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災害が起こった直後「仕方なく」車中泊避難をさせないために行政に考えて欲しいこと

ここ数日、令和6年能登半島地震について、自宅から避難している方に、恐らく避難所と思われる所で取材している映像を見ていましたが、その様子が2011年の東日本大震災の時の状況とあまり変わっていないことに愕然としたのは私だけでしょうか。

たまたま映った避難所では例によって床に直接座って、酷い寒さに耐えながら薄手のアルミシート(これは避難所で支給されたものだと思えました)で体をくるんでうずくまっている人の様子が本当に痛々しく思いました。

同じ場所で、車の中で避難している人にもインタビューしていましたが、なぜ車の中に(車は普通車で車中泊をするために適したものではなさそうでした)いるのかの質問に、とにかく寒いからと答えたことも、自分は何年前の罹災状況を見ているのか? と思ってしまうほど、現在の国内の避難所の状況が良くないところも多いのではないかと思ってしまいました。

これは何も今回の地震が起きたから書くのではありません。以前から、車内をフルフラットにできたり、車自体がキャンピングカーでベッドが完備されているような車でない場合、無理な姿勢で車中泊を続けると「エコノミークラス症候群」で、最悪の場合命の危険もあるということは過去の災害で避難したケースを見ていけば明らかです。何の予備知識もなく普通の車で車中泊をすると、エコノミークラス症候群になる危険だけでなく、車内でストーブを使うなどすると、一酸化炭素中毒で命の危険も出てきます。それでも人々は車中泊を選ぶ傾向にあるのですが、その理由について考えていくと、今につながる災害時の避難所のあり方がおぼろげながらわかってくるのです。ここは、その理由について自分なりに想像する事を箇条書きにしてみます。

・プライバシーを保ちたい
・ペットや赤ちゃん・高齢者などと一緒なので避難所に入れない
・避難所は寒い(暑い)ので
・多くの人が集まる場所での避難はストレスになる
・犯罪に巻き込まれる恐れがある(特に若い女性がいる場合)
・避難所に便利な道具を持ち込んだ場合に他人の目が気になる
・貴重品の管理が大変

ぱっと思い付くものを書いてみましたが、日本の避難所というのは災害直後は冷たい床に毛布やアルミシートのみでプライバシーもなく、弱者への配慮もなかなかできません。避難所というのは今回のような地震の場合だけでなく、台風や集中豪雨でも避難所が開設されるので、もう少し事前に快適に避難所で過ごせるようなものを用意できないのか? と思うのです。

まず、今回の場合で言うと体に掛ける毛布やアルミシートだけでなく、床からくる寒さをシャットアウトするキャンプ用のアルミシートだけでも用意してあると、地べたに直接座ったり寝たりするよりも、かなり寒さの感じ方が違います。たったそれだけの用意もしていない避難所であれば、人々は無理な車中泊へと移行してしまい、結果として災害で直接ではなくても、間接的に体を壊したり、最悪の場合には命を落とすような状況にならないとも限りません。

以前、避難所支援について罹災地域以外からその場で簡単に組み立てることのできる段ボールベッドを支援物資として送り、現在でも避難所の環境を整える取り組みをされている榛沢和彦氏のいた当時の新潟大学を訪問したことがあります。その内容については、以下のリンク先で参照していただきたいと思いますが、果たして今回の地震によって住むところを無くしてしまった被災者の方に、このような装備をどこでも使えるようになっているのか。その点は私にはわからないのですが、東日本大震災から10年以上が経っているわけですから、早めにプライバシーの確保された安心して寝られる段ボールベッドを設置した避難所が当り前になって欲しいものです。

災害時の「車中泊者」を避難所に誘導するために

さらに言うと、単なるプライバシー確保だけではなく、ペット・高齢者・赤ちゃんがいても安心して使えるような場所を避難所の方で提供できるようでなくてはいけないでしょうし、もし避難所で若い女性に対しての暴行などを防ぐ目的で、鍵のかかるような女性専用のスペースを作るとか、トイレなどへの移動の際には現地スタッフが付き添うようにするとか、現地の警察と連携して通報窓口をきちんと作り、避難所への巡回を強化するとか、事前に考えておくことは山のようにあるものの、こうした点を一つずつつぶしていかないと人々は不完全な状況の中でも避難所の中でなく車内で生活することを選び、その結果血栓が原因で命の危険に見舞われるという事になってしまいます。

すでにキャンピングカーや大きなワゴン車を車中泊用に仕上げているなら、今の状況であれば避難所の駐車場に停めながら車の中で寝つつ、情報や支援物資をいただくような形での避難生活の方が今でも無難ではあるのですが、それだとそもそも車を持っていない人、持っていても車中泊に適さないばかりか健康を害してしまう恐れのある体勢でしか寝られない車で無理に車中泊を強いられるような場合には、相当のストレスを感じたままの避難生活になってしまいます。

災害だからそのくらいは我慢すべきというご意見もあるのかも知れませんが、そこまでお金を掛けなくてもみんなで知恵を出し工夫をすることで避難所において少なくとも健康を損なうことなく、ストレスも今より軽減できる生活を提供できるように行政は日頃からその方法について考えていただきたいと切に思います。今回の地震も今後多くの人がストレスを抱えることになるでしょうが、今後の対応次第により、状況は変わっていくと信じています。今後、地震の被害を受けた人たちが、何とか無理な車中泊へと行かざるを得ない状況を止めて欲しいと思います。

