今は無理でも後で揃えたいもの

 

東京の秋葉原でも懐中電灯と単一、単二電のアルカリ電池が売り切れたという事ですが、懐中電灯はともかく、何故アルカリ電池なのか個人的には理解しがたいところです。東京は被災地ではあるものの、時間が区切られた停電であり、何もアルカリ電池を使わなくても充電式のニッケル水素電池(単三、場合によっては単四)を使い回しすればいい話だからです。手持ちの懐中電灯が単一や単二を使用するものであっても、写真のような単三電池にかぶせて使うスペーサーを用意しておけば済む話です。停電の時に使えるように毎日充電すれば、それ以上の電池は必要ない事は明らかでしょう。現在ではこうしたものも手に入りにくくなっているようですが、現在直接地震の被害がない方については、手に入りやすくなった時点で手に入れればいいと思います。とにかく今は、品物がないからといって、本来なら被災地で使われるべき一次電池のアルカリ電池や、今回紹介した品物を今の時点でを買い漁るような事はしないようにお願いしつつ、自分が直接罹災した時のための停電克服グッズについて考えてみようと思います。

今回の電池消失騒ぎは、今回以降の震災でも引き続いて起こるような気がしています。電池はともかく、明かりとラジオ、携帯電話充電グッズは事前に用意しておけばまずはあわてずに済みます。まずは、以上に挙げた全ての機能が入った防災ラジオを手に入れましょう。例えば、

・ソニー ICF-B02
・東芝 TY-JR10-W

のようなものです。手回しで発電でき、ラジオだけでなくライトや携帯電話充電ができるのがポイントではありますが、単四電池2本で携帯電話の充電以外の機能が使えるというのも大きなポイントです。今回の震災では、電池は単一、単二がすぐになくなり、単三も数える程という状態ですが、単四電池は残っていたりします。普段使いのものは単三電池の利用が便利ではありますが、アルカリ電池を使用する前提では単四電池を使えるものも並行して揃えておくと、充電した手持ちの電池が切れた時の頼みの綱になります。

また、LEDを使った単四電池使用のランタンおよびLEDライトも購入候補に入れておきましょう。

・GENTOS EX-547SR(単四×3本タイプ)
・OSRAM DOT-it

電池の事でいうと、リチウム電池を使ったヘッドランプの製品も、人の買わない電池を使っているという事で、主要な電池が全て売り切れたような場合でも電池を購入できる可能性はあると言えます。ただ、くれぐれも今すぐ購入しようと思わないでいただければ幸いです。今被災地ではそれこそ生命にかかわるほどの物不足が現実のものとなっています。ひととおり支援物資が被災地の方々に行き渡った時点でこうした事について考えてみてください。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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