯沸かしした後の片付けを簡単にするために、カップの内側に皮膜を作ることにしました。といってもやることはお米を炊くだけです。今回は0.5合のお米をだいたい100ccの水に浸け、炊飯にチャレンジしました。ちなみに、これから紹介するステンレスマグカップでのお米の炊き方は、汎用の蓋が無いということもあるので、ユーチューブでグルーブストーブを製作している「りるびわ~くす」さんの炊き方を参照しました。

といってもやることは簡単で、0.5合の場合は約15mlのアルコールを使い、グルーブストーブクレセントの上にカップを載せ、簡易鍋蓋の小皿を載せたまま火にかけます。しばらくすると水が沸騰してきますので、その時点で蓋を取り、必要に応じてかきまぜながら蓋をしないで煮ます。泡が出ることを確認しながら火に掛け続けるとしだいに泡を吹かなくなってきます。さらに、同時に匂いも確認して、焦げ臭い匂いが出る前に火から下ろします。こうすると中の水を盛大に吹きこぼすことが無くなり、食感の良いご飯が炊けます。火から下ろしたら改めて蓋をし、タオルでくるんで15分~20分くらい蒸らすと以下のようになりました。

最近はほとんどアルミ鍋での炊飯だったため、ステンレスでなおかつ蓋をしない炊き方は慣れないものでしたが、何とか普通に炊くことができました。考えてみると、アルミ鍋を使っている「アルポット」のお米の炊き方も、沸騰した後は蓋を開けて炊くという方法なので、決して蓋を取らないということをしなくても大丈夫なのですね。

また、焦げ臭い匂いがする前に火から降ろしたこともありましたが、焦げることもなくうまく炊けたと思います。その代わり、目視したり匂いを感じたり、火を付けたらそのままというような自動炊飯というわけにはいきませんでしたが、それでも普通では火にかけて炊飯することなど想定されていないステンレスカップでも十分にご飯が炊けることについて試して良かったと思いました。
これで、カップ内部に薄い膜が付いたと思いますので、何もせず単に湯沸かしを続けているカップと比べ、お手入れがしやすくなるのではと期待しています。使っていくうちに効果が薄れてきた場合には再度お米を炊くようにすれば元に戻るということなので、今後ますますいざという時に備えるクッカーセットはこれで十分という感じもしてきました。

このセットの基本はお茶を飲んだりカップ麺を作るだけのものですが、逆に災害時にこのセットを持っていて、最少セットでどこまでやれるか試すということも、今後の炊飯チャレンジはやって良かったと思っているところです。

アルミ缶を切って作る「グルーブストーブ クレセント」がようやく量産できるように

車中泊やキャンプ用に野外でも調理できる火器について、昨今ブームの焚き火ではなく、私はコーヒー沸かしに使う燃料用アルコールを使ったアルコールストーブをメインに使っています。

当然ながら、煮込むような料理には適さないので、その時にはカセットガスの使えるバーナー(カセットコンロ)を使いますが、野外で何をするかというと、炊飯と湯沸かしぐらいしか使わないなら、アルコールストーブが一番経済的に不燃ごみも出さないので、かなり前からアルコールストーブをメインに使用しています。

アルコールストーブは国産や海外産のものを購入して使っていたのですが、アルコールストーブは他の(ガス・ガソリン・灯油)ストーブより構造が簡単なので、アルミ缶を加工して自作している人が結構います。ただ、過去に紹介した100円ショップで販売していたアルコールストーブが、使用上の注意を守らない使い方をすると爆発するようなこともあり、自作するのは躊躇していました。それは、注入したアルコールが燃焼中に外に漏れ出さないようにしっかり蓋をしたりするようなタイプのものは恐くて作れないと思っていたということもあります。

しかし、底の部分から切り出したアルミ缶に、筒状に切り出して折り曲げ加工したアルミ缶を組み合わせるだけで市販品にも劣らない性能が実現できる「グルーブストーブ クレセント」の存在を知り、とにかく作ってみたのが、以下のリンクの記事ですが、作った当初は調整が難しく、作っても安定した性能を引き出すことは難しいものでした。

グルーブストーブ・クレセントの製作は手持ちのクッカーに合ったストーブになる

ただ、上のリンクにあるように、一度折り曲げたところをさらに溝を作るように加工するよりも、差し込んだ時の高さを調整するだけで、私の場合は安定した結果が出るようになりました。それまでは5mmから7mmくらいで作っていたものを、10mmを目安にして作り、あとは実際に燃焼させて上に乗せるクッカーから炎がはみ出さないくらいに調整してやると、本体加工は軽く折り曲げるだけで安定した性能が出せることがわかりました。上記リンクの追記欄に写真を付けたのですが、ここでも同じではありますが、出来上がりの写真を紹介しておきます。