精神的な非日常的な状況に耐えるためにはあえて日常のルーティーンを行なうことも必要か

「令和6年能登半島地震」と命名された能登半島を主な震源とする一連の地震は、津波警報・注意報が解除された状況になっても震度5を記録する揺れを能登半島に起こし続けています。昨年からそれなりに大きな地震が何度も起こっていたのですが、1月1日の大きな地震を引き金にしたのか、まだ収まる気配を見せていません。

明るくなって改めて見えてきた被害もかなり大きいことがわかり、家で生活ができずに不便な避難所生活を過ごさざるを得ない方々も多くおられるので、罹災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、何とかこうしたブログでも参考になるような知恵を提供できないかなと思っています。

と同時に、実際の被害は出ないまでも大きな揺れにびっくりしたり、いきなり放送の全番組が中断し、連続して緊急地震速報の警報音を聞きながら、ただ現地の様子を見守るしかなかった国内在住の方でも、人によってはかなり精神的にダメージを受けてしまったのではないかと思います。

私自身の1月1日の過ごし方は、常にテレビで地震情報を確認しつつ、地上波やラジオのFM放送では放送がとりやめになった「ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサート」をXのポストで見付けたリンクから、オーストリアの放送局へアクセスしてほぼ同時配信して音だけではありますが聞いていました。我が家では毎年、テレビ中継でニューイヤー・コンサートをアンコールの「ラデツキー行進曲」まで聞いてお正月を過ごしていたのですが、今年はさすがに非常時なのでそれは無理かと諦めていたのですが、まさか地震に関する情報を求めて見ていたXからこのような情報を入手できるとは思えませんでした。

実際に罹災していない私が書くことは本当はおこがましいのですが、ネットには様々な情報の書き込みがあふれているのですが、心が不安定な時にはどうしてもネガティブな方向に行ってしまいがちになります。しかし、そんな心が弱っている時だからこそ、そうした心を励ますような投稿や、自分が今欲しているものの、ちょっと不謹慎では? と思えるような事でもそれで心が癒やされるのであれば、そうした事を利用してでも心の平穏を保つことについては問題ないと私は考えます。

というか、自分のいる場所で緊急地震速報が出た場合、テレビを付けていなくてもスマホが鳴って知らせてくれますし、起きた地震の大きさはどうだったのかということも通知されるようにセッティングしておけばスマホを付けておくだけで十分とも言えます。1月1日には国内全てのテレビで一時全て地震情報しか流れないという状況がありました。今後起こるかも知れない地震が起きた時も同じような状況になるのではないかとは思いますが、ニュースを見続けること自体に苦しくなってしまったら、ライブ配信でないネット上の動画や音楽で気を紛らわすことも必要ではないかと、今回の状況を感じながら考えました。ただ、避難所など多くの人がいる中ではそうした行動を良く思われない方もいるかも知れませんので、音を漏らさないイヤホンを常備品の中に加えておいたり、数人でいっしょに利用したい場合には、人数分のイヤホンと、複数台のイヤホンを一緒に使えるアダプターも(パソコンや、イヤホンジャック付きのスマホ限定にはなりますが)用意しておくことも大切なのではないかと思えます。

お正月ということで外はかなり寒い地域にお住まいの方もいるかとは思いますが、あえて外に出て散歩するような形で気分転換をすることも悪いことではないという意見もあります。これは、日常的に散歩をルーティーンにされている方には効果があるのではないかと思います。今回の地震ではラジオでもずっと災害情報を出し続けるような事もありますので、自分のお好きな音楽を聞きながら歩くのもいいと思います。

そして、もし通信のトラフィックに影響がそれほど無ければ、親類や知人との電話・メッセージでのコミュニケーションを頻繁に取るのも良いでしょう。少なくとも私自身は被災された友人などから連絡が来た場合は、真摯に対応することはできると思います。逆に発信が来ないとなかなか連絡をしずらいというのが正直なところなので、もし通信のトラフィック的な問題が生じないのであれば、知人への連絡を入れてみるというのも一つの方法ではないかと私は思います。

昨日は、羽田空港で航空機の火災事故が起きましたが、これも新潟に支援に行く予定の海上保安庁の飛行機との接触ということで、今回の震災と無関係ではありません。逆にこのような時だからこそ、ゆったりと深呼吸をして精神の安定をはかることが大事ではないかと思います。これから色々と被害状況がわかってくるのでそんなに簡単なことではないかとは思いますが、直接の災害ではなくその後のストレスから体を壊してしまうことは出てくるので、まずは気を落ち着けるということも頭の片隅にでも入れておいていただければと思います。

地震と「震災」の違いを「関東大震災」を記録したテレビプログラムを見ながら実感したこと

先日、今年の9月に放送されたものの再放送で、関東大震災についてのニュースフィルムを高画質化およびカラー化したことにより、より深く理解できるNHKの特集を見逃し配信を使って見ることができました。本放送(再放送を含む)から一週間あるので、気付いてしまったと思っても多少猶予があるのは有難く、そのおかげで今回震災について書くことができます。

