今年も終わりになってきて、改めてここ数年の買い物について考えてみることにしました。一般的に買い物といっても、後に残るものか食べたり遊んだりしたりして残らないものかで変わってきますが、今回は買った後も残るものについて、その使い方について考えてみたいと思います。
まず、買ってしばらくすると古くなって使い物にならなくなる代表だと思われていたパソコン(主にノートパソコン)を捨てずに済むように再生できたということがかなり大きい私の状況の変化でした。スマートフォンについてはさすがに古いものになるとたとえきちんと起動しても文鎮にしかならない状況になってしまいますが、パソコンの場合は必ずしもそういうことにはなりません。
Windows10を入れて使っていたノートパソコンの中で、正式にWindows11に対応しない古いノートパソコンは軒並み粗大ごみになることは覚悟していたのですが、現在はLinuxを入れて見事に全てのノートパソコンを再生できたので、今後も古いパソコンを使い続けることは可能だと思います。今後、手持ちのパソコンでどうしても次世代WindowsOSが動かなくなったら、新しいものを買うと思いますが、どちらにしてもWindowsをメインにしないやり方の方が、別の方面にお金をかけられるようになると思いますので、まだMiniPCのブームが終わらなければ、ノートパソコンよりもそちらのパソコンの方をメインにWindowsは使っていきたいと思っています。
それに関連しますが、バッテリー付きのノートパソコンに比べるとMiniPCだけでなくデスクトップパソコンは急な停電に弱く、作業中に落ちてしまう状況は極力避けたいところです。現在、ノートパソコンのバッテリーを外しても安定して使い続けるために、UPS機能の付いたポータブル電源に接続して使っているのですが、今回はもう少しポータブル電源の利用範囲を広げることも考えてみました
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具体的には、今使っているWindows11の入ったMini PCだけでなく、自宅のインターネット環境である光回線を落とさないために、モデムとWiFiルーター類をUPS機能の付いたポータブル電源に接続し、落雷などで数秒停電しても作業が中断しない(光回線自体が止まったらアウトですが)環境を作りました。その際の電力をモニターできるのですが、モデムとルーターをつないだだけではほとんど電力は消費してなく、MiniPCを起動した時だけ写真のように20W台の消費電力になります。
現在、UPS機能が使えるポータブル電源は2台あるのですが、もう一台も別の部屋の方でバッテリーを外したノートパソコンと一緒に使っています。今後は、部屋から持ち出したり災害時に独立して使えるように、将来的にはもう一台手ごろな価格のものを買おうかなと思います。というのも、新しいポータブル電源の出現によってリン酸鉄バッテリーを内蔵していて理論的に10年使っていられる大容量の旧機種が安くなって来ているので、そういうのがタイミング良く買えると良いのですが。ただ、新しくメーカーから出ているポータブル電源も、基本的な容量は少ないのですが、ワイヤレスで接続可能な追加のバッテリーパックを替えることで大容量化できるようになっているので、魅力的ではあるのですが。
どちらにしても、今後もポータブル電源の進化および、今後出てくるであろう薄型で安価になるというペロブスカイト太陽電池については、魅力ある製品は多く出てくるだろうと思います。自宅だけでなく日常的にポータブル電源とソーラーパネルを持ち歩いて自家発電することも十分可能になると思いますし、私の自宅の狭いベランダでもそれなりの発電力を有するシステムを作ることはできるようになるのではないかと思っています。
さらに手持ちのポータブル電源を増やすことで、災害時だけでなく通常時でも太陽電池から充電し、電気代の節約にも役立てて行ければと思っていますが、ポータブル電源だけで全ての生活をまかなおうとは到底思っていません。安定して供給される電力についても十分活用しつつ、色々と考えながら長く使える物を増やしていければと思っています。
バッテリー付きのノートパソコンに比べるとMiniPCだけでなくデスクトップパソコンは急な停電に弱く、作業中に落ちてしまう状況は極力避けたいところです。現在、ノートパソコンのバッテリーを外しても安定して使い続けるために、UPS機能の付いたポータブル電源に接続して使っているのですが、今回はもう少しポータブル電源の利用範囲を広げることも考えてみました
写メ拝見。お使いのMiniPCは1年ほど前にリリースされたモデルですね、N100CPU、メモリ12GB、ストレージはM.2 SSDと記憶しています。
気になったのは、てらさんともあろうお方が、こんな廉価にしてお世辞にも高性能とはいえないモデルを、一体何に使っているのだろう、ということ。まさかメインPCとは俄に信じがたく、予備機かサーバーか、一体なんだろう、ということです。
一度、お持ちのPC全てについて、てらさんがどういう役割を与えてご使用なさっているのか、ということでエントリーされてはいかがでしょうか? のらくろが思うに、それだけでもかなりの分量の記事になるかと思いますし、読者各位にも参考になること間違いないです。
UPS的モバイルバッテリの使い方、というのはアリですね。MiniPCユーザーは「かなりの廉価でまあ使える性能」か、「かなりの高性能でもそこそこの値段」にばかり囚われて、予期せぬ停電にMiniPCはお手上げ、ということを存外忘れていますから。のらくろも今回のてらさんのエントリーで、改めて自宅のPC環境見直してみました。
のらくろさん コメントありがとうございます。
MiniPCの使い方については、現在モニターもキーボードも付けていません。なぜかというと、自宅内および外出先からパソコンを起こして(Wake on lan)、リモートデスクトップ上でMiniPCを使っているからです。こうすることによって、Linux Mintはもちろん、ChromebookやAndoridタブレットの画面で自宅のMiniPCをコントロールして使うことが可能だからです。ノートパソコンにしなかったのは、自宅から動かすつもりがなかったことと、モニターすら必要ないと思ったからです。
もちろん、強引に使おうとすれば、手持ちのモバイルディスプレーとキーボードを付ければ自宅でデスクトップパソコンとして使えますが、物理的にハードをつなぐよりも、起動してリモート操作してしまう方が楽ですし、現在の私のパソコンの使い方だとWindowsでしか使えないような状況はそこまでなく、ブログ書きなどの用途はほぼLinux Mintで完結してしまっていますので。
あと、個人的にはパソコンでゲームや動画編集をするようになれば高性能なパソコンを使うこともあるかも知れませんが、持出すものについては、極力中にデータを残さず、基本的な性能だけで十分使えると思われるLinux Mintを中古で使い勝手の良いノートパソコンにするというパターンは変わらないと思います。
ちなみに、このお返事は、手持ちのAndroidタブレットにBluetoothでマウスとキーボードをつなぎ、リモートデスクトップから自宅のMiniPCを呼び出し、そのMiniPCからコメントを書いています。今回ポータブル電源とMiniPCをつなげたことで、自宅の電力事情を考慮しなくても、ネット回線さえ繋がっていれば、AndroidタブレットだけでWindows環境を扱えるというのはなかなか便利です。