これなら、手持ちの安定して使えるグルーブストーブの寸法をそのまま計って、寸法通りに作れば、作業にむらがあるとは言え、ほぼ同じものが完成します。小学校の図工の授業ぐらいの難易度で、カッター・工作用はさみ・定規・マーク用のマジックペン・紙パンチ・型紙取り用のコピー用紙・セロテープといった災害時の避難所に指定されやすい学校には必ずある道具とアルミ缶があれば作ることができます。

当然ながら避難所でアルコールストーブを使う場合は外に出て使用するなど細心の注意は必要なものの、焚き火のように地面をこがしたり大きな音を出したり、匂いや煙を出す心配のないアルコールストーブをピンポイントで使えれば、お茶を飲んだりカップ麺用のお湯を作るツールとして十分使えるのではないかと思います。写真のストーブは直にカップを載せられる「ゴトクいらず」のストーブであるということも、災害時には心強いと思います。

しかも事前にアルコールストーブ本体を用意することもなく、必要なだけどこにでもありそうなアルミ缶を使って作ればいいだけなので、作り方を知っている人を増やせば、冷たいお弁当と冷えたペットボトルを冬の避難所で食べたり飲んだりするような状況が変わってくると思います。今までは作っても性能がバラバラだったので他人に使ってもらうのにも躊躇するような感じだったのですが、今後は興味がありそうな人には作ってあげるというより、その作り方を教えてあげるようにしたいと思います。

スマホが使えない状況で公衆電話から正確に電話を掛けるためのアプリについて

昨日はまた夕方になってかなりの量の雨が降ってきました。自然災害というのはどんなところで発生するかわからず、様々な可能性について考えておくことが必要になるのではないかと思います。

先日の静岡県で長時間続いた停電がありましたが、自宅では停電はなかったのですが、停電している地域に住んでいる人のスマホに電話しようとしてもつながらず、それは停電中になぜかスマホが使えなかったという事があったようです。

もしそんな事が自分の身に降り掛かってきた場合、スマホの電源は入っているのに電話を使うことができなくなったら、連絡をするにも困ってしまいます。そこで一つの可能性としてあるのが、近くにある公衆電話のところまで行き、硬貨を使って発信することだろうと思います。大きな災害になると、出張の公衆電話が置かれたり、お金も掛からなかったりしますが、前にも書いた通り、最低限10円や100円という硬貨は持っておいた方が良いでしょう。

ただ、その時に気を付けなくてはいけないことがあります。通常の場合は、スマホの電話帳を目視してその電話番号を直接手入力して発信すると思うのですが、もしボタンを押し間違えてしまったら、せっかく用意した硬貨が無駄になってしまいます。そこで、私が過去に使っていたあるものの存在を思い出しました。

それは、「オートダイヤラー」という基本電子メモリーに名前と電話番号を記憶させておく電話帳のような機械なのですが、本体の裏にスピーカーが付いているのが特徴です。メモリーした電話番号に電話を掛けたい時に、電話機の送信側のところにスピーカーを付けてボタンを押すと、プッシュホンで出るDTMF音が再生され、音だけで正確に相手につながるという便利グッズでした。

人々が携帯電話やスマホを持つようになったことで、こうしたグッズは過去のものになりましたが、今でもスマホのアプリとして、DTMF音をスマホから出すことのできるアプリが存在します。私のスマホはAndroidなので、Google Playで「DTMF」と検索すると出てくるアプリの中で、使いやすそうだったのが「Simply DTMF Tone Generator」というアプリでした。

このアプリは連絡先との連携が可能で、直接画面の数字ボタンを押してDTMF音を出せるだけでなく(他のアプリはこの機能しかないのでほぼ使い物にならない)、「RECORDS」というタグを選び、「ADD CONTACT」というボタンを押すと連絡先との連携が促され、OKを押すと連絡先の中から電話を掛けたい番号を選ぶことができるようになります。そうして一旦アプリに番号を記憶させた上でDTMF音を一気に発信することができます。

これを使うと自分のスマホから、連絡先に登録してある電話番号なら、固定電話でプッシュ回線を使っているもの(ボタンを押すとピッポッパという音が鳴るのですぐわかります)や、公衆電話からの発信をスマホの操作だけで一気に行なうことができるようになるわけです。普段は全く使わないと思いますが、自分のスマホから発信ができないような状況でも電話したい場合のため、お守り代わりに入れておいても良いアプリではないかと思います。iPhoneでも同じようにDTMF音を出すことのできるアプリはあると思うので、「DTMF」をキーワードにしてSimply DTMF Tone Generatorと同じように連絡先の電話番号データをそのまま使って電話が掛けられるアプリを探してみると良いでしょう。