私が最初に関東大震災について知り、ある時には旅先でたまたま宿を経営されていた方が幼い頃に震災を経験したということで、その様子を伺ったことも有りました。ただ、その方は当時横浜で震災に遭ったということだったので、今まで知っていた東京以外での被害の広がりについて知ることはできましたが、震災の話としては地震の様子などしか聞くことができず、そんな感じだったんだなあと思うだけでした。

しかし、その後に関東大震災で多くの人が亡くなった原因は火災によるものだということがわかり、さらにその火災の規模が尋常でなく広く、さらに言うならまだ日本ではラジオ放送が開始される前に起こったことだったので、誰もどこで何が起こっているのかということについては新聞で知るしか手段が無く、そのためにどこにどのくらい被害が出ていて、かなり広範囲に火の手が上がっていることを知らなかった人が多かったことで、逃げ道を失って被害に遭われた方が本来の地震で被害に遭った方よりも断然多かったということを知りました。

今回のテレビプログラムでは高画質化・カラー化したことにより、かなり画象にリアル感が増し、100年前の出来事であったことを忘れるくらいでした。それと同時に、当時の人々の様子がタイムラグが無いような感じで現実感があり、同じような状況下で自分は生き残れるのか? という疑問も湧いてきました。当時と比べると、ラジオ・テレビだけでなくインターネットから情報も取れるので、いくらかはマシかとは思うのですが、それでもパニックになって逃げる人と一緒に群衆事故のような状況になってしまわないとも限りません。

今回のテレビプログラムを見てわかったのですが、関東大震災は「地震」だけでなく「火事」だけでもなく、さらに恐ろしい生命の危険が二重にも三重にも庶民を襲った災害であったことがわかりました。まず、当時の人々は借家住まいで耐震性のある住居に住んでいなかったので、家を失くした後には大八車や手に大きな荷物(布団や生活用品)を持ちながら避難していたのですが、その多くの荷物が往来を通りにくくさせ、さらには当日の強風による飛び火が布団に燃え移るなどして、火事が広がる原因にもなってしまいました。現在でも大きなリュックを背負って逃げようとする方はいると思いますが、個人的には満員電車に乗るくらいの混雑に遭遇しても大丈夫なくらいの荷物だけを持って逃げることの大切さを感じます。また、地震や火事でなく人が集まってその中に入って圧迫されて生命の危険を感じるような事にならないように、冷静な判断をすることも必要になってくるでしょう。

そして、火事が沈下しても、今のようなネットによる情報収集ができる時代になっても、様々な噂やフェイクニュースの類が出て人々は疑心暗鬼になることは十分にあり得ると思いました。動物園から猛獣が逃げ出したという噂は関東大震災でもあったと言いますが、同じ噂でも写真を入れることによって熊本での近年の地震でも同じような噂が広がるとは思いませんでした。また関東大震災の時には当時朝鮮半島から日本にやってきている人が、自警団のターゲットになってしまいましたが、現在の日本はさらに多くの国から人々がやってきているので、単に同胞が心配で集まっているだけなのに、それを自分に対して何か集団でされるのではないかという不安を、そのまま口に出したり、SNSに投稿すろことによって、今でも後から考えれば何の落度のない人に対してひどい行ないをしてしまう事が起きる可能性は0ではないような気がします。逆に自分がそのような対象者に間違われてしまう可能性だってあるのが、こうした人の噂の恐しいところです。

そもそも、関東大震災の際にはかなり早い段階で警察庁の建物が焼けてしまい、東京の警察の活動ができなくなってしまい、戒厳令が敷かれたため、軍による支配が行なわれることになったのですが、そこでも何が正しい情報なのかをわかっていた人は少なかったことが、本来の地震・火災とは全く関係ない悲劇が起こってしまったというところもあるとは思います。そんな事は現代では起きないとは思いますが、局地的にはどんな事が起こるかわからないのが恐いことには変わりありません。大事なのは、やはり大きな地震や火事に遭遇した人々の中にはパニックになってしまって正常な判断ができなくなってしまった人が多くいたということなので、自分は決してそうならないように冷静に行動し、行動するための情報はきちんと複数のメディアで確認するくらいの事はしたいものです。

津波注意報の発生と情報伝達の順番から必要な装備について考えてみる

フィリピン・ミンダナオ島付近で発生したマグニチュード7.7の大きな地震により、関東地方から沖縄に掛けて大平洋沿岸部に津波注意報が出ました(翌日の午前中には解除されました)。ちょうど寝ようと思っていたところだったのですが、まだその際は起きていたので、実際にどのような感じで情報が伝達されたのかをつぶさに確認することができました。今回はまずその状況について書いておこうと思います。

まず、自宅では地元自治体が販売していた災害用ラジオが鳴りました。今回のような津波注意報が出たら鳴るようにセッティングされていて、主に地域の広報で警戒警報や津波関連の情報が出た場合に鳴ります。

