BIGLOBE LTE・3G 「エントリープラン」は高速1GB+Wi-Fi通信付

 ドコモMVNOの契約の中で、何が最強かというところは新しいプランの登場ですぐに変わってしまうことになりますが、私が見てきた中でOCNの「ocn モバイル one」と「BIC SIM」が双璧かと思っていたところ、それに割って入るような魅力的なプランがBIGLOBEから発表されました。自社のウェブサイトやAmazonのサイトの他、イオンの実店舗による対面販売でもパッケージの購入ができるようです。なお、イオンの店舗では期間限定で通常3,150円のパッケージが980円で購入可能とのことです。

 新しいプランの中で注目したいのは、、最安の月額980円(すでにBIGLOBE会員なら、ベーシックコース月210円分を差し引いて月額770円というかなり安い価格になります)の「ベーシックコース」です。このプランは月に1GBまで高速通信が利用でき(今のところ速度切り替えアプリはない模様)、高速の1GBを使い切った場合は送受信最大128kbpsに制限されるようにはなるものの、980円で月1GBというのはかなり使い出があるでしょう(使い切ってしまった場合でも、100MBにつき315円の「ボリュームチャージ」を購入して高速を維持することも可)。

 さらに、有料のWi-Fiスポット(Wi2 200のステッカーがある場所との記載があります)をスマートフォンやタブレットで利用可能とのこと。ただしWi-Fiスポットについては、以下のリンクを見てみるとわかりますが、「BIC SIM」のように「Wi2 300」のサービスをまるごと使える感じではないようです。

http://support.biglobe.ne.jp/mobile/wifispot.html

 かいつまんで気になる記述について触れてみると、エントリープランは「BIGLOBE LTE・3G」の「その他のプラン」に該当するので、端末1台分まで利用可能にとどまるというのがこれを書いている時点での解釈になるでしょう(2013年12月2日確認の情報で記載しています)。利用には「オートコネクト」という賢くWi-FiとLTE・3Gを使い分けてくれる専用アプリ(Androidのみ)を利用するか、接続機器のMACアドレスを登録することでWi-Fiスポットが使えるようになります。「BIC SIM」と比べると制限もあるように感じるサービスのようなので、加入前に自分の使い方に合うかどうか確認が必要になるでしょう。

 自宅のインターネット接続がBIGLOBEの場合は、相当安く1GBという容量を高速で使えるのでおすすめですし、スマートフォン中心にWi-Fi接続をするだけ(他の端末でWi-Fi接続は使わない)ならかなりコストパフォーマンスの高いプランだと言えます。ただ、今回のBIGLOBEのプランではiPhoneでも使えるnanoSIMはあるものの、現状ではSMSが付けられません。iPhoneで使う場合はSMSオプションがあった方がいいことを考えると、BIGLOBEではSMSオプション付きのカードを2014年2月に出すとのアナウンスも出ていますので、すでに他社の契約をされている方は、もう少し様子を見るという選択肢もあるのではないかと個人的には思います。契約プランの中には、スマートフォン(AQUOS PHONE SH-06Eがベースの端末でテザリング可、エリアメールの対応はなし)、タブレット端末(Nexus 7(2013))をセットしたプランもありますので、全く端末を持っていない方にも魅力的ではあります。私は今のところ、マクドナルドでも使えるWi2 300のサービスは旅先でのもしもの場合に残しておきたいので、とりあえずBIC SIMはそのまま使おうかと思っています。


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