Jアラートが当初間違った地域にも通知されたことからその対応を考える

昨日(2022年10月4日)朝に一部地域に通知された「Jアラート」の情報は、たまたまその時テレビを付けていなかったので、ツイッターの通知によって知りました。幸いにして私の住む地域への警告はされなかったものの、テレビでは全国放送の中でJアラートが出たことを中心に情報が流れましたので、かなりびっくりした方もいたのではないかと思います。

今回の警報については、本来は東北や北海道方面に飛んできたと考えられるので、最初東京の島(小笠原など?)への警報というのは、はっきり言って間違った情報であったと言えます。地震の場合は全国にある地震計が記録する数値を読み取って緊急地震速報が出るので、そのアラーム音にかなりやられてしまうということはあっても、大きな揺れが来る前に身がまえることで、対策らしきものはできますが、Jアラートについてはどうしたら良いのか、正直わからないということですね。

政府の説明では、もし日本国内にめがけてミサイルが発射されるようなことがあった場合、着弾する前に迎撃して空中でミサイルを爆破するというミサイル迎撃の仕組みがあるということではあります。しかし、国民へ向けたアラートを出す地域を特定できない時点で、今後も発射したことはわかるものの、その詳細を明らかにするためには時間がかかるということを覚悟しなくてはならないでしょう。

自宅や学校、職場など地域で生活をしている場合にはテレビからの情報を確認しながら、その状況を見守るしかないでしょう。改めて、今回はもし車での旅をしている場合にJアラートが出た場合、どうすればいいのかということを考えてみましょう。

自分の住む地域から離れて旅をしている場合、例えば音楽を聴きながら運転している場合で、Jアラートの対象地域ではない場合には、スマホのアラームも鳴らないので、そもそもJアラートが出たことすらわからないという状況は十分考えられます。

ですから、大切なことは、音楽を聴いているような時でも、道路上の電光掲示板(特に高速道路上の渋滞表示されているようなもの)には、通常時でも注目することが大切だと思います。もしJアラートが出たらそこから情報を入手するしかないわけで、もしそうした情報を得たら、音楽を消して地域のローカルラジオ(NHK・民放どちらでも良い)に切り替え、速度を上げないで次のSA・PAまで走り、そこで改めてどんな情報があるのか確認しましょう。

ほとんどの場合、今回と同じように日本列島を飛び込えてミサイルが着弾するようなことで、国内での影響は出ず、スムーズに自宅まで帰ることができると思いますが、もし本当に国内のどこかがミサイルで被害を受けてしまったら、かなり物々しい警戒がされることになると思います。交通機関および高速道路についても通行止の措置が行なわれる可能性もあります。ここでも大事なのは、そうした情報の入手です。通行止めを回避する形で帰ってこられるようなルートをナビ任せではなく自分で作ることも必要になってきます。

とりあえず、高速道路のサービスエリアには近隣の地図が入った高速道路ガイドが置いてあると思うので、最悪の場合にはこの地図を見ながらどこを通って帰るのかという検討が必要になることも考えておきたいです。ただ、地図は非常時には必要とする人によって一気にどこのサービスエリアに行っても品切れになってしまう可能性はありますので、通常時にもらっておいて、車のダッシュボードにでも忍ばせておくことも必要になるかと思います。

Jアラートに関係なくても、バッテリートラブルで車から電気を取ることができないままスマホの電池も切れてしまうようなトラブルも無いとは言えません。そんな時には電気を使わなくてもルート検索や調査ができるものが道路地図というところもあります。もし自分の車に道路地図を入れていないという方は、出掛けた際にでも無料でもらえる道路地図をもらっておくことをおすすめします。

あと、車の旅であれば多少荷物が増えても困らないと思うので、帰ってから人にあげるお土産を考えている場合には、できるならすぐ食べることのできるお菓子などをお土産にして早めに買っておくこともおすすめします。基本的に、よほど好きな人でないと、食べ物でないお土産というものは、もらった当初は有難がられても、いわゆる「捨てられないもの」として厄介なものになりがちです。いわゆる食べてなくなる「消えもの」というのは、手軽にその地方の名物を味わってもらえるというメリットの他に、非常時には非常食にもなります。これからの季節には、「新そば」「新米」をお土産として買っていく方もいると思いますが、キャンプをそこまでやらない方でも、最低限の野外調理キットを車に積み込んで出掛けることで、水からお湯を作れたり、お土産として買ったものを調理して食べることができるので、いざという時に役立つと思います。

雪で立ち往生した場合にエンジンを掛けずに暖を取るための一つの方法として、雪を鍋に入れて水からお湯を作り、簡易湯たんぽを作って温まるという方法があります。その場合には高温のお湯を入れても大丈夫で、熱が外にも伝わるようなナルゲンボトルとセットで持ち出すと、あとはそのボトルをタオルでくるめば、簡易湯たんぽになりますので、せっかく車で出掛けるなら、それくらいの準備をして出られることをおすすめしたいですね。