その後で自宅のスマホが鳴り出しました。この時にはたまたまテレビを付けていたのですが、同時に警報が入るのかと思っていたのですが、しばらくテレビには津波注意報が出たというような表示はされず、その時はもしかしたら誤った情報が流れたのではとすら思いましたが、自宅の外にあるスピーカーから広報のアナウンスが流れていたので、そんな事はないだろうと思っていたところ、ようやく日本地図のマークが放送中の番組に現われ、しばらくしたところでテレビの自動起動用の信号が鳴った後に番組が中断して津波注意報についてのニュースが始まりました。ただ、その際一瞬ですが画面が通常番組に戻ってしまったという不具合がありました。現場の方々も相当慌てていたのではないかと思われます。

ちなみに、NHKがずっと通常番組を中止させてニュースを流している時間でも民放は通常番組を放送し、津波注意報の出ている地図を出すという対応でした。通販番組ではいつもと同じように「注文集中しています」という表示を出しながら津波注意報というマークだけを出して「生放送」というテロップを入れて放送を続ける「ショップチャンネル」は、逆にすごいなと思ってしまいました。

とりあえず、自宅は海のすぐ近くにはなく、到達予想の高さ1mの津波が来ても届かないのではないかと思われたため、ここでテレビを消して就寝しましたが、テレビよりも地方公共団体の広報の方が早く津波注意報の発生を伝えたというのは私にとっては意外でした。テレビがあれば情報収集はそれで良いかと思っていたのですが、改めて防災用ラジオはあった方が良いと思いました。特に沿岸部に住んでいる方は、寝ている時でも起きてしまうほどの大きな音で、チャイムから津波に関する情報を流してくれます。一通り広報の内容を流すとラジオは切れますが、その後テレビ・ラジオ・ネットからもう少し具体的な情報を得るようにして逃げなければならない時には最悪何も持たずとも命を守るために外に出て逃げるようにできます。

今回の注意報を受けて、実際に日本に津波が到達した際の実際の高さについては予想の高さと比べると結果的には低かったですが、それでも情報が入ったら海岸から離れ、警報・注意報が解除されるまでは海に近づかないようにするということは改めて言うまでもない事でしょう。日本列島に震源がない地震で、前兆がなく津波に関する情報が出るというのは、特に海岸に近くにいる際には恐ろしい事ですから、少なくともスマホは手元に置いて早めの情報を入れることが大事です。

スマホを買い替えて他社とMVNOを利用しはじめた方には確認して欲しい緊急警報メール受信の如何

2023年の台風2号の被害が心配された沖縄県(主に本島)では台風通過とともにその影響は小さくなっているのではないかと思いますが、台風は直撃しないものの台風の動きによって連続した雨が降りやすくなっている国内の地域についてはまだまだ雨や風の影響は出てくると思うので、十分に警戒して下さい。外に出られる場合には十分配慮の上、危険を感じたら中止するくらいの気持ちでいた方が良いのではないかと思います。

先月に新しいスマホをメインにしての運用および、今まで使っていたスマホにも新しいMVNOのSIMカードを入れ替えたので、一つの事が心配でした。それが「いざという時にスマホの緊急警報メールは鳴るのか?」という事でした。
昨日は、台風の影響で私の住む地域でも長時間に渡って大雨が降り、私の住んでいる地区は大丈夫だったのですが、同じ地域の中においてかなり高めの避難勧告が出たりしていたので、家中のスマホがけたたましく鳴り、緊急情報を自動受信し、地元のコミュニティFM局からの地域情報を流してくれる防災ラジオもかなり鳴りました。

母親のスマホを含め、3台のスマホで緊急通報メールを受信するのが初めてになったため、今後もアラートを鳴らしますか? という表示も出ました。先日このブログて書いた「Jアラート」とはどう違うのかわかりませんが、Jアラートの場合にはそんな形での告知はありませんでしたから、Jアラートが鳴ってももしかしたら緊急警報メールが鳴らないというような事も起こるかも知れません。今後の雨や地震などでもきちんと鳴ることがわかった上で、やはりうるさいと感じてもテレビを付けていない時なども普通にありますし、そのままアラートを鳴らす設定にしました。合わせて、今回の一連の経験でJアラートを含む緊急警報メールを全てのスマホで受け取ることができることを確認できたことは、まだ自宅周辺の状況は予断を許さないところはあるのですが、しばらくはスマホを枕元に置いて寝ることも仕方がないのかなと思っています。

ちなみに、ネットで色々見ていたら、ネットの口コミの掲示板において、楽天Hand 5Gにpovo2.0のeSIMを入れている人が緊急警報メールが鳴らないという話が出ていました。その掲示板ではpovoのチャットでその件について聞いた人がいて、一応povo2.0では楽天Hand 5Gの利用については確認しているということで、緊急警報メールが使えないことはないという回答が掲載されていましたが、こうした情報というのは実際に起こってみないとわからない部分はあります。

私の場合は楽天Hand 5Gには楽天回線とLINEMOのeSIMを入れていて、SMSは両方受信できるようにしていますが、問題なく緊急警報メールは受信できています。今回の台風の影響では国内でもかなり広い地域で緊急警報メールが入ると思いますので、直近で回線やスマホを変えた方については、きちんと緊急警報メールが入るかの確認をしてみましょう。外が滝のような雨なのに何もスマホが鳴らないような場合には、スマホの動作および回線との関係をきちんと調べてみることが大切ではないかと思います。こうした場合には情報の有無によって命にも影響が出る可能性がありますので、心配になった場合には契約している回線を提供している通信業者の方にお伺いを立ててみましょう。

