現在、私のメインスマホにはRakutenモバイルのSIMと、LINEMOのSIMの二枚同時使いにしています。こちらからSMSを送信する場合には通話だけでなくSMS送信をデータ通信で行なえるため送信料を無料で送ることのできるRakuten Link(楽天モバイル回線のみ)を使っていますが、受信については二つの電話番号に送られるSMSは、最初からスマホに入っている「Googleメッセージ」アプリの方で見ています。
ちなみに、SMSを受信したタイミングで私がいつも腕に付けているスマートバンドにその内容が通知されるので、スマホを見なくてもそのSMSの内容を手元で確認できるのですが、ちょっと文字が小さくて見にくいので、よくあるサイトログインに使用する二段階認証コードが送られてきて、それがパソコンのウェブサイトへアクセスするために使用するような場合は、何度も問違った文字列を送ってしまったりとスムーズに行かず、結局改めてスマホを開いてGoogleメッセージに着いた内容を確認するというような事もありました。
そんな中、このGoogleメッセージアプリはパソコンのウェブブラウザで見られるようにできるということを知り、その方法を試してみました。
https://support.google.com/messages/answer/7611075?hl=ja
上のリンクにあるようにスマホでGoogleメッセージアプリを開きながら、パソコンとのペアリングを行なえば、「PC版Googleメッセージ」を使いスマホで表示されていたメッセージの内容がパソコンでも見られるようになります。ブラウザからでもSMSの送信は行なえますが、その際の料金はRakuten Linkのように無料ではなく、契約通信会社の規定する一通あたりの送信料がかかりますので、その点は注意しましょう。
手持ちのLinux Mintを入れたモバイルパソコンにはWineというWindows用アプリが使えるアプリを入れていますので、すでに「デスクトップ版Rakuten Link」を入れているので、パソコン上からでも通信の条件さえ揃えばパソコンからでも無料でSMSを送信できますが、パソコンでは特にネットサービスで来る二段階認証用のSMSの受信はできませんでした。
しかし、Linux Mintのブラウザからでも(私のブラウザはChromeです)Googleメッセージの内容を一覧表示できるようになったので、パソコンで各種サイトにログインする中で二段階認証を利用する場合、このPC版Googleメッセージが威力を発揮する事になります。
ここまで書けばおわかりかと思いますが、パソコンで何でも良いのですが二段階承認の必要なサイトにログインする場合、事前にPC版Googleメッセージのサイトを開いておき、別のタブでサービスにログインする中、二段階認証用の文字が送られてきたらメッセージをブラウザで確認してそのまま入力ということができるわけです。
パソコンでSMSを見る場合、時と場合によっては外から覗き見られる可能性もあるので使い方にはくれぐれも注意する必要はありますが、スマホとのペアリングは解除できるので、複数の人が使う可能性のあるパソコンの場合は使った後にはペアリングを解除するなどの手間は必要なものの、主にパソコンを使って様々なサイトへログインしたいというような場合にはこうした機能は便利ですね。
今後、Googleメッセージの利用者が増えてくれば、それこそRakuten Linkや+メッセージよりも使い勝手は広がる可能性も出てきます。ただ現状で、メッセージの閲覧がパソコンでできるようになるだけでもかなり便利だと思うので、こうした事を知っておくだけでも役に立つのではないかと思いますね。