円安の影響で物の値段はどう変わり購入における対策はないのかを考える

円相場が乱高下しています。1ドル160円に到達したと思ったら、一気に150円近くまで下がったり、日本銀行の為替介入しているのだろうなと思いながら見ていますが、少なくともネットで買い物をする場合には、円安というのは厳しい状況になっていくだろうと思っています。

物の値段が上がったり下がったり、セールの時期に下がることを狙って待ってみたりと各自色々と工夫していることはあるかと思いますが、日銀が市場に介入したとしても上がってしまうような状況になれば、ネットで物を買う場合にあまりよろしくない影響が出てくるのではないかと心配してしまいます。

というのも、日本は農業でも工業でも原材料を自分で全て賄うのは難しいので、単に海外から輸入する品だけでなく、海外から原材料を輸入して作っている物も上がっていってしまうのです。今後うまく賃金が上がれば良いと言う人もいますが、賃金ではない収入をあてにして生活している人(例えば年金)などは、物価にスライドして収入が必ずしも上がっていくわけではないので、今後も生活が大変になるのではないかと思います。

個人的には、先日から旅行用のバックパックをリストアップしていて、買おうかどうしようか迷っていた製品があったのですが、それが海外メーカーの品でして、昨日ふとその商品ベージ(Amazon)を見たら、その価格が一気に7千円も上がってしまっていました。恐らく円安になる前に仕入れて用意していたものを売り切って定価販売になったのだろうと思いますが、今後はそもそも日本向けの定価自体が上がってしまう可能性があるので、割引率が戻ったとしても元の価格が高ければ、市場価格も上がってしまうかも知れません。

例えば、身近なところだとiPhoneなど海外メーカーのスマホの価格は以前と比べてかなり上がってしまっています。同じようにパソコンについても海外メーカーのものについては、過去と比べるとかなり高くなってしまっています。もし、急激な円安の影響で、同じ製品でも価格が上がってしまうことになると、高いのを我慢して買うか、性能を下げて安い価格のもので妥協するかという事にもなってしまいます。

先日、モバイルノートパソコンを購入しましたが、その時も購入金額は少し前と比べて高い価格で購入せざるを得ませんでした。ただ、一つ救いというものがあって、メーカーの公式ショップが楽天市場にあり、楽天のセールの期間中だけ、購入価格は変わらないものの、通常とはかなり還元率の高いポイント還元がセットになっていたのです。

その時の定価は5万円強でしたが、1万数千ポイントの還元があったので、ポイントを無駄遣いせず必要な支出に使うことで、5万以上するモバイルパソコンを、実質的には4万弱くらいで入手することができたことになります。

今後、円相場がどう変わっていくかはわかりませんが、見通しとしては円安がさらに進んでいくことについては当然起こることだと思わないといけないのではないかと思います。その上で、できるだけ有利な条件でということになると、価格が下がることはもちろんですが、ポイントと合わせた条件はどうかというところまで考える方が良いと思います。

私の場合は、楽天ポイントを中心にポイ活をしていますが、毎月の支出の中で、楽天モバイルの通信料と、ガソリンを入れる場合、1ポイントを1円で決済できるので、ほとんど現金と同じように使うことができるということで、楽天ポイントが付くならその分を実質的な値下げと考えて利用するようにしています。

今後に向けてはもちろん、購入価格自体が下がる方が良いのですが、このまま海外メーカーの製品の日本での定価が上がってしまうようだと、その分をポイントで取り返すようにタイミングをはかるのも仕方ないような気もします。状況の変化で当初予定していたバックパックは購入しないかも知れませんが、今後も価格ウォッチを続けながら次のタイミングを図ろうと思っています。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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円安の影響で物の値段はどう変わり購入における対策はないのかを考える」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    現在のインフレはコストアップが原因となっているものであり、需要増によるものでないだけに賃金上昇につながるものでは無いと思います。価格転嫁力のある大企業では多少賃上げも在りますが、多くの雇用者を抱える中小企業ではその余裕はないと言うのが実情では。
    ポイントを面倒がり、嫌う人も多いですがこれからの時代ポイントをうまく活用する事が購買力維持には欠かせないと思います。
    出光スタンドも楽天ポイントだけでなくdポイント、pontaも使える様になりました。出光スタンドではリッターあたりにポイントが付与されるのでポイント利用分であってもポイントが付与されます。ポイントを購買に活用するのにQRコード決済は有効です。
    dポイントを中心に楽天ポイント、Paypayも活用しています。dポイントは意外にdカード以外から交換出来るルートが多いので貯まります。
    iPhoneであればリクルートカードのmaster,JCBブランドであればnanacoに月3万円はチャージにリクルートポイントがたまり、そのリクルートポイントを等価でdポイントに交換出来ます。
    auPayで税金を納付する時にauPayに月5万円までですがエポスカード、イオンカード(Masterブランド)でチャージ出来ますがそのポイントも等価でdポイントに交換出来ます。
    以前はセゾンカードも利用していたのですが、改悪でポイント還元率が下がりました。ただセゾンカードでJAF会員証となるカードでは年会費の4,000円が2,000円分のポイントで充当出来ます。しかもセゾンカードではポイントが他のカードと合算して充当できます。そこでパールカードはQuicPay利用分は2%還元を利用します。パールカードのQuicPay2%で貯めたポイントをJAFセゾンカードのポイント交換で利用すると2,000円分のポイントで充当できるので実質的には4%還元と同じ効果です。
    楽天ペイではポイント充当分にもポイントが付与されるので普段の買い物で活用しています。
    ポイント活用にはQRコード決済の利用が欠かせないと言えると思います。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    ポイントというのは、現金と比べて将来的に「改悪」があるかも知れない不安定なものではありますが、そうしたリスクを考えた上でうまく使うなり、改悪があればとっとと別のポイントに乗り換えるなど、自分で何とかする工夫が必要になります。ポイントを提供する側からすると、ポイントは現金と違って使われないまま期限切れになってしまうなど、まるまる使われない可能性もあるので、ある程度大盤振る舞いできるような事があるのだろうと思います。

    これは、以前にメーカーが行なっていた申込みによる「キャッシュバック」キャンペーンにも言えるでしょう。値引きでなく申し込んだ人にのみキャッシュバックすることで、その手間をきちんと受け入れて実行するユーザーにメリットが生ずるような事が、ポイントの世界でも行なわれています。ですから、色々ポイントの事について調べ、効率よく貯めるために多少の手間を惜しまないようにするだけで、かなり変わってくると思います。

    実際、旅行の際のレンタカーを予約するにあたり、自分の貯めているポイント付与のある業者を選んだので、その分安く借りられたりという事もありますね。預金金利が上がったといってもまだわずかの中、ポイント還元の数字はなかなか馬鹿にできないものです。お互い便利にポイントおよびスマホ決済を利用していきたいですね。

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