大雨など厚い雲による受信環境の悪化があるテレビのBS・CS放送についてその対策を考える

2023年のGWの最後は、雨の天気になりました。単なる雨ではなくかなり強く降ったこともあり、特に北陸地方の方々は地震の後でもあり、常に天気や災害に対する情報を必要としたことだろうと思います。

こちらでは午前中からMLBのロサンゼルス・エンゼルス対テキサス・レンジャーズの試合をBS(NHKBS1)で観ていたのですが、やはりというか大気の状態が悪く、南東の方向に厚い雲が出現した際には放送が途切れる現象に遭遇しました。

以前からわかっている事とは言え、やはり自宅周辺の天候によって全く放送が見られなくなるだけでなく、予約録画も失敗するような不確定要素があるというのは、衛星利用の問題だと思います。

翻って考えてみると、今後地上にある携帯電話用の基地局の代わりに衛星からの電波をスマホで直接受けて通信を行なう衛星回線の利用について、天候の影響はどのくらいあるのかということも気になります。現在日本でも利用可能な「スターリンク」でも天候の影響でスピードが遅くなることがあるようです。今はもう終わった技術ですがADSLも雨の日などは遅くなったそうですし、携帯電話の電波も同じ傾向があり、以前固定回線の代わりに使っていた楽天モバイル回線も雨の時には速度低下していました。

現在は光回線にしたことで、昨日のBS放送が中断した時にスピードテストを行ないましたが、天候の影響を受けることはありませんでしたので、通信インフラが動作している状況の中では光回線を引いている場合はNHK+やABEMAのようなインターネットの同時配信をうまく活用してネットを使った情報収集をする方法を併用することを考えておくといいでしょう。

また、私はすでにBSアンテナを設置したことで利用はしていませんが、多くの光回線の場合には月800円ほどの負担をすることによって、ネット配信という形でBS・CS放送を見ることができるサービスがあります(NTTのフレッツ光系のサービス)。自宅付近ではそこまで天候の影響による放送が見られなくなるような事はそこまではないので、あえて契約はしていませんが、台風が頻繁に上陸するような地域では、基本的にBSアンテナを使っていても、放送のバックアップ用にネット上からテレビ放送を見られるようにしておく対策も十分に有りだと思います。

残念なのは、地上波についても技術的には同時配信(基本的には東京で見られるNHKおよび民放)は可能だと思うのですが、せめてテレビ送信施設が利用不可能になった場合には地上波放送についてもネット配信を行なえるような形にして料金が変わらないなら、個人的には加入するのも有りかなとも思うのですが、この辺も台風の多い地域に対しては積極的にサービスの範囲を広げるところもあっても良いのにと思えるのですが。

お出掛け中の罹災が心配される石川県能登地方で発生した地震の状況とその場で心掛けたいこと

昨日の午後、GWの際中としては大きな地震が石川県能登地方で発生しました。最初の地震が起きた時には自宅にいて、テレビは付けていなかったのですが、スマホの画面で私の住む静岡県に関しても発生する可能性がある緊急地震速報が入ったので、すぐテレビを付けたところ、予想される震源域が北陸地方ということで、真っ先に観光地である珠洲市や輪島市の様子が気になりました。

今回の地震でびっくりしたのは、最初の速報から程なくして改めて能登中心に緊急地震速報が出たことで、その時の揺れは一回目より大きくはなかったものの、過去には後から起こった地震の方が規模が大きかった熊本地震のような事例があるため、現時点(この文章を書いているのは5日の午後4時前)でも大きな地震への対策はしっかりして、地震活動の推移を見守るべきだろうと思います。

地元の方々にとっては一部倒壊した家屋もあるという情報もあるので、被害への対応などをする必要が出てくるのではないかと思っていますが、今回の地震が起こった時期は何せ多くの観光客が能登地方を訪れている可能性があるので、今回はとりあえず、私たちが旅行先で地震に遭遇した場合、どうしたら良いのかということについて考えてみようと思います。

観光で訪れている人にとっては、不慣れな地域であるということはあると思います。できるだけ早く自宅に帰りたいという風に考えるのはもっともでしょう。今回の地震では、直後にはJRなどの鉄道は正常に動いているという報道があった後、新幹線(金沢~長野)や周辺の在来線が運転とりやめになりました。幸い今回の地震ではすぐにどちらも運転を再開できましたが、もし自分が金沢駅にいて東京方面に戻る予定だった場合には、不通の情報が出る前に電車に乗ってしまうような素早い判断をした方が良い場合もあります。そのためには適確な情報を収集することが大事ですが、そのために使って欲しいのが、スマホを利用した「複数メディア」の情報を得ることです。

災害発生時にスマホのニュースから情報を得るということは誰もが行なうことだと思いますが、スマホの利用はウェブから入ってくる情報だけではありません。アプリの「radiko」を使うと、現在位置でサービスをしている民放ラジオ局の放送をリアルタイムで聴くことができますので、イヤホンをスマホにつないで、まずはラジオからの情報を聞き続けるようにしましょう。もしメモ用紙があれば、ラジオ放送内で自分に関係ある交通情報の最新情報をチェックすることができます。

