エレベーターで停電になったらスマホの明かりが頼りという人はスマホ依存を自覚すべし

昨日、たまたま朝のワイドショーを見ていたら、夜にエレベーターの中で停電になってエレベーターの中に閉じ込められた場合、まっ暗で何も見えなくなるから、スマホの充電は残しておく(その方は夜にエレベーターの中に閉じ込められた際にスマホの電池容量が残り10%しかなかったことで苦労したそうなので)ことを勧めているネットでの情報発信が紹介されていました。

その後のスタジオでは、司会者やコメンテーターの方々が、防災用に懐中電灯を用意していても、いざという時には電池が無かったり電池の容量が残っていなかったので肝心な時に使えなかったという話を披露していたのですが、そもそも暗闇対策としてこれだけ日常的な防災意識について言われているのに、明かりはスマホの画面の照度を上げることしかないのか? という風に個人的には思ってしまいました。

私自身、ブログでモバイル通信やスマホについて色々書いていることもあり、毎日スマホを持ち歩き、さらに一台だけではなく回線別に複数のスマホを持って歩いている時もあるのですが、いざという時の照明としてスマホの画面を使おうと考えるのは本当に最後の手段としてという風にしか考えません。

飽くなき理想のキーライトを求めてGENTOS GK-002Bを購入してみる

私が約1ヶ月前の2022年の3月に改めて購入したのが、上記リンクにある単四電池(エネループ)一本でカタログ値12時間連続で照らし続けるだけの持続力を持つキーライトです。キーライトとしてはもっと小さいものもあるのですが、使い始めて一ヶ月になりますが点灯しなくなるトラブルもなく、毎日自宅から出掛ける時には部屋のカギと一緒にポケットに常に入っています。

こうしたキーライトを持つメリットは、当然ながらスマホの明かりに頼ることなく、手元を照らしたい時にすぐに使えるということがあるのですが、さらに良いのは、このエネループという電池は一度電池を満充電すると、かなり長い期間で自然放電をせずに電力の保管が可能ということです。つまり、このキーライトの中に一本のエネループを入れて使っていて、もう一本の予備電池(これも当然エネループ)を日々持ち歩くもののどこかに忍ばせておけば、電力不足で点灯しないような場合でも、スペアの電池を使って常にもしもの時に備えることができます。

日常的にはちょっと手元が見えにくい時には、このキーライトを積極的に使い、常に電池の残量が十分かどうかを試すような使い方をし、さらに使っている電池が切れたらすぐに満充電してスペアとして入れ替える手間を惜しまなければ、突然の暗闇になったとしても恐れることはないと思います。

そういう事を考えると、最初に出ていた「スマホの充電を切らさない」ということも防災意識的には間違ったことではないものの、さすがに災害の時にスマホは照明以外の使い方について考えた方が良いのではないかと思います。スマホだけ持って行けば安心だと考えればこそ、電話もネットも明かりまでスマホに頼ってしまうのだろうと思いますが、明かりについてまでスマホに依存してしまうようだと、もしスマホが全く使えなくなったらどうなってしまうのか、こちらとしては心配になってしまいます。

また、防災という考えで違う方面からのアプローチとして、持ち物の中にライターを一本入れておき、それ自体を明かりとして使うことだけでなく、安全に火を利用できる場所での熱源として使うことだって考えてもいいでしょう。全く暗くて何も見えないところでいきなりライターを付けるというのは、爆発の危険もあるので、個人的にはライターを第一の候補にすることは必ずしもおすすめしませんが、「もしスマホが使えなくなったら?」という観点で色々考えていくことも大切なように思います。最近また日本列島では震度4クラスの地震が頻発していますので、思い立ったらすぐに行動を取られることを個人的にはおすすめしておきます。


カテゴリー: 充電池活用法防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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