それとは別に、ウェブのニュースサイトだけではなく、鉄道の経路検索アプリの中には、路線の不通情報がとりまとめられている場合が多いです。ラジオとどちらが早いかというのは状況によって変わってくるとは思いますが、経路アプリの中にはユーザーの口コミをそのまま掲載している場合もあるので、駅の掲示板の情報などはそうした口コミ情報やTwitterの方が情報が早い場合があるので、常に複数のチャンネルにアンテナを張って、その内容をチェックすることで、その後自分がどう動けば良いのかということがわかってくるのではないかと思います。

車での移動の場合も、今回は高速道路に大きな被害は今のところ見付かってはいませんが、これは震源地がどこかということにも関わってきます。もし震源地が車で帰宅する際の経路にかかっているような場合は、念のためその地域を外して、多少遠回りになっても帰ることができるルートを見つける必要がありますし、さらに車の場合は電車のように簡単に不通にならない代わりに、危険な道であることが天候によって変わってくるような場合もあります。

車で帰る場合には、地震情報だけでなく天気予報もしっかり入手して、車で移動する途中で孤立してしまわないようにルートを決めることも安全に帰るためには大切になります。ルートがあるからといって、決して旧道の峠を使うようなことはしない方が良いと思います。その際のカーナビの経路検索結果については十分疑って、もし高速道が通行止めになったような場合には、食料などをあらかじめ買っておきつつ、最悪車中泊をしながら道路開通を待った方が良い場合もあります。どちらにしても、自分だけがスイスイと帰ることのできる抜け道というのはないと考えた方が良いでしょう。ただそれでも、積極的な情報収集につとめ、他の人のまだ知らない情報を利用すれば、本格的に人が押し寄せる前に行動を起こすことはできます。今回の地震についてもその状況を見ながら慎重に行動し、無事に帰ることができるようお祈りしております。

使わなくなったワイファイルーターはスイッチングハブとして再利用することに

今月末の光回線設置を待ちながら、徐々に自宅内の通信環境を整備しています。現在は楽天モバイルの回線を使ったホームルーターで自宅のインターネットを賄っているので、ホームルーターを窓際に置いているのですが、通常全てのネット接続を利用するためのWi-Fiルーターは日の当たりにくい別の部屋に置いています。そこから外からの視聴も可能なTVチューナーなどに接続しているのですが、そうなると、ホームルーターの置かれた部屋に大画面テレビなど、それ自体でもLAN経由でインターネットに繋がる機器も置いてあるので、今まではテレビにはあえて繋がないようにしていました。

今後は、家族が一緒に過ごすことが多いテレビのある部屋の方にIP電話を持って行こうと思っているので、「テレビ」「4Kチューナー」「IP電話」をできれば有線でつなぎたいと思っています。すでに窓際のホームルーターの回線をWi-Fiルーターで安定して使うために、長めのLANケーブルを部屋またぎで這わせているので、光回線が来たらWi-Fiルーターの置かれている場所にモデムを置き、そこからテレビ方面に今まで這わせてあったLANケーブルを接続する予定なのですが、その際にテレビ以外のネット接続をするためにスイッチングハブを必要とするのです。

当初、新しいものを買おうと思っていたのですが、考えてみると、少し前まで現役として使っていたものの、無線接続が不安定だったので新しいものに変えて使っていたためお蔵入りになっていたWi-Fiルーターがあったのを思い出しました。スペックを見ると有線LANについては全て1,000Mbps対応のLANポートになっているので、設定で利用形態をアクセスポイントモードにし、さらに混信を防ぐためにWi-Fiを使わない状態にすれば、わざわざスイッチングハブを購入しなくても十分に自宅で有線LANが使えるポートを増やせるとわかり、早速設定および設置をしてみました。

たまたまですが、テレビ台の下に設置していた4Kチューナーの横幅とぴったいサイズが合ったので、例えばインターネットはつながっているものの無線の調子が悪い場合など、テレビのある部屋ではパソコンを有線接続して使うこともできるようになりました。ほとんどの場合、無線で大丈夫なのですが、てっとり早くつなげる場合には、やはり有線が使えるようになっていた方が心強いですから、しばらくぶりに現役復帰ということになったわけです。

この他、現在楽天のSIMを入れているホームルーターについて、今まではサブ回線としてpovoのアクセスポイントを設定していたのですが、それに加えて、いざという時に使う頻度が増えるだろうと思われるdocomo回線のmineoのapnもついでに登録しました。

来月からは待望の夜間フリーが利用できるようになりますし(「ゆずるね。」で権利獲得から翌々月の1日から利用可)、深夜と平日お昼の時間以外は低速でも最大1.5Mbpsで使えるような形で契約しているので、光回線のトラブル対策として、つなぎ直して電源を入れればすぐにネットに繋がるような設定ができました。光回線のトラブルということで言うと、NTTのフレッツ光の回線は2023年4月3日の朝から、NTT東西の一部の地域で数時間利用できなくなり、光でんわも不通になったというニュースが有ったばかりです。自宅のIP電話はそんなトラブル時でも、ホームルーターにつなぎ直せばすぐに電話はできるようになるので(緊急通報は元々利用できないので、その場合は携帯電話から掛けることになります)、トラブルを見越して、やはりこうした用意は必要でしょう。

光回線が開通するとホームルーターはいらなくなり、すぐにネットオークションやフリマに出せばてっとり早くお金にはなるものの、いざという時に改めて新しいハードの買い直すよりも、今まで使っていたものを引っ張り出してきてすぐに使えるなら、その方が私としては良いのではないかと思います。

今回は、同時に大型テレビに付けているFire TV Stickを有線化できるケーブル・アダプターの導入も考えたのですが、これについては実際に光回線を使ってやってみて、それでも頻繁に画面が止まるなら(現在は状況によって画面が止まることがあるのです)、新しく買うのも良いかな? と思ってはいるものの、早くFire TV Stickの電源がmicroBでなくType-CのUSB端子になってくれないかなと思っているので、端子の形が変わるであろう、次世代が出るまで待ちたい気持ちもあります。

どちらにしても使いたいハードがあった場合、すぐに注文ではなく、自宅にストックしてある過去のもので代替できないかという事を考えることも大事ではないかと思います。それこそ、回り回って配送業の方々の労力を削減するには、ネット注文を必要以上に行なわないことも大切なのではないかと思います。

Amazonの衛星通信サービス「Project Kuiper」は2024年にサービススタートか

たまたま前日、BS放送について色々書いてみましたが、もし今広い地域を大きな災害が襲い、正確な情報かテレビやラジオからも無音のような状態になったら、私たちはどこから情報を得ればいいのかということも考えておくべきなのかなと思います。

一つの答えとして、かなり広範囲で全てのインフラが使えなくなってしまった場合、現在の日本で国内を広くカバーする通信というと、ラジオの短波放送(ラジオNIKKEIとNHKが海外向けに発信しているRadio Japan)か、AM波を使ってNHKが送信設備が使えるところから大出力の放送を行なうことが考えられます。さすがに、短波放送が聞けるラジオを常に持って使っている人は余程競馬や株が好きな人か(こういう考え方はもはや古いかも知れません)と思うのですが、これからあえて短波放送が聞けるラジオを買わなくても、AM放送であれば普通のラジオでも聞ける可能性はあります。

ちなみに、日本のAM局で500kw以上の出力を持つところは全てNHKの第二ラジオで、東京(693kHz)、札幌(747kHz)、秋田(774kHz)、熊本(873kHz)がそれぞれ500kw、大阪(828kHz)が300kwとなっています。ちなみに第一ラジオでは東京(594kHz)が300kwですが、大都市が災害に巻き込まれてしまうと、その地域では放送を出せない可能性もあります。地域にもよりますが、こうして出力と周波数を列挙していくと、アナログのダイヤルのあるAMの聴けるラジオであれば「6」から「7」で全く反応が無い場合には、さらに範囲を広げて「7」から「9」あたりを探ってみましょう。感度の良いラジオで、さらに周辺のラジオ局が全滅しているような状況であれば、むしろ高出力局は昼間でも聞きやすくなります。

さらに、AM放送の特性として、夜間は長距離受信が可能になる事があります。実際の距離とは関係なく、広範囲に受信できるので、例えば関東地方からでも秋田より札幌の方が聞きやすいというような場合もあり得ます。

ここまでの話は、かなりひどく通信インフラが破壊された場合について考えているのですが(当然携帯電話もつながらない前提)、実はもっと簡単な方法もあります。地上が災害に見舞われていても、放送のために打ち上げられているBS放送はもしかしたら生きているかも知れません。その場合、停電にもなっているだろうと思いますが、少ない電力でも動くBSチューナーとモバイルモニターの組み合わせを使うと、ポータブルバッテリーを利用してBSアンテナを正しい方向に向け直せば、テレビのニュースという形で情報が入ってくる可能性があります。ちなみにこれは、大きな災害で地上波放送が視聴不能になった場合の対策としての話です。

基本的にお金がかからず、少ない準備でも何とか情報を入手するには、今の世の中でもラジオということになるのですが、時代の流れとともにインターネットも通信衛星を経由して利用できるサービスが始まりつつあります。最新のニュースではAmazonが2024年にサービス開始予定という「Project Kuiper」の概要を公開しました。

興味深いのは、そのスピードが超小型モデルは最大100Mbps、標準モデルは最大400Mbps、法人や政府向けの最大モデルは最大1Gbpsの速度という風にアナウンスしています。個人利用であれば「超小型モデル」でも十分そうで、その際の装備(アンテナ)も写真公開されていますが、平面アンテナっぽい18センチ角の大きさのものを三脚のような足で固定し、その重さは500g弱ということです。

もし、こうした装備が一般化すれば、それこそ全国どこにいても衛星をとらえてのインターネットが可能になるだけでなく、BSやAMの電波を出すためには設備の維持や点検が大変ですが、ネットでの中継というのは極端に言うと放送局でも何でもない一般の人間がスマホ一台だけでも行なうことができます。いざという事になれば、災害被災地にあっても、そうした装備を放送局が持っていれば、送信設備が潰れてしまったとしてもその場から中継や連絡が可能になるということです。

こうした機材を個人で持つかどうか? というのは提供される利用金額次第ではあるものの、今後最少のパッケージでこうした衛星通信利用の可能なインターネットシステムを含めた中継システムが普及すれば、情報を受けるこちらとしては、地デジ(ワンセグ放送含む)かBSチューナーを利用したテレビ放送もそれなりに利用が可能になるのではないかと思います。

本来は、日本が打ち上げをした衛星によって国内サービスの発展を期待したいところですが、先日種子島宇宙センターでの打ち上げが失敗に終わったこともあり、海外のサービスを使わざるを得ないのでしょうね。日本の産業を元気にし、新たな通信衛星インターネットサービスを広げて欲しいと思いますが、とりあえずはラジオを確保することと、ポータブルバッテリーに簡易アンテナでも使えるテレビをラジオとは別に持っておいたり、できればBSをポータブルバッテリーを使って停電時でも見られるような事も考えておいていいかも知れません。そして、今回のAmazonを含む地上の設備を使わないネットサービスについても、一般的に使えるようになるのか、この点については今後もその動向については注目していこうと思っています。

災害時に一番重要な準備とは実は「トイレ」でありそのために揃えておきたい道具は

昨日はずっと東日本大震災についての報道を見ながら過ごしていましたが、その中でもほとんど語られないことにちょっと不信感を持ってしまっています。というのも、避難生活の中で「震災関連死」というキーワードまでは出てくるものの、長くなる避難生活の中で一体何がストレスになるのか、その根元のところが語られていない気がするからです。

私たちは、新型コロナに感染しないため、多くの場合自宅から出ないで過ごすような経験をしていますが、外に出られないことで運動不足になるようなことはあっても、基本的な生活自体に困ることはありませんでした。というのも、感染症に備えるような場合は、自宅や職場などでライフラインが不通になることはないので、自宅に帰ってできることはほぼできるという事はあったのです。

ライフラインが寸断されると色々な場面で不具合が出てくるものの、体調を崩すほどストレスになってしまう一番の問題は、自分が行きたい時にトイレに行けなくなるということではないでしょうか。水や食料の入手はできても、人間は食べれば時間を置いて出すことをしないといけませんので、地震の影響でしばらく自宅のトイレが使えず、避難所の仮設トイレは溢れて使うことすらできないような状況を聞くにつけ、まずは災害時のトイレ対策をしないと、体自体に変調が出てしまう事を考えて、用意をしておくべきだろうと思います。

もし自宅に住み続けられる場合、トイレの水は流せないものの、いつも利用している便器にビニール袋を掛けて用を足し、終わったらそこに携帯トイレの凝固剤を振りかけ、そこに水を掛ければ、汚物は固まって多くの自治体では可燃ごみとして出すことが可能になります。

しかし、このように携帯トイレだけでなく、終わった後に水を掛けるのに大事な水を無駄に使ってしまう事は避けたいものです。トイレ用の水は飲用ではないので、どこか水を汲むことができる場所へ行ってトイレ用の水は別に確保しておいても良いですが、それでも避難生活中には水は大事です。そこで、このブログでは再三紹介しているペットボトルに装着する便利グッズを持っておくことをおすすめしたいと思うのです。

装着するペットボトルは500mlのもので、炭酸飲料の入っていたロケット型のものがおすすめです。最近の薄いものだと水を出すために握ったらかなりボトルにダメージがかかりますが、炭酸飲料用のペットぼとるはそれなりに強いので、避難生活用に数本、飲み終えた空のペットボトルを用意しておくのが良いと思います。

この商品は基本的には海外などおしり洗浄便座がない場所で使うものですが、当然ながら水をシャワー状にして掛けられるので、直接ペットボトルから水を掛けるよりも水を節約することができます。トイレでしたら本来の使い方をするだけで汚物にも水がかかっていますので、その後使う水も少なくて済みます。そして何よりも停電時でも水でおしり洗浄ができるという事は、日常の生活に近いトイレを使うことができる事にもなり、ストレスの軽減も期待できます。

また、この道具を複数用意して、汚れた手を洗ったりする場合にも使うことができますし、飲水以外に水を無駄遣いしないための決定的な道具であると私は思うのですが。トイレ対策として携帯トイレを揃えるのと同時にこの手動おしり洗浄用具を持っておくことで、かなりのストレスは抑えられるのではないでしょうか。

なお、屋外やトイレでない室内で利用可能なダンボールで作るトイレについて、あえて市販品を買わなくても、災害対策用の2リットルペットボトル6本入りダンボール2つあれば利用可能であるとの情報を三重県の桑名女性消防団のブログで見付けましたので、リンクを貼らせていただきました。災害対策として2箱分の水をキープしておき、賞味期限が来るぐらいでもう2箱注文するような形でも良いですし、「飲料水2箱」「賞味期限切れでもトイレ用として使える水2箱」という形で計4箱を使いながら回していくようにすれば、あとは携帯トイレの使用期限に気を付けながら管理すれば、非常時のトイレ対策としては万全ではないでしょうか。

https://kuwanafw.exblog.jp